選考委員会の模様 ◆ ○○○○○○氏○〇◆2025 5月号 人事院月報 ジを的確に伝え、認知度・信頼度・評判の向上に寄与するという広報の本質が、このプロジェクトに見事に表れており、風評被害への対策における現代の模範となると感じた。国内では野生絶滅してしまったトキを、地元と一体となって生息地として復活させた取組は、日本の各地で絶滅に直面している重要な生物の保護事例とし第三七回「人事院総裁賞」受賞者を決定するに当たり、各界有識者から成る選考委員会を令和六年一二月二日(月)に開催しました。受賞者・受賞グループについての選考委員会における御意見等を紹介します。特殊救難隊や機動救難士など、この種の業務で勤続一八年という長きにわたり人命救助の最前線で活躍され、非常に苦労されたことと思う。常に心身を鍛え、後進の育成にも貢献されてきた。まさに命を削るような活動で頭が下がる。高度な知識の継承に際し、業務の負荷を少しでも減らすような様々な手法を研究・開発している姿勢や実績、海外での災害派遣など、幅広い貢献をされてきたことを高く評価する。第一線で活躍した姿を見せ、その功績が表彰されたことで、後に続く人々がこの業務を目指すきっかけとなることを期待したい。SNS活用によるインプレッション数が圧倒的。低迷していたホタテの消費額が約一.五倍程度に増加した実績も評価できる。まさに国民運動の形成という広報のモデルケースである。本件に限らず、農林水産省の広報手法の好事例を他省庁にも展開されることを期待したい。広報というこれまで受賞歴のない分野からの応募であり、比較的若い職員たちがSNSという新たな媒体と感性を活用して価値を創造した点が評価できる。公務において、世界や国民に発信することの重要性が増している。農林水産省は早期からその視点を持って挑戦しているが、今回のプロジェクトは深刻な課題に自律的に取り組み、成果を挙げた素晴らしい例と考える。メッセージ、アイデンティティ、イメー海上保安庁第三管区海上保安本部横浜海上保安部警備救難課海上防災係長農林水産省#食べるぜニッポンプロジェクトチーム徳永悠希環境省関東地方環境事務所佐渡自然保護官事務所▲佐宗委員▲所委員▲玉塚委員長▲石戸委員12
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