近年の公務員による不祥事の原因と思うものについて公務員の姿勢として不足している、あるいは更に求められるもの祥事の原因はどのようなものだと思っているか、複数回答方式で尋ねたところ、最も多かった回答が「個人の資質(倫理感、規範意識や当事者意識の欠如など)」(回答者の七〇・四%が選択)であり、次いで多かった回答が「組織の体質・文化・価値観(慣例に縛られる、外部への説明責任の不徹底など)」(回答者の六二・六%が選択)となりました(図4)。して、公務員の姿勢として特に不足しているもの、あるいは、更に求められると思うものについて、複数回答方式で尋ねたところ、最も多かった回答が「公私の区別を明らかにし、職務や地位を私的利益のために用いないこと」(回答者の四六・三%が選択)であり、次いで多かった回答が「法令を遵守し、職務を公正・公平に遂行すること」(回答者の三九・六%が選択)となりました(図5)。市民アンケートで近年の公務員による不市民アンケートで倫理保持の現状に照ら00人事院月報 No.907「公務員倫理に関するアンケート」(令和6年度)の結果概要人事行政報告3047398283254218135704626463396362310308200300400100200300500600700400500(人)100市民(n=1,000)(人)市民(n=1,000)特になし個人の資質(倫理感、規範意識や当事者意識の欠如など)組織の体質・文化・価値観(慣例に縛られる、外部への説明責任の不徹底など)幹部・管理者のリーダーシップやマネジメントの欠如仕事のやり方(事業者等との接触ルールの不備、デジタル化の遅れなど)その他公私の区別を明らかにし、職務や地位を私的利益のために用いないこと法令を遵守し、職務を公正・公平に遂行すること国の予算の財源は国民の税金であるという自覚をもって効率的に職務を遂行すること仕事のやり方の透明性を高め、説明責任を果たすこと国民の利益を第一に考えることいわゆる縦割り行政とならないよう、幅広い国家的視野を持って職務を遂行すること国を支えているという使命感、高い志を持つこと政治に対して、専門的・中立的な立場から適切な助言や政策提言を行うこと25図4近年の公務員による不祥事の原因は何だと思いますか。該当するものを全てお選びください。(複数回答可)一般職の国家公務員の職務に係る倫理保持の現状を踏まえると、現在、一般職の国家公務員の姿勢として、特に不足している、あるいは更に求められると思うものを3つ以内でお選びください。(複数回答可)図5
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