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 派 遣 研 修
 留学レポート紹介(行政官長期在外研究員制度)
 【レポート1 財務省 松井一時】    


  財務省に入省し、令和2年の夏から2年間米国に留学する機会を得ました。1年目はマサチューセッツ州にあるマサチューセッツ工科大学(金融学)に、2年目はカリフォルニア州にあるカリフォルニア大学バークレー校(MPA)に留学しました。どちらの大学においても金融・経済学などの分野で世界的に著名な教授陣から学び、優秀な同級生たちと切磋琢磨することは大きな刺激となりました。
 生活面では、1年目に居住したボストン近郊は、多くの大学が密集する地域であり、学内外の学生たちと交流の機会がありました。また、2年目のバークレーでは家族も帯同し、家族ぐるみで同級生たちと交流することができました。
 今回の海外留学を通じて、新たな自分の専門性を築くとともに、異国での生活を通じて日本に対する新たな視座を得ることができました。このように国家公務員としての仕事は、留学も含め国内外で様々な貴重な経験ができることを知っていただけたら嬉しいです。
 

 
  マサチューセッツ工科大学
マサチューセッツ工科大学
  カリフォルニア大学バークレー校
カリフォルニア大学バークレー校
  【レポート2 総務省 藤田孝紘

 2019年から英国のロンドン大学(UCL)、ケンブリッジ大学で公共政策を専攻し、英国の自治体のデジタル化や民間企業のサイバーセキュリティを推進する政策について研究しました。先進的な取組を進める英国の最新動向や直面する課題について見識を深め、国際的な視野に基づく政策立案に役立てています。
 現地ではコロナ禍によりロックダウンを余儀なくされましたが、各戸の窓から拍手を送り医療従事者への感謝を示すなど、危機的な状況に団結して立ち向かう社会のあり方に感銘を受けました。その他にも、日本とは全く異なる暮らしぶりを目の当たりにし、多様な人々の生活や価値観を想像し理解する素地が育まれたと感じています。
 社会に出てから自らの関心に基づいて研究に専念する機会を与えてくれる本制度は決して一般的ではなく、行政にはそれだけ大きな期待が寄せられています。皆さんが、行政官としてのキャリアを選択され、創造的な研究を通じて企画される素晴らしい政策を一緒に実現していけるのを楽しみにしています。
 


グループワークの様子
             
  
自習室の風景
   
家族との生活
     

 
 【レポート3 公正取引委員会 松井佑介】

2020年9月~2022年7月まで、スペインのマドリード・カルロス3世大学の修士課程でEU法及び知的財産法を研究する機会をいただきました。1年目は、英語とスペイン語のバイリンガルコース、2年目はスペイン語のコースでした。コースの同級生は自分以外スペイン人やラテンアメリカから来た人だけだったので、彼らとの授業内外でのコミュニケーションを通じてスペイン語がかなり鍛えられました(話すスペイン語が出身によってアクセントや単語が違っていたことも興味深かったです)。また、コースの履修課程の一環で、スペインの競争当局(日本の公正取引委員会にあたる組織)でインターンシップをさせてもらえた経験もかなり印象深いです。
 生活面でもシェアハウスに住んで、シェアメイトのスペイン人や他のヨーロッパの国の人と交流を深めることができました。
 今回の留学を通じて、何事もチャレンジすることが大事であり、過去の経験やイメージにとらわれずに自分のやりたいことにトライすることが重要だと感じています。
留学で得た知識や経験を今後の業務に生かしていきたいと思います。

 
卒業式(履修コースの友人と)
 
履修コースの同級生と先生
 
ソル広場でのカウントダウン
 留学レポート紹介(行政官短期在外研究員制度)
【レポート1 厚生労働省 北原加奈子 
 
 2018年7月より1年間、米国政府での調査研究の機会を頂きました。7月から11月はCDC(疾病管理予防センター)にて、11月からは保健福祉省ASPR(事前準備・対応次官補局)にて公衆衛生危機管理の実践について学ばせて頂いております。
米国は公衆衛生危機管理において世界をリードする位置づけにあり、その米国の政府内で業務の実際を見せて頂ける機会は、本制度だからこそ実現できたものです。単に米国政府の考え方や仕事の進め方、最先端の研究成果等を知るのみならず、日本政府からの派遣という立場から我が国の取組について尋ねられることも多く、改めて日本についても理解を深める機会となりました。また様々なご縁を頂き、米国や各国の行政官との絆が出来たことも得難い経験となりました。関係者の皆様に感謝申し上げますとともに、今後も本制度を通して多くの方が貴重な経験をされることを祈っております。




 
 写真1の1
連邦議会議事堂の見える
ASPRオフィスにて
 写真1の2各国行政官との記念撮影  写真1の3
各国行政官らとBBQパーティーにて
 
【レポート2 総務省 井上あゆみ  】  
 

 平成30年11月より、ベルギー・ブリュッセルにある欧州委員会通信総局で、「EUにおけるプラットフォーム政策」をテーマに調査・研究をする機会をいただきました。アメリカや中国の巨大プラットフォームサービスの影響をどのように受け止め、利用者の利益に還元していけるのか。今日本でも論点となっているものに、EUでは積極的なルールメイクで対応しようとしており、法案が作られていく過程を目の当たりにするなど刺激の多い日々を送っています。
 同僚たちは一人ひとりが多くの仕事を抱える一方で、家族のために早く帰ったり、同僚の誕生日やクリスマスをお祝いしたりと公私の切り替えが非常に上手。私も、ベルギービールの探求や美術館巡りなどオフにはヨーロッパの文化も楽しみながら、
EUにもいいインプットが与えられるように、残りの時間を大事に過ごしていきたいと思います。このような経験に興味のある皆さん、ぜひ国家公務員の扉を叩いてみてください。


写真2の1
   欧州委員会事務局本部にて
                                                    
           写真2の2   
ヨーロッパのICTイベント会場
                                      


                                


                                         
【レポート3 特許庁 常見 優

 欧州連合における知的財産権の権利行使の取り組みについて調査研究するため、スペインに所在する欧州連合知的財産庁に半年間滞在する機会を頂きました。
 欧州連合知的財産庁の職員と席を並べながら、調査研究テーマに取り組むだけでなく、欧州連合知的財産庁が取り組んでいる様々なプロジェクトにも参画し、彼らと一緒に議論し仕事をする中で、彼らのプロフェッショナル意識を強く持って高品質な成果を高効率性に遂行しようとする姿勢や、より高度な仕事をするためにもワークライフバランスを大切にする姿勢など、大いに刺激を受けました。また、上司部下の垣根や部署間の職員同士の垣根が非常に低く、コミュニケーションが活発な雰囲気や、国籍、言語、文化といった多様性を尊重するという欧州連合の理念を体感できたのも、非常に貴重な経験だったと感じています。
 そして、私が滞在したことで、彼らにも日本の知財制度や特許庁の取り組みにも大いに関心を持ってもらうことができ、日欧間の垣根を低くすることにも貢献できたかなと思っています。
   

 写真3の1
 私のデスク
 写真3の2
欧州連合知的財産庁の外観
 写真3の3
欧州連合知的財産庁が所在するアリカンテ市の町並み