人事院月報 2025年3月号 No.907
34/40

雰囲気はアットホームで柔らかく、他の局の方でも依頼を快く引き受けてくれたり、分からないことは細かく教えてくれたり、丁寧で優しい方々に恵まれて良かったです。〔伊関〕率直に業務が面白いと感じます。なかなか想像しづらいことも具体例があると分かりやすいと思うのですが、今は個別の事案を担当し、具体例の部分に触れているので興味深いです。大学で勉強しているときは、手続的で何のことだかよく分かっていなかった内容も、今実際に起きているものを見て、こういうことを言っていたのかと分かる場面があり、もう一度勉強し直したいと思うこともあります。私も、周りの人に恵まれているということを感じます。率直な疑問も正面から受け止めて一緒に考えていただいており、本当に有り難いです。局長までチャットで連絡を取ったり、説明に伺ったりすることもあり、幹部との距離が近いのも良いなと思います。〔穴山〕私は元々採用に関する業務に携わりたいと思っていたのですが、企画課に配属していただき、まだまだサポートが中心ですが、やりたい仕事に関われているといす。私の親は仕事から帰った後に私たち子どもの世話をしてくれて、食事の用意もしてくれて、家事も完璧にしてくれていたのですが、私は一人分の家事もきちんとできていなくて。実家に帰ると、「仕事頑張っているね」と声を掛けてくれるのですが、親の方がずっと頑張ってきているのに、優しく接してくれて、親の無償の愛を感じると言いますか、有り難いなと感じています。〔濵名〕私は学生生活が終わってしまったなというのを強く感じます。これまでの人生のほとんどの時間を、幼稚園から大学といった教育機関で、教えてもらう立場として過ごしてきましたが、これからは能動的に学んでいかなければならないのだなということを感じます。与えられる側から与える側にならないと、と思います。〔濵名〕公務員試験の受験生だった頃、パンフレットで見ていた先輩が本当にいて、目指していたところに来られたんだと思い、とても感慨深いです。〔梶浦〕良いと思うところは二つあって、一つはDX(デジタル・トランスフォーメーション)が進んでいたこと、もう一つは思っていたよりも前例主義ではないことです。働き始めるまでは、公務員といえば、書類がたくさんあって、判子のスタンプラリーをする、みたいなイメージもありました。でも実際には、紙に触れる機会はあまり多くなく、驚きました。また、制度照会への回答案を過去の同様の例を参考に作って先輩に確認してもらったとき、「過去と同じにすれば良いわけではない」との指摘をもらい、必ずしも前例主義ではないんだなと実感しました。〔大森〕私も梶浦さんと同じで、DXが進んでいると思いました。判子がないことにまず驚きました。公務員のデスクのイメージは紙が積み上がっていて、紙の雪崩に巻き込まれるようなイメージもあったのですが、皆さんの机の上がサッパリきれいで、PCだけで完結できる環境でした。だからこそ、テレワークもしやすいと感じます。人事院に入って公務員のイメージが大きく変わりました。公務員は、かっちり・きっちり・まじめ、笑わないんじゃないだろうか、くらいに思っていたのですが、職場の人事院で働いてみて良かったこと2025 3月号 人事院月報    32

元のページ  ../index.html#34

このブックを見る