人事院月報 2025年3月号 No.907
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おわりにⅢ 人事院では国家公務員災害補償制度の適切な運用の取組の一環として、災害補償業務の効率化を図るため、令和五年度に平均給与額計算支援ツール「ダブリューさん」の開発を行いました。翌月号以降の人事院月報において「ダブリューさん」の概要や開発経緯に関する記事を掲載する予定です。御拝読いただき、「ダブリューさん」の公式キャラクター「だぶ龍」とともに、取組内容について是非御理解いただけますと幸いです。けるものであるため件数が多く、また、金額も高額となる傾向にあります。次に、福祉事業について種類別に見ると、福祉事業全体に占める実施件数の割合は、遺族特別給付金(年金)(約四六%)、休業援護金(約一八%)の順に高く、金額では遺族特別給付金(年金)(約三九%)、遺族特別援護金(約二二%)の順に高くなっています(図5、6)。なお、特別給付金は、いわゆる「ボーナス」に相当する給与を、被災職員への給付に反映させるために設けられています。特別援護金は、民間企業が労働者災害補償保険法等による給付とは別に企業独自に行う法定外給付との均衡を考慮して、国として独自に支給しているものです。いかがでしたでしょうか。国家公務員災います。人事院として、引き続き被災職員の皆様が迅速・公正な補償等の支援を受けることができるよう、国家公務員災害補償制度の適切な運用に取り組んでまいります。御不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。害補償制度は国家公務員が安心して働くためのセーフティーネットであり、万が一、災害に遭ってしまった際には、国家公務員災害補償制度による補償等を受けることが可能であることをお分かりいただけたと思2025 3月号 人事院月報   18「ダブリューさん」公式キャラクター「だぶ龍」

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