◆出席者◆(敬称略)○各界有識者昭彦久芝2025 4月号 人事院月報 山田芝・田中経営法律事務所弁護士藤岡実佐子帝國製薬株式会社代表取締役社長湯本浩司読売新聞東京本社論説委員○倫理審査会会長秋吉淳一郎委員あおい有紀(フリーアナウンサー)山下良則(株式会社リコー代表取締役会長)ン・マネジメント研究科教授)伊藤かつら(人事官)秋吉会長 本日はお忙しいところ座談会に御出席いただきまして本当にありがとうございます。この座談会は、公務員倫理に関し、広く有識者の皆様の御意見を伺い、今後の倫理制度の検討に当たっての参考にさせていただくという趣旨で開催するものです。国家公務員倫理審査会は平成一一年一二月三日に発足し、この一二月で二五周年を迎えました。公務員倫理の保持は、公務に対する国民の信頼を確保することを目的とするもので、この二五年間の運用により、おおむね定着してきていると思われる一方で、不祥事が続いたことを受けて制度が導入されたという経緯に照らし、厳しい内容であるということは否定できないと思っています。社会情勢に応じた倫理制度の在り方も検討していく必要があると思っているところです。本日は、様々な分野で御活躍されている有識者の皆様に出席いただきましたので、公務員倫理を取り巻く状況の変化あるいは今後の課題などについて、忌憚のない御意見を賜り、今後の検討の参考にしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。○国家公務員の倫理保持に関する評価等藤岡氏 弊社は製薬会社ですので、医師の方々との付き合いなど、規制が厳しくて苦労している面はあります。国家公務員の(法政大学経営大学院イノベーショ人事行政報告国家公務員倫理審査会事務局02 国家公務員倫理審査会は、発足から25周年を迎え、国家公務員の倫理について各界有識者の方々から御意見を伺う機会として、令和6年12月に国家公務員倫理に関する座談会を開催しました。 座談会では、国家公務員のあるべき職業倫理や倫理規制の在り方、倫理制度と人材確保との関係、不祥事を起こさない職場風土を確立するための取組などを中心に、幅広く意見交換を行いました。~国家公務員倫理に関する座談会を開催~国家公務員倫理の現状・今後の課題と展望
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