人事院月報 2024年12月号 No.904
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院としても非常に価値がありました。学生の皆様にとって、職員との意見交換や、業務に関する課題取組などを通じて、少しでも人事院に興味を持つきっかけになっていれば幸いです。ループに分かれ計四グループでワークショップに臨みました。さらに、グループごとに議論した内容を資料にまとめ、人材局の幹部に対して提案し、意見交換を行いました。てご紹介します。●キャリア支援班当たり、どちらのグループも、国家公務員の離職や志望者の減少などが背景にあるのではないかと考え、これらの課題解決に資する観点から必要な取組を検討しました。キャリアについて細かく記載できるキャリアプランシートを作成し、上司や人事担当者と共有することで、キャリアを能動的に決めているという意識の向上などを図る施策を提案しました。ンターンシップの実施など、採用後のミスマッチを防ぐための施策を提案しました。●女性職員のためのキャリア支援研修班ティーを向上させるためには、それぞれが望むワークライフバランスを達成することが必要であり、これを達成するには上司のグループごとの議論や提案の概要についまず、支援の全体像や必要性を考えるに一つ目のグループは、自分自身の今後のもう一方のグループは、官庁訪問前のイ一つ目のグループは、仕事のクオリ理解が重要なのではないかと考えました。この観点から、研修を受講する女性職員の上司にも研修に参加してもらい、女性職員と上司が理想と現状を話し、それぞれが望むワークライフバランスの実現を目指す研修を提案しました。もう一方のグループは、女性活躍推進のため、女性管理職の割合を上げる必要があるのではないかと考え、女性管理職を目指すきっかけとなるような研修として、女性管理職による経験談などからなる座談会形式の研修を提案しました。最後に女性幹部職員との懇談会を行いました。女性幹部職員からはキャリアパスの概要を紹介しました。質疑応答では学生から様々な質問が飛び交い、「今後の志望先やキャリアを考える上で参考になりました。」等肯定的な意見が多くありました。おわりに今回のプログラム全体を通じ、改めて女子学生の皆様の意識の高さ、課題に対する前向きな姿勢、そして自分自身のキャリアに対して真摯に向き合っていることを感じることができ、大変有意義な二日間となりました。特に、学生の視点からの課題設定や政策のアイデアを得られたことは、人事人事院月報 No.904女子学生霞が関体験プログラム  〜人事院のグループワークのご紹介〜取材メモ全体の様子21

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