皇居や御所で働く業務内容着用場面写真は漁業調査船開洋丸 の。(写真提供:水産庁)《海上保安庁̶全職員》※職員であれば式典等で全員着用の機会があります。海上保安庁は、国土交通省の外局として一九四八年に発足し、海上や沿岸における犯罪の取締り、領海警備、海難救助、海洋環境保全、災害対応、海洋調査、船舶の航行安全などに取り組んでいます。海上保安庁では、式典の際に冬場は第一種制服を着用し、夏場は第二種制服を着用します。巡視船勤務や海上保安部で勤務する際は第三種制服や第四種制服を主に着用し介します。 《宮内庁管理部大膳課̶配膳従事員》業務内容毎年、春と秋の二回、赤坂御苑で催される園遊会や、皇室における国賓のご接遇での宮中晩餐を始め、国内外の要人をお招きされる午餐、茶会など宮中の儀式・行事において、天皇皇后両陛下始め皇族方、並びにその賓客への飲料、料理の配膳に従事します。また、天皇陛下及び内廷にある皇族方のご日常のお食事について供進に関することを担当しています。着用場面新年祝賀行事、講書始の儀、歌会始の儀、午餐、晩餐、園遊会、文化勲章受章者等茶会を始めとした宮中の儀式・行事において配膳に従事するときに着用します。制定の経緯、歴史現在の制式は昭和四四年四月に配膳従事員職服として定められました。職員からひと言特別な服のため、初めはどのように着るの三等航海士のもます。制定の経緯、歴史第一種制服は海上保安庁職員服制(昭和二三年運輸省令第三三号)が制定されました。海上保安庁設立の年から着用が始まっています。デザインの更新は複数回行われています。職員からひと言季節によって式典の際に着用する制服が異なり、これまで受賞した表彰や経歴によって身に着けるバッチが増えます。写真は第一種制服(二等海上保安監)(写真提供:海上保安庁)宮内庁や皇宮警察本部には職務に応じて様々な職服があり、今回はその一部をご紹人事院月報 No.904制服を着て執務する国家公務員 ~どの制服を着て働いてみたいですか~取材メモ29
元のページ ../index.html#31