Press.pp267-287OxfordUniversityOrganizationalSocialization組織の永続性も低下させることになるでしょう。力を高めることで、採用ブランド力が高まり、多くの優秀な人材に選ばれる組織になることが、組織成果や組織の成長、永続性につながるのです(図2)。る力を高めようと取組を始めています。先述したように、官公庁の仕事の質は、我々国民の生活の質に直結します。我々の生活の質をより良いものにしていくためにも、官公庁もオンボーディングを充実させることが求められます。自組織のオンボーディング施策が不十分と感じているのであれば、今からでも遅くはありません。早急に現状把握から取り組み、効果的なオンボーディング施策のデザインに着手してください。今がそのときです。オンボーディングを充実させ、組織の魅今、多くの日本企業は、組織になじませ引用文献尾形真実哉(二〇二〇)、『若年就業者の組織適応︱リアリティ・ショックからの成長︱』白桃書房。尾形真実哉(二〇二一)、『中途採用人材を活かすマネジメント︱転職者の組織再適応を促進するために︱』生産性出版。尾形真実哉(二〇二二)、『組織になじませる力︱オンボーディングが新卒・中途の離職を防ぐ︱』アルク。尾形真実哉(二〇二四)、「新卒採用者のオンボーディングプログラムのデザインとコンテンツ」『甲南経営研究』第65巻第1・2号、57-97頁。(2012),reBestInWanbergizatiliithofOrganPracticesKleinC.R.i,w,H.JB.n.,,尾2025 1月号 人事院月報 andPoonsOnBoardOnboardn?” (ed.),TheOxfordHandbook“A□□□10甲南大学経営学部教授。宮城県に生まれる。2007年神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程を修了(博士〈経営学〉取得)。同年4月より甲南大学経営学部経営学科専任講師、准教授を経て、2015年甲南大学経営学部経営学科教授となり、現在に至る。専門分野は組織行動論、経営組織論。近著に『若年就業者の組織適応̶リアリティ・ショックからの成長̶』(白桃書房、2020年)、『中途採用人材を活かすマネジメント̶転職者の組織再適応を促進するために̶』(生産性出版、2021年)がある。その他、共著書籍や論文、新聞記事なども多数執筆。略歴:形 真実哉Profile□□□
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