人事院月報 2024年12月号 No.904
20/40

四 ACCSM+3上級実務者会合おわりに五  三 ACCSM+3閣僚級会合た。本会合は前述のACCSM+3閣僚級会合に先立つ準備会合として位置付けられ、現行の「ACCSM+3行動計画二〇二一︱二〇二五」の進捗状況の確認や、次期計画である「ACCSM+3行動計画二〇二六︱二〇三〇」策定に向けた意見交換等を行いました。矢島国際課長からは、閣僚級会合と同様、日本主催事業への各国からの積極的な参加を期待するとともに、各国の事業実施に向けては、有意義で効果的な内容となるよう、立案の段階から関係国間で意見を交わしながら進めることが重要である旨発言し、ACCSM+3の枠組みにおける各国主催事業がより充実したものとなるよう期待を寄せました。グローバル化やデジタル化の進展により社会が一層複雑化する中にあって、文化や社会の面で密接なつながりを持つASEAN及び日中韓三国の間で公務員に関する事柄や情報交換のネットワークを構築し、各国の課題について互いに学び合うことは、重要かつ意義深いことです。人事院は今後も、ACCSM+3の枠組みでの事業協力を通して、公務分野におけるASEAN諸国との協力関係を推進したいと考えています。ACCSM+3閣僚級会合に、日本からは人ジョン・ステートメント及びその実施計画が採択されました。同実施計画には、人事行政分野においても、ASEAN各国の公務員の能力強化のための協力を促進する旨が記載されています。事院より鈴木事務総局審議官(研修・国際担当)(開催当時)が出席しました。鈴木審議官からは、日本主催事業への各国からの積極的な参加を歓迎し、日本としても人事行政の分野で最大限の協力をして各国との協力関係を更に深化させたい旨言及しました。また、会合内の「公務におけるワーク・ライフ・バランスの実現に向けた、メンタルヘルスとW戦略の強化に関する意見交換会」においてステートメントを発表しました。その概要は次のとおりです。二〇二四年八月七日に開催されたき、W目指した様々な取組を行っています。クスタイム制の拡充・柔軟化、勤務間インターバルの確保や休暇制度の見直ngに関する政府●様々な取組の一方で、直面する課題の●人事院は、国家公務員が働きがいをしなど、柔軟な働き方を実現するための制度改革を検討するとともに、ワークライフバランスを実現しやすい制度の拡充を図っています。解決には道半ばであります。こうした状況の改善に人事院が組織一丸となって取り組む上で、職員の指針やよりどころとなるミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を今般策定しました。持って、いきいきと仕事ができる環境を創り出すことを通じて、行政サービスの向上を実現し、国民の幸せを目指します。二〇二四年八月五日に開催されたは人事院より矢島国際課長が出席しましell-bei●人事院では、職員一人一人が躍動でell-bei●具体的には、長時間労働の縮減、フレッngが実現される公務をACCSM+3上級実務者会合に、日本から(左)会合で発言する鈴木審議官(開催当時)182024 12月号 人事院月報

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る