加えて、これからは学び続けることをや〔伊関〕人事は流動的な分野だと思うので、先を、先を、アンテナ高く読んでいくことが大事だと思っています。人事行政の今後を考えようとしても直ぐには浮かんで来ないのですが、ある意味それが正しい気がします。コロナ禍のことを思い出しても、世の中がこんなに変わっていくとは思わなかったですし、これからも変わっていくことはたくさんあると思います。ですが、変える必要がある、となったときに急に変えようとしても間に合いません。変化を敏感に察知して、必要なときに動ける余地を残しておくということが大事ではないでしょうか。〔大森〕私はスピード感が大事だと思っています。人材という観点で言えば、学生の就職動向や考え方が変わってきたり、転職志向が高くなっていたりということがありますが、民間企業の採用動向は国家公務員の試験制度・採用にも大きく影響してきます。民間に後れを取らないということももちろん大事ですが、民間と同じ対策ではうまくいかないところもあると思うので、情報をよく分析して、スピード感や柔軟性を持って制度改革を進めていくことが大事ではないでしょうか。た。この気持ちは忘れないようにしたいです。〔濵名〕これからはというか、これからもなのですが、相手の気持ちを考えてコミュニケーションを取る、ということを大切にしたいです。思いやりを持って仕事をしていきたいですね。めない、ということを大切にしていきたいと思います。今いる部署では、今まで馴染みのなかった様々なアプリケーションを使って仕事をしているのですが、こういったものを学んでいくことでキャリアが開けてくると思うので、主体的に学んでいきたいです。〔梶浦〕メリハリを付けることを大切にしていきたいです。これから約四〇年社会人として働いていくことになりますが、健康が第一だと思いますので、働くときは一生懸命取り組んで、早く帰れるときは早く帰る等、メリハリを付けて働きたいです。〔梶浦〕これからも、だと思うのですが、ユーザーのニーズに寄り添い続けることが大切だと思っています。時代がどんどん変わって、価値観も多様化し、考え方も変わってきている中で、今の時代に合った政策を立案できるようにアップデートしていく必要があると思っています。〔濵名〕最近では様々な場面で「多様性」という言葉を耳にすることが増えました。人材の確保やDXの推進など、あらゆる人事施策においても、正解が多様化しているように思います。どの方法を取り入れていったら良いのかは難しいところだと思うのですが、柔軟にアプローチしていくことが大事なのではないでしょうか。〔穴山〕私は「公務員を元気に せに」という人事院のMVVのミッションに共感していて、このMVVこそ人事行政が目指すところだと思います。新人の今できることは限られるかと思いますが、まずは、MVVのバリューの一つである「失敗恐れず積極果敢に」を大切にしたいです。国民を幸これからの人事行政はどうあるべきか2025 3月号 人事院月報 34
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