非常に多くの利用者でにぎわう新宿駅│読者の皆様の多くも一度は行ったことがあるのではないでしょうか。そんな新宿駅に二〇一六年「バスタ新宿」が誕生しました。バスタ新宿は、鉄道やバス、タクシーなど、多様な交通モードがつながる集約型の公共交通ターミナルを、官民連携で整備する「バスタプロジェクト」の一環で造られました。その名のとおり大型バスやタクシーが発着する巨大バスターミナルになっていて、国土交通省関東地方整備局東京国道事務所が管理を担当しています。今回は、東京国道事務所を訪ねて、日々の業務やバスタ新宿、TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)など、国道にまつわる様々なお話を聞かせていただきました。まず、バスタ新宿にある打合せスペースにて、現在東京国道事務所で勤務されている岡本さんと鹿間さんにお話を伺いました。(小野寺さんのお話は06ページから始まります。)――東京国道事務所について教えてください。[岡本]東京国道事務所には一五の課と、(敬称略)インタビューにお答えいただいた皆さん《関東地方整備局東京国道事務所》※事務所の所在地は九段下です。《国土交通省道路局国道・技術課》インタビュー計画課企画係長岡本 寛人月報編集部交通対策課鹿間 美咲2025 8月号 人事院月報 02 私たちの日々の生活や経済活動に不可欠な道路。より国民に近いところで国道に関する業務を担う国家公務員を訪ねてバスタ新宿へ向かいました。なんと、バスタ新宿は駅ビルかと思ったら、法律上では国道! インタビューさせていただいたバスタ新宿内にある打合せスペースは“国道上にある打合せスペース”でした。道路を造り管理するだけではなく、まちづくりとして「にぎわい」をつくり出すまで彼らの仕事は広がります。道路メンテナンス企画室 課長補佐(元東京国道事務所副所長)小野寺 純一いつもの道を“にぎわいの場”にする仕事~東京国道事務所を取材しました~
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