特集記事04 | 人事院での1年目って?
人事院職員になって初めての1年を終え、2年目を迎えたIさん。昨年はどんな1年だったのか、人事院に入りたての1年目職員・Aさんがいろいろ聞いてみました!
Aさん:インタビューワー。人事院で働き始めてまだ数週間。
Iさん:人事院で働き始めて2年目。
Q1 1年目職員の業務について
まずは単刀直入にお聞きしますが、1年目職員はどんな仕事をするのでしょうか?採用前とのギャップや、何か驚いたことがあれば教えてください。
配属先にもよりますが、私は、担当する案件の対応方針の検討とそれに基づく決定書等の作成、制度照会への対応、会議資料の準備がメインで、そのほかは日常的な庶務業務も行っていました。
若手のうちから重要な業務に関わることができるとは聞いていたものの、“自分が案件の対応方針を提案し、それを幹部職員に説明して、了解をもらえればそのとおりに案件が進んでいく”というのは、実際にやってみると色んな意味でドキドキしたのを覚えています。私もまさに今同じような状況です。そういう仕事に携わりたいと思って人事院を志しましたし、その覚悟もあったつもりですが、いざ実際に責任ある業務を任されると、やりがいを感じる反面、責任感と不安を感じますよね。
本当にそのとおりです。最終的な意思決定までのプロセスにおいて、上司や先輩職員からのアドバイスやチェックがあるので、そこまで思い詰めることはないのですが、緊張感は常にあったように思います。
Q2 1年目職員の1日の流れについて
昨年のIさんのとある1日のタイムスケジュールを図にしてもらいました!この日は少し残業をされたんですね。実際のところ、残業は多いのでしょうか?
残業の多さは担当業務の性質や時期によって変わりますので、1年目だから多い・少ないということはないと思います。同期同士でも勤務スタイルが全く違いますし、それは他省庁の同期と比べても同じ事が言えるな、という印象です。
私の配属先の場合、業務スケジュールに余裕がある日は上司も定時退勤をするので、部下の自分も遠慮なく定時退勤できてとてもありがたいです!上司が先に退勤すると自分も帰らなきゃ!という意識になりますよね。それに、定時退庁日のアナウンスが流れたり、院内全体を通して残業を減らそうという意識があるなと感じています。
タイムスケジュールに話は戻りますが、この「プロジェクトチームの会議」とは何ですか?去年、私は配属先の業務とは別に、採用活動に関するプロジェクトチームに参加していて、この日はその活動がありました。人事院ではこの他にも様々なプロジェクトチームがあり、もちろんその規模や目的にもよりますが、1年目の職員でも参加の機会があるんですよ!
1年目からそういう活動に関われるんですね!私はまだ自分の仕事を覚えるので精一杯なので、参加は難しそうですが…。
もちろん配属先での業務が最優先です。でも、上司や先輩の皆さんが、挑戦したい心意気を尊重して協力してくださるので安心してくださいね。プロジェクトチームでの経験も、仕事にきっといい影響があると思いますし、気になるものがあればぜひ積極的に手を挙げてみてください!
Q3 1年目職員へのサポートについて
ついこの前、1週間の研修があって、同期のみんなと一緒に国家公務員としての心構えや人事院各局の業務内容、一般的なビジネスマナーを学びました。このほかにはどんなものがあるんですか?
配属先での業務内容はそれぞれ異なるので、基本的に上司や先輩職員に教わります。いわゆるOJTですね。公務員倫理や公文書の取扱いなど、全職員が学ぶべきものなどは対面での研修やオンライン研修が開講されます。そのほかにも任意で受講する研修が用意されているのですが、個人的に受講してよかったなと思ったのは英会話研修ですね。人事院では海外留学や海外派遣のチャンスもあるので、希望があればぜひ!
業務に取り組む中で、日々勉強だなとしみじみ感じているので、研修が充実しているのは心強いです。勤務時間の中で、業務と自己研鑽の時間配分をどうしたらよいのか迷うときもありますが・・・。
そういう悩みは上司や先輩職員だけでなく、メンターにも相談するといいかもしれませんね。メンターは1年目職員が職場に適応していくためのアドバイザーのようなものですが、メンターとは一対一の関係なので、ちょっとした個人的な悩みも相談しやすいですよね。私は人脈作りに苦労していたので、採用当初から相談できる先輩がいることはとてもありがたかったです。
最後に
それでは最後にみなさんへメッセージをお願いします!
本院と地方事務局、両方での勤務経験のある人事院職員へのインタビュー記事です。
人事院には9カ所の主要都市に地方事務局(所)がありますが、そこでの働き方についてインタビューします。
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