人事院月報 2025年3月号 No.907
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【第三セッション】テーマ:基調講演では、青木尚美・東京大学公共奉仕型)の各リーダーシッtransformatiell-beill三iWipin人事院月報 No.907ACCSM+3 の枠組みにおける国際協力事業 国際ワークショップ 「公務におけるワークエンゲージメントとウェルビーイング」の開催人事行政報告         oftransformativeSupportngonaWorkleadershp)に基づくタレントマネジメンLeadershEngagementandservantての刺激になると実感します。また、人事院が人事行政分野の交流と議論を行う多国間の場を設け、そこで我が国の改革、改善の実践例を紹介することは、我が国への理解と評価を高めるとともに、他国の課題解決と行政の質の向上に資することにもなり、ソフト面での国際貢献につながると思われます。人事院としては今後も、ACCSM+3の諸活動に関与し、各国の人事行政機関と手を携えて、公務員制度の発展と改善に積極的に取り組んでいきたいと思います。(ワークエンゲージメントとウェルビーイングを支えるリーダーシップ)政策大学院准教授が、ワークエンゲージメントの定義やウェルビーイングの多様性について解説しました。また、その両方を促進し得るものとして、トランスフォーメーショナル(オーセンティック(authentic本物、真正の)、エシカル(ethicaント(プ型について説明し、万能なものはなく、リーダーのコントロールできない要因も数多くあると強調しました。国別発表では、変革的なリーダーシップ(ト、コンピテンシーフレームワークを用いた段階的なリーダーシップ開発などについて取り上げられました。続くパネルディスカッションでは、職場における信頼関係の構築、それが導く上司・部下間のフィードバックの意義、エンゲージメントとウェルビーイング向上施策の実施上の課題、それを克服するリーダーの役割などについて意変革型)、倫理的)、サーバ見が交わされました。また、第三セッションの関連行事として、各国の同伴参加者(若手リーダー)が青木准教授の司会の下で円卓会議を行いました。会議では、第三セッションの議論を踏まえつつ、「各参加者が思い描く理想のリーダー像と、そうした理想のリーダーになるために今後自分自身が努力すること」をテーマに、自由闊達な意見交換を行いました。人事院はこれまでも、ACCSM+3の諸活動に積極的に参加し、各国の人事行政機関と協力関係を築いてきました。各国の社会経済事情は多様であり、公務員制度の在り方にもそれぞれ特色がありますが、活発な民間経済や社会のデジタル化等を背景として、各国の公務が直面する課題には、人材確保やモチベーションの向上など、共通するものもあります。それぞれの状況を踏まえつつ意見交換を行うことは、公務員人事管理に責任を持つ政府機関のプロフェッショナルとして、相互に研鑽を積むことにつながり、公務員制度の改善に向けまとめ07人事院のウェブサイトから、川本総裁のビデオメッセージやワークショップのサマリー(英語)などをご覧いただけます。(日本語)https://www.jinji.go.jp/seisaku/kihonshisaku/kokusai/asia.html(英 語)https://www.jinji.go.jp/eng/policies/international/accsmplusthree.html

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