人事院月報 2026年6月号 No.922
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ロス(損失)を排除するリスクの回避に多大なロス(損失)が伴この場合は、ロスを少なくします。つまりもう一つの方法は、どのような場合でも意思決定を歪ませる集団規範図1の左上に示すとおり、リスクの知覚動が、他部署ではそうではなかったことに気付いたり、指摘されるチャンスが生まれます。あるいはKnowような行動をとっているのか」と改めて問われたり考えたりすると、前例に従っていただけとか、過去のメンバーの行動がそのまま習慣化しただけ、といったことに気付くこともあります。若い方々が不安全行動をとっていたら、それはひょっとすると、自分たちの日頃の行動の真似事かもしれません。その人の行動を注意するのと同時に、自分たちの行動も振り返ってみましょう。why教育で「なぜそのは、今も多くの業界で行われています。う場合も、不安全行動が選択されがちです。例えば、作業の打合せを終えてから高所の作業現場に行く時に、遠回りをして階段を使えば安全なのはわかっているけれど、つい、近くのハシゴを一人で上ってしまうというケースです。先ほどの例でいうと、打合せ場所の近くに階段を作れば、遠回りをする必要はなくなるので、皆が階段を上るようになるでしょう。リスクが回避できるように環境を変える方法(環境改善)です。高所に上って設備の稼働状況を確認する必要があるなら、設備自体を地表付近に設置したり、稼働状況を表す計器を地表付近に設置するといった方法です。や評価、意思決定には、性別や年齢、経験といった個人差も影響します。どれだけ交通事故の被害の大きさを訴えても、スリルを求めて高スピードを出すドライバーがいるのはそのためです。しかしそれ以外にも、意思決定を歪ませる要因があります。それは職場の人々の行動です。自分が安全行動をとろうと思っても、同じ職場の人々が習慣的に不安全行動をとっていたら、どうでしょうか。きっと、安全行動をとるのに大きな勇気がいるでしょう。これまでの研究でも、安全行動の発現には、自分自身の安全意識より、職場の人々の行動の方が影響力が大きいケースがあることがわかっています(長谷川,2012れは特に、管理職ではなく一般職に広く見られる特徴でした。また、企業によっても傾向が異なり、安全施策(安全教育や安全管理活動)が個人の安全意識を通じて安全行動の発現につながっている企業もあれば、安全施策とは無関係に、職場の人々の行動だけに規定されている企業もありました。職場のような集団で共有されている暗黙の了解のことを、集団規範と言います。集団規範は、集団のメンバーであれば、その規範に従うことを強要する「目に見えぬ圧力」を持ちます。これを排すには、他の集団の視点が重要です。他部署の人達と相互に安全巡視を行うと、自分の部署では当然視されていた行)。こ不安全行動に対する防止対策の要点と 取組の例表 109八七-人事院月報 No.922職場の不安全行動について~不安全行動の発生プロセスと防止への取組~寄稿  防止対策の要点リスクを知覚させるリスクを正しく評価させる不安全行動のベネフィット(利益)を下げるロス(損失)を排除する集団規範への留意防止対策(取組)の例・ハザードマップ・事故事例の紹介(事故事例カレンダー等)・Know-why 教育・イエローカード方式(グリーンカードも)・安全行動をとりやすいような環境改善・他部署との相互安全巡視・Know-why 教育

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