人事院月報 2025年8月号 No.912
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▲ 研 修 員 が 活けた生け花木苺の実も摘みました。研修員は翌日以降も散策を愉しんだそうで、最終日には生け花を二点寄贈してくださりました。 今回のバンコクでのプログラムに三日間参加して、アジア各国において職員のウェルビーイングの実現を志向する姿が印象的でした。また、日本の取組を自国でも導入できたらよい、参考にしたいといったコメントや質問が数多く寄せられました。「課題のフロントランナー」として加盟各国にとって有益な情報提供に努めること、文化や社会の面で密接なつながりを持つASEAN各国及び日中韓で互いに学び合うことは意義深いと感じました。(こやま・しげきアンバサダーの仕組みを取り入れた。で業務の内容、楽しさ、意義を発信してもらうことで、優秀な人材が惹きつけられる。社員は誰でもアンバサダーになれ、就任すれば誇りを感じて会社に長く貢献してくれると思う。社に行ってしまうこと、②転職先を選ぶ際に自分のネットワークの中で選んでおり、特に若い人はソーシャルメディアに頼っていること、③家族や友人、関係者のことを信頼していること、④Z世代は社員の発信内容が会社の内実を正確に反映していると見ていることの四つである。)四2025 8月号 人事院月報  ス」というネーミングで職員のウェルビーイング向上のための活動を行っているそうで、培ってきたタイの文化を大切にしながら職員一人一人に寄り添う姿勢がうかがえます。※「OCSCキャンパス」の活動内容アンバサダーとなった社員にSNSなど導入理由は①採用候補者の半分は他の会おわりに曼荼羅アートと生け花タイのOCSCでは「OCSCキャンパサージを受ける、ウオーキング・ランニング大会)② 感情に関するもの(僧侶にお布施(毎③ 金銭的なもの(退職後に向けた資産運④ 社会的・環境面のもの(公務プライド週金曜日の早朝)、曼荼羅アートセラピー、ストレスマネジメントワークショップ、オンラインメンタル相談)用に関する研修)月間の催し、スポーツデイ)のほか、OCSCタウンホール(世代間ギャップを解消し積極的な傾聴を奨励する交流)私の勤務する公務員研修所(埼玉県入間市)では、初任者から幹部まで階層別に三七コースの行政研修を主に合宿形式で実施しており、希望する研修員は勤務時間外に、講師の指導の下、早朝にヨガ(コンディショニング)の体験をしたり、自ら企画して各種スポーツ大会などのレクリエーションや様々な活動を行ったりしています。豊かな自然環境の中で愉しんでほしいと思い、五月に、新たに初任行政研修で希望者を募り「入間の森 休みに催しました。レンジャー経験豊富な職員のガイドの下、哲学の道を歩きながら、様々な植物を観察し、学名の由来や椎の木に因んだ万葉集の和歌の話で盛り上がり、① 身体的なもの(タイの伝統的なマッ自然観察ツアー」を昼▲ 「入間の森 自然観察ツアー」の様子▲哲学の道(公務員研修所)40

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