③ 決定した給与水準・うにPR」すべきか各班において様々な意見が出され、非常にリアルな学生目線での議論が行われました。一例として、民間企業のみを志望している学生に国家公務員を選択肢として考えてもらえるよう、全国の大学の掲示板や大学のメール、電車広告等の学生の目に留まりやすい媒体を活用すべきとの意見や、インフルエンサー等とのコラボ動画を作成して公務の魅力をアピールすべきとの意見が出ました。□人材局次に、人材局のワークショップについてご紹介します。人材局は、はじめに国家公務員の「キャリア支援」の現在地点及び検討課題の説明を行いました。その上で、キャリア支援の全体像を分析して、全体メニューとしてどのような支援が必要か検討する「キャリア支援班」と、女性のキャリア支援のための研修の在り方について検討する「女性職員のためのキャリア支援研修班」のどちらか一つを選択してもらい、それぞれの班で更に二つのグ決定方法を「どのよ① 国家公務員の「給与水準」は、現行より② 国家公務員の給与水準を「どのように決ともに、参加者からの様々な質疑に対して回答するなど、アイスブレイクを行いました。ここからはメインイベントとなる業務体験ワークショップについてご紹介します。□給与局務員のあるべき給与水準の決定」という課題に取り組んでもらいました。具体的には、①「国家公務員の「給与水準」は、現行より高くあるべきか、低くあるべきか」、②「国家公務員の給与水準を「どのように決定」すべきか」、③「決定した給与水準決定方法を「どのようにPR」すべきか」の三つの課題について、三班に分かれて検討し、発表を行っていただきました。テーマごとの議論の状況や発表で出た意見は次のとおりです。ど、公務の置かれている現状や人材確保への影響等について議論した結果、全ての班において、給与水準は高くあるべきとの結論が出ました。給与局のワークショップでは、「国家公高くあるべきか、低くあるべきか国家公務員志望者数が減少しているな国家公務員志望者数の減少や転職を前提とする考え方の変化など、人材獲得競争が激化しているといった指摘があったほか、給与水準を引き上げることにより優秀な人材が公務に集まり、より良い行政サービスの提供が可能になるのではないかとの意見や、国家公務員は激動の時代において多くの社会問題に対応しなければならないため、大手民間企業と同程度の給与水準を保障すべきとの意見等、様々な意見が出ました。定」すべきかどの年齢層の給与を重視して、どの程度引き上げるべきか、そのためにはどのような決定方法を取るべきかという観点から、各班において活発な議論が行われました。優秀な若手人材を確保するため、初任給を更に引き上げるべきとの意見や、働き盛りの中堅層も組織として重要であり、離職を防ぐ観点から概ね三〇〜四〇歳台の職員の給与を重点的に引き上げるべきとの意見が出ました。また、決定方法については、現行では国家公務員の給与水準は民間企業従業員と均衡させることを基本として決定することとしていますが、有識者からの意見聴取等の新たな枠組みを導入すべきとの意見もありました。・2024 12月号 人事院月報20
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