力試験全体の出題数を四〇題から三〇題に削減しました。試験日程については、令和四年公務員人事管理に関する報告で言及した採用試験改革の一環として、令和六年度までの二年間で一か月程度の前倒しを段階的に行うこととしており、令和六年度は昨年よりも三週間ほど早い試験日程で実施し、前倒しを完了しました。申込者申込者数は、院卒者試験が一、三五〇人で、昨年度に比べ一三六人(九・二%)の減少、大卒程度試験が一二、二四九人で、昨年度に比べ六三七人(四・九%)の減少となり、全体では一三、五九九人で、昨年度に比べ七七三人(五・四%)の減少となりました。このうち女性の申込者数は、院卒者試験が四〇一人(昨年度五〇五人)、大卒程度試験が五、三七四人(昨年度五、四一二人)、全体では五、七七五人(昨年度五、九一七人)でした。また、申込者に占める女性の割合は、院卒者試験が二九・七%(昨年度三四・〇%)、大卒程度試験が四三・九%(昨年度四二・〇%)、全体では四二・五%(昨年度四一・二%)となりました。として、総合職試験、一般職試験、専門職試験及び経験者採用試験を実施しています。の経験者採用試験(「係長級(事務)」を除く。)の最終合格者の発表を最後に予定どおり終了しました。実施結果試験等の実施結果について、その概要を紹介します。 1 調査及び研究に関する事務をその職務とする係員の採用試験です(実施結果の詳細は表1のとおり。)。人事院は、院卒者試験・大卒程度試験等これらの試験は、令和六年一二月一九日本年度実施された院卒者試験・大卒程度総合職試験総合職試験は、政策の企画及び立案又は人材局試験課人事行政報告二〇二四年度院卒者試験・大卒程度試験等の実施概要※「教養区分」を除く総合職試験(院卒者試験及び大卒程度①⑴人事院月報 No.906 試験)総合職試験は、院卒者試験で一〇区分(従来、秋に実施していた司法試験合格者を対象とする「法務」区分を司法試験の日程の後ろ倒しを踏まえ春に実施したことにより、昨年の九区分から一〇区分に増加)、大卒程度試験で一一区分の計二一区分で実施しました。そのほか、昨年度からの変更点として、本年度より人文系の専攻者が思想・哲学、歴史学、文学・芸術、人文地理学・文化人類学といった自らの専門分野を選択して受験できるよう、院卒者試験の「行政区分」に人文系の選択コースを新設し、大卒程度試験の「政治・国際区分」を「政治・国際・人文区分」に改編したほか、基礎能力試験の知識分野を時事問題中心とし、基礎能13
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