人事院月報 2025年4月号 No.908
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倫理審査会の取組倫理法令違反の防止のためには、国家公土作りを進めることが基本ですが、併せても、倫理法・倫理規程について理解していただくことが重要です。このため、倫理審査会では、秋吉会長、山下委員及び伊藤委員が公益社団法人経済同友会の幹事会に出席して、国家公務員倫理のルールに関する説明を行うとともに、国家公務員倫理の保持に関する広報活動への協力依頼等を呼びかけました。また、事業者団体等に対し、公務員倫理に係る広報活動を展開し、多くの団体に、広報誌やホームページ等へ倫理規程の概要を掲載するなどの御協力を頂きました。令和六年度は事業者向けに作成した国家公務員倫理啓発活動のポスターについて、全国一六駅(札幌駅、新千歳空港駅、地下鉄仙台駅、盛岡駅、東京駅、浦和駅、名古屋駅、浜松駅、大阪駅、京都駅、広島駅、岡山駅、高松駅、松山駅、博多駅、鹿児島中央駅)のデジタルサイネージ(電子看板)へのポスター掲示による啓発活動を行いました(写真1)。また、公募した令和六年度の国家公務員倫理に関する標語(職員向け・事業者向け)の最優秀作品及び優秀作品に対する表彰式を開催しました(後述「コラム〜国家公務員倫理に関する標語表彰式・懇談〜)。さらに、倫理審査会発足二五周年を踏まえて作成した、ケーススタディ教材(「事例で学ぶ職場の倫理リスク」)、会合参加時のチェックツール、利害関係者リストのサンプルの各府省への周知も行いました。各府省等における取組倫理審査会から各府省等に対して倫理保持施策に対する倫理月間中の積極的な取組を要請しています。各府省等では、職員が利用できる相談・通報窓口(内部・外部)の周知徹底、倫理監督官や各官署の長等か人事行政報告(写真1)東京駅デジタルサイネージ国家公務員倫理審査会事務局倫理審査会公式マスコットりんりん&BanBan職務員員がの行倫う理職意務識のの相か手ん方養やとな倫る理事的業な者組等織に風人事院月報 No.908     09 国家公務員倫理の効果的な浸透を図ることを目的に、毎年12月を「国家公務員倫理月間」として、全職員を対象としたeラーニング研修の実施、管理職員等による各職場でのメッセージの発出、職場内での意見交換の実施など、多様な倫理啓発活動を行っていただいています。 今月号では、令和6年12月の倫理月間の活動として、各府省等や倫理審査会が実施した取組のうち、代表的なものをいくつか紹介します。令和6年度  国家公務員倫理月間を振り返って

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