人事院月報 2025年8月号 No.912
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国家公務員倫理審査会会長秋吉淳一郎■人事院月報 No.912人事管理官会議総会の開催~各府省との連携・協力のもとに、適切な人事制度やその運用の改善に努める~人事行政報告    ●公務に対する国民の信頼の確保に向けて秋吉国家公務員倫理審査会会長は、公務に対する国民の信頼の確保に向けて、倫理研修の定期的・計画的な実施や内容の充実、気軽に相談できる職場風土の構築など、信頼確保のための取組を行うよう各府省に要請しました。でまいりますので、新しい時代を見据えて、皆様の御理解と御協力、御尽力を賜りますようお願い申し上げ、私からの御挨拶とさせていただきます。くため、以上の三点に加える新たな重点課題として、第一に「﹃単なる知識﹄から﹃具体的な場面を意識した知識﹄へ」という視点、第二に「倫理保持に関する新たな価値観の設定~倫理を﹃身を守る武器とするもの﹄へ~」という視点、第三に「倫理法令上の規制に関する検討」の三つを設定したところです。各府省におきましても、全職員に対する倫理研修の定期的な実施、倫理月間における啓発活動、職員からの相談・通報の窓口の設置など、倫理保持に向けて御尽力いただいているところです。という現状と課題認識が示され、四つの観点から、具体的な施策が提言されています。です。提言一つ目の「使命感を持って意欲的に働ける公務」の具体策である、国家公務員の行動規範の策定と浸透策について、各府省のミッション、ビジョン、バリューなどに関する取組も御紹介いただきながら、率直な意見交換をお願いしたいと考えております。をしっかりと受け止め、日頃より人事運用・一つ目は「使命感を持って意欲的に働・二つ目は「年次に縛られず実力本位で・三つ目は「働きやすく成長を実感でき・そして、最後の四つ目は「多くの人か公務組織の生産性を高めつつ、国の未来を支えるため、人材マネジメントのパラダイムシフトが必要ける公務」働ける公務」る公務」ら﹃選ばれる﹄公務」この後予定されている分科会では、最終人事院は、人事行政諮問会議の最終提言の現場におられる人事管理官の皆様とも連携・協力しながら、有為で多様な人材にとって魅力ある公務となるよう、国家公務員人事管理の改革に今後も全力で取り組ん人事管理官の皆様には、日頃よりそれぞれの府省において、公務員の倫理保持のために御尽力を頂いておりますことを、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。国家公務員倫理法・倫理規程は、本年四月に施行二五周年を迎えました。倫理審査会は、国家公務員の倫理の保持に向けて、職員一人一人の倫理意識のかん養、倫理的な職場風土の構築、事業者等や国民に対する周知や理解の促進、という三点を主要な柱として各種施策に取り組んできているところ、二五周年を契機に、より実効的な倫理保持の仕組みへ発展させていおわりに17

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