未来の行政官を、地域から育てる

若手国家公務員が、地域の現場で学び、行政の未来を築く研修です。

受入協力のご案内

目次

地方自治体実地体験とは?   

初任行政研修における研修科目の一つで、4~6人の研修員が各市町村を訪問して活動体験や意見交換を行うことで、地域の実情を現場ベースで理解するためのプログラムです。

🏛 地方自治体の業務を体験

市役所・町村役場業務体験、その他業務体験(福祉・教育・地域振興・防災・リサイクル等)

🧑‍🤝‍🧑 現場の声に触れる

市町村職員・地域の事業者・ボランティア団体との意見交換・見学

🌐 国と地方の関係を学ぶ

地域の課題について意見交換、視察、提言

研修の流れ

  1. 月曜:移動・オリエンテーション
  2. 火曜~木曜:業務体験・見学・ワークショップ
  3. 金曜:振り返り・自主研究・帰京

 ※関東近郊とそれ以外で日程が一部異なります。  
 具体的な日程例はこちら

受入市町村・研修員の声    

受入市町村から
小規模自治体のため、国家公務員の方が求めている研修になったか不安であったが、研修員4名とも体験意欲的で職員また村民の方々と積極的にコミュニケーションをとっている姿が大変印象的だった。国家公務員の方々に実際に地域が抱える課題や解決に向けた取り組み等を感じて頂くよい機会であり、大変有意義な時間であった。また本村の職員にとってもよい刺激になり大変貴重な時間を過ごさせて頂いた。
研修員全員に地方行政を理解し、学ぼうとする姿勢が強く感じられ、町職員にとっても良い刺激をもらえました。また、短い期間の中でも町の現状と課題を的確に捉え、外からの目線で的を得たアイデアなどをいただき参考になりました。なにより、地方の小さなまちに興味関心を持ってもらい、研修員全員から「また来ます」と言ってもらえたことは担当者冥利に尽きます。
研修期間を通して、研修員が真摯にプログラムに向き合い、質問、感想、意見交換と積極的にコミュニケーションを図ってくれたので、あらゆる角度から地方行政を伝える良い機会となった。また、こちらも国の業務について学ぶことや研修員と懇親を深めることが出来たので大いに意義があったと感じる。
地方都市である本市の実情を知っていただけたことに大きな意義があったと感じています。また、研修員の皆さんが終始真剣に取り組まれており、積極的に理解を深めようとしていただける様子などを拝見し、受け入れ部署をはじめ多くの刺激をいただきました。
受入れについては、準備等も含めかなり負担は大きいが、将来、施策の企画立案等を行う立場となる研修員が、研修を通して当町に興味をもち、地域の実情を少しでも認識していただいたことは大変有意義であり、担当者としては実施して良かったと感じている。また、研修員の礼儀の正しさ、熱心な研修態度、物事を広い視野で考える姿に触れ、大変良い刺激を受けた。
体験を終えた研修員から
地方行政の舞台裏を視察するだけでなく、市政にかかわっている方々のお話を直接伺うことができ、大変貴重な経験となりました。ネット検索や数字だけではわからない地域の課題や想いというものに触れることで、現場に赴き、住民の方と意見を交換する重要性を再認識するに至っています。
地方に実際に行き、工場や農地など様々な場所を見学することができ、非常に貴重な経験だった。地方でも世界に評価される企業があることを知り、そういった企業があることで町に人を呼び込み、地域をもっと活性化させることにつながればよいと思った。また、棚田の風景の美しさや、棚田があることでの生態系の豊かさを感じ、このような伝統的な農法も守っていくべきだと思った。
地方自治体においてはその土地に最適な政策を独自でデザインしたり、国の政策を利用したりし、地域住民の生活をより良くするべく努力されている様子がとてもよく分かった。
大変勉強になる研修でした。都心部に生まれ育っておるため、自然豊かな地域で、その地域ならではの問題を身をもって実感させていただくことができて非常に興味深かったです。一週間も時間をいただき、勉強させていただきましたが、農業について、人口減少について、地域特有の問題について等様々な課題について将来を夢見て真摯に取り組んでおられる姿勢に感動しました。国の施策についても様々な活用をしてくださっていると同時にまだまだ地方にとって国の施策は不十分であると感じる部分も多かったので、この経験を大切に職場に持って帰りたいと思います。またこの地方での経験を忘れずに霞が関で職務に当たりたいと思いました。
通常業務や議会等もありご多用な中、社会人になりたてのわたくしたちを温かく迎えてくださり、大変ありがたかった。防災や、町づくり、農林水産業、介護福祉など盛沢山な内容で、地方自治体が担っている広範な業務を現場で体験することができたことは、内容そのものもそうだが、やはり現場に赴いて、肌で感じることで初めてわかることもあるなと実感することができ、今後、行政官として働いていく中で、非常に勉強になるものであった。

ご協力のお願い

平成9年度の開始からこれまでで1,775の市町村(合併・統合前の数)より、延べ4,188回、令和7年度も164の市町村からご協力をいただきました。
これまでご協力いただいた自治体からは、「職員にとっても良い刺激になった」「若手の視点が新鮮だった」といったポジティブな声をいただいています。
地域の現場を体験することで、研修員は行政の本質を学び、将来の政策形成に活かしていきます。ぜひ、皆さまのご協力をお願いいたします!
ご不明な点などございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
       

問い合わせ先

人事院公務員研修所 教務第二課

担当:古田・池田
TEL:04-2934-1294
Email:tihou-s☆jinji.go.jp
   ※☆を@に変えてください。

Back to top