2023年度版総合職ガイド 職員紹介
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行政
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国土交通省
大臣官房人事課企画第一係長
2017年 国土交通省採用 港湾局総務課
2018年 国土交通省港湾局港湾経済課
2019年 国土交通省大臣官房地方課公共工事契約指導室
2020年 国土交通省大臣官房会計課公共工事契約指導室企画調整係長
2021年 国土交通省大臣官房総務課法規第五係長
2022年 現職
社会の課題解決のため、制度を変えるということに挑戦できる仕事
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◇ 記憶に残っている業務 |
公共工事の入札・契約制度を企画立案する業務に携わっていた頃に新型コロナウイルスが拡大しはじめたのですが、公共工事は社会の安定維持の観点から緊急事態宣言の期間中においても継続が要請される事業であることから、現場の感染症対策を徹底したうえで工事を続けられるようにする必要がありました。受注者が感染防止対策を行う際に必要な費用を発注者側で適切に負担するように契約内容の見直しを行うなど、社会状況が大きく変わる中での対応に苦心しました。
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◇ 日々の仕事 |
法令に関する業務を専門的に担う部署に所属しており、省内の各部局が法令改正を行う際に、その審査やサポートを行っています。法律改正に際しては、夏頃から翌年の2月頃にかけて内閣法制局による案文審査を受けるプロセスがありますが、法案担当部局が作成した案文や説明資料について、法制局審査で論点となっている事項が適切に整理されているか等を客観的な目線でチェックし、担当部局とよく議論しながら改正案の内容をまとめ上げていきます。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
法令改正は社会の課題を解決するための手段の一つであり、担当部局において課題の分析や解決策について十分に議論した後、その内容を法令という形に起こす際に案文審査を行うことが現在の私の仕事です。例えば担当部局が省令改正によって新制度の運用を具体的に規定しようとする際に、その規定は法律の委任の範囲内か、既存の規定と整合性が取れているか等を厳しい目で確認しますが、こうした仕事を通して、課題解決のアウトプットに携われることにやり甲斐を感じます。
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◇ テレワークの経験 |
地方支分部局に対して制度の詳細な運用を示す通達を発出する業務に携わっていた際、その文案をテレワーク中に作成し、電話で上司に相談しながら内容を固めていきました。通勤時間が省ける分、平日に自炊する機会が増えました。
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◇ ある1日のスケジュール |
09:30 登庁
10:00 RPA活用による法令業務の効率化のため、事業者と打合せ
12:00 昼食
13:30 政令の改正案について担当部局と初回の打合せ。今後の審査スケジュール、方針について
13:30 認識合わせを行う。
15:00 省令改正の審査。担当係員から説明を受け、 内容の確認を行う。
18:15 退庁
21:30 英語の勉強
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法務
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金融庁
総合政策局総務課国際室課長補佐(国際証券)
2012年 金融庁採用 総務企画局総務課国際室(国際証券・決済)
2015年 経済産業省経済産業政策局産業再生課係長
2017年 金融庁総務企画局市場課係長
2018年 金融庁企画市場局総務課信用制度参事官室係長
2019年 現職
金融を通じて、世界の、日本の、今そして未来の人々の暮らしを考える仕事です
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◇ 記憶に残っている業務 |
2年目での初めての出張です。当時は、世界金融危機後の市場改革の議論中で、各国の意見に隔たりがありました。市場規模が大きい欧米当局に挟まれながら、上司が日本の意見を主張し、現実的な合意点を見出すべく議論をリードする姿、昼食時も他国の代表と歓談しつつ午後の議論の作戦を立てる姿を見て、国際交渉の実際を肌で感じました。今、一人で会議に出るようになり、まだまだ上司のようにはいかないものの、その姿を目標に頑張っています。
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◇ 日々の仕事 |
金融安定理事会(FSB)や証券監督者国際機構(IOSCO)の活動に日本代表として参加しています。具体的には、市場全般、ファンド、暗号資産等の動向分析、国際的なルールの策定を行っています。国際的な議論に国内の意見を反映させるため、国内部局とも緊密に連携しています。金融活動のグローバル化に伴い、監督や法執行に必要な情報の海外当局との交換も重要な業務です。また、新興国当局に日本の法制度を紹介する等国際協力も行っています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
フィンテックの進展、COVID -19による市場混乱、ウクライナ問題と金融を巡る情勢は日々変化しています。今、世界で日本で何が起きているのか、今後何が起こりうるのか、金融システムの安定と人々のより良い暮らしに向けて何ができるのかについて正面から取り組む仕事です。また、国際合意も踏まえた国内法令の制定、国内外の法制度比較、暗号資産等の新しい金融が既存の法制度に当てはまるかの検討等、法律にまつわる知的刺激も多い環境です。
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◇ テレワークの経験 |
国際業務は元々メール・オンライン会議によるものが多いため、テレワーク時と登庁時の業務内容に差はありません。時差のため夜の会議が多いですが、家でゆっくり夕食をとり、会議終了後すぐ入浴・就寝でき、体力的にとても助かっています。
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◇ ある1日のスケジュール |
09:30 テレワーク開始、夜間に海外から届いたメール・資料の確認
10:40 係内定例ミーティング(フレックス勤務のため10:30始業の同僚も多いため)
11:00 電話会議に向けた対処方針(発言要領)を上司・同僚と議論
12:00 昼食
13:00 国内部局との会議(国内対応についての検討)
14:00 当庁幹部が議長を務めている国際会議の資料作成
16:00 「政策オープンラボ」(庁内有志による政策提言プロジェクト)の打ち合わせ
17:30 今晩の電話会議の発言イメージ(英語)の作成
18:15 定時で一旦終業、夕食
20:00 国際会議(ビデオ会議、約1時間半)への出席
22:00 会議終了後、忘れないうちに簡単な議事メモを作成し、終業。直ちに入浴、
22:00 好きな音楽を聴きながら就寝
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政治・国際
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経済産業省
産業技術環境局環境政策課総括係長
2019年 経済産業省採用 経済産業政策局産業創造課
2021年 現職
まだ世界が知らない答えを探しに行く仕事
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◇ 記憶に残っている業務 |
入省1年目には、自分が生まれる頃から続く産業競争力の低迷、想定されるマクロ経済環境の変化を受けて、企業の大胆な投資を促す税制の創設を担当しました。実務者の方々に最新動向を伺う一方で数十年前の政策まで遡って調査するなど新旧の知見を活用し、税制改正大綱に「極めて異例」と記載されるほど特殊な政策の実現に至りました。立場や年次を問わず多くの方々と議論しながら難題に取り組む業務は大きなやりがいがありました。
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◇ 日々の仕事 |
現職では、脱炭素化と経済成長を目指す政府戦略と、それに基づく具体策の検討に携わっています。世界規模で脱炭素化やデジタル化の流れが加速するなか、エネルギーチェーンやサプライチェーンの端々に至るまでオイルショック以来の構造転換が求められています。そこで、審議会やヒアリングなどを通じて各業界・関係省庁・国内外の有識者等と議論・調整を重ねながら、大規模・長期の支援、規制等の検討を進めています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
まだ世界中どこを探しても正解が無い問いと向き合い、様々な方々と膝を突き合わせて議論しながら必死に答えを探すプロセスに面白みを感じています。また、それらの結果として、目に見えない形も含めて大きなソーシャル・インパクトを生み出すことができる点にやり甲斐を感じています。
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◇ テレワーク |
子どもが家に居るときなどに、テレワークを行ったことがあります。IP電話などのツールも利用可能になり、テレワークを行いやすい環境が整備されてきていると思います。
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◇ ある1日のスケジュール |
09:30 子どもの保育園送迎
10:00 登庁
10:30 有識者へのヒアリング、終了後審議会資料の作成
12:00 昼食(同期とランチ)
13:00 省内関係課室・幹部との打ち合わせ、終了後関係省庁との資料調整
15:30 ユニット内予算取りまとめ、関連資料作成
16:30 審議会資料の作成、調査
19:00 退庁
19:30 子どもの保育園送迎
20:30 オンライン英会話、ファイナンスの勉強など
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法律
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総務省
大臣官房秘書課働き方改革・業務見直し推進室
2020年 総務省採用 行政評価局政策評価課
2022年 現職
個性をいかし、仲間とともに未来をつくる仕事です
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◇ 記憶に残っている業務 |
入省1年目に、政策評価制度をより現在の社会経済やニーズに合ったものにする、制度改善に携わったことです。政策評価制度とは、各府省が自ら、行った政策を評価し、政策改善や国民への説明責任を果たすための仕組みです。
制度改善に向け、各府省や有識者と議論を重ね、現状・課題を把握した上で、制度のあるべき姿を検討しました。行政を変えるスケールの大きさと、それに向けてチーム一丸となって仕事をする喜びを感じました。
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◇ 日々の仕事 |
育児や介護をはじめとし、職員のバックグラウンドが多様化する中で、各職員が能力を最大限発揮し、やりがいを実感しながら働ける環境整備のため、省内の働き方改革や業務見直しを推進する仕事をしています。
アンケートやヒアリングを通じて職員の現状・支援ニーズを把握し、より総務省に合った働き方改革の推進に向け、日々議論を重ねています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
働き方改革の推進は、組織の業務内容や文化によって適した方法が異なるため、各府省における裁量が大きい業務です。
特に、担当している省内研修や各種イベントの企画、職員へのアンケートでは、大学で学んだ心理学や社会調査、入省してから勉強した資料デザインなどを活かして仕事をしています。自分の頭で考え、人と議論し、行動に移すことができ、日々ワクワクしながら楽しく仕事をしています。
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◇ テレワーク |
テレワークでは、主に資料作成やイベントの企画など、個人で作業できる業務を行っています。自分のペースで集中して作業できるだけでなく、通勤時間がない分、趣味や勉強を楽しむ時間的余裕が生まれました。
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◇ フレックス |
人が少ない朝の時間に、集中力が必要な論点整理、イベント企画などを行っています。自分の都合や体調によって時間を選んで働けるようになり、自分や家族を大切にしながら働くことができます。
※ 夏休みや年末の帰省時の例
月(09:30~18:15) 定時退庁後、趣味のアニメ鑑賞
火(09:30~20:00) イベント準備のため残業、帰宅は21:00
水(09:30~19:30) イベントが無事終了、20:00まで残務整理
木(08:30~17:15) 定時を1時間前倒しして定時退庁後、実家に帰省
金(08:30~15:15) 実家でテレワーク、家族と過ごすために早めに退勤
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◇ ある1日のスケジュール |
09:30 登庁
10:00 省内部局との打合せ
11:00 打合せを踏まえて担当イベントの再検討
12:00 昼食(同僚とランチ)
13:30 業務見直しに関する省内研修の主催、事後処理
16:00 次月の担当イベントに関する課内打合せ、再検討
17:00 イベント実施に係る諸調整
19:00 退庁
19:30 趣味のダンス教室
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外務省
領事局政策課総務班/総務班コロナ対策チーム班長
2015年 外務省採用 国際法局条約課
2017年 在ドイツ日本国大使館外交官補(ドイツ・ハイデルベルク大学での在外研修)
2018年 在ハンブルグ日本国総領事館領事官補(ドイツ・キール大学での在外研修)
2019年 在ドイツ日本国大使館二等書記官
2021年 現職
前例のない「コロナ」時代に人の往来を担う
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◇ 記憶に残っている業務 |
新型コロナ対応は前例のない事態に対して機動的に対応することが求められます。毎日、世界中から様々な情報が飛び込んできて、驚かされることばかりですが、昨年冬にオミクロン株が発生し、非常に限られた時間の中で外務省として必要な情報収集と情報提供を同時に行い、政府として新たな水際措置の決定が求められたときが強く印象に残っています。
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◇ 日々の仕事 |
新型コロナに係る水際措置について関係各省と協議の上、対応しています。私の具体的な業務内容としては、厚生労働省や内閣官房など関連省庁との調整や打ち合わせ、官邸等での会議の準備と上司への説明、情報収集のために在外公館への訓令の起案や在外公館への連絡、国会議員事務所への説明、国会答弁の作成などを行っています。また、課内の案件で分野横断的な案件の調整のほか、新入省員の指導も行っています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
コロナとの闘いは政府としても外務省としても歴史的な緊急事態対応であり、過去に参考にするような前例のない、大きな仕事だと思います。それだけに常に情報のアンテナを高くして刻々と変わる感染症の状況を分析し、自分の国家観や世界観を軸に水際対策のあり方について自分の頭で考えることが求められます。日本における感染拡大を食い止め、同時に日本が国際社会の中で孤立しないように働きかけることはチャレンジングな仕事だと思います。
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◇ テレワークの経験 |
在ドイツ大使館勤務当時は、街全体がロックダウン状態にあったこともあり、隔日のテレワーク勤務をしていました。現在の部署では登庁することが多いですが、状況に応じてテレワークをすることもあります。最初は対面業務との違いに驚きましたが、慣れてくると効率よく仕事ができています。
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◇ フレックスの経験 |
私の場合は、広義の緊急事態対応という業務の性質上、フレックス制度の活用は容易ではない面もありますが、私の周りにもフレックス制度を活用している省員がいます。また、私自身も、これまで日々の業務状況に応じて、テレワークや時間休の活用等、柔軟な勤務を行ってきています。
月(09:00~19:00) 翌日の大きな発表のために各種準備。
火(09:00~19:30) 夕方に無事発表が行われ、その後整理。
水(09:00~17:45) 定時退庁日。家で食事。
木(09:00~14:45) 早めに退庁、在京大使館の友人と意見交換。
金 年次休暇取得(月一回の計画的な休暇取得)
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◇ ある1日のスケジュール |
09:00 登庁。夜のうちに在外公館などから届いたメールへの返信
10:30 内閣官房での会議のために資料作成
11:40 局長への説明
12:45 昼食をとりつつドイツ語の語学研修
15:30 内閣官房での会議に出席
17:20 衆議院議員会館での上司のアポイントメントに同行
19:00 退庁
20:00 自宅近くのジムで運動
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経済
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内閣府
総務課秘書専門官
2011年 内閣府採用 政策統括官(経済財政分析担当)付参事官(総括担当)付
2013年 内閣府経済社会総合研究所景気統計部
2014年 防衛省運用企画局事態対処課国民保護・災害対策室調整主任
2016年 内閣府政策統括官(経済財政運営担当)付参事官(経済対策・金融担当)付政策企画専門職
2017年 内閣府政策統括官(経済財政運営担当)付参事官(経済見通し担当)付政策企画専門職
2018年 消費者庁総務課課長補佐
2021年 現職
安心・安全で豊かな社会をつくる一助になる
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◇ 記憶に残っている業務 |
2年目から3年目にかけ、政府が毎月の景気判断を行う「月例経済報告」の中の「個人消費」パートを担当したことです。他省庁や民間機関の出す統計の分析だけでなく、自身も消費総合指数やGDPギャップなどの統計を作成・公表しました。エクセルの使い方ひとつとっても初めてのことばかりでしたが、先輩方に支えられながらも、入ってすぐ、今までニュースで見るだけだった政府の景気判断に携われたことはとても印象に残っています。
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◇ 日々の仕事 |
秘書官業務は副大臣と部局のつなぎ役です。日々副大臣と行動を共にし、担当部局からの説明や会議の出席、委員会での答弁をサポートしたり、一議員としての副大臣の業務を支える政策秘書と連携して日程管理をおこなったりしています。その中で副大臣の問題意識等を把握し、時には、部局に伝えて案件の進め方を相談するなど、業務が円滑に進むよう配慮することも大切な役目です。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
消費者庁で公益通報者保護法や預託法等の改正に携わりました。今まで保護されなかった通報者が保護されるようになる、詐欺的商法を原則禁止し被害を生まないようにするなど、法改正で、安全・安心な生活の基盤づくりができるのは国家公務員ならではだと思います。経済分野では、例えば将来の成長率はどうなるのか等、明確な正解がない中、チームで手に入るデータを駆使し、仮説を組み立てて成果物を作る、それが政策を進める基礎となることは他にはないやり甲斐です。
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◇ テレワークの経験 |
通勤の時間を家事等にあてられるため時間を有意義に使えます。職場環境によるかもしれませんが、自宅は一人で静かな環境で仕事ができ、じっくり集中して考えるような仕事ははかどると思います。
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◇ フレックスの経験 |
先々の業務計画を立てやすい時期にフレックス勤務を試しました。仕事の忙しさに合わせて、今日は長く働き、明日は早めに帰るなど調整し、まだ明るいうちに帰って、家事や習い事をしたり、友人とご飯を食べたり、生活の充実度が格段に上がりました。また、仕事にあわせて勤務時間を変えるので、結果的に残業時間もほぼなくなりました。
08:30 起床、ゆっくり朝ごはん
10:00 登庁、メールチェック等。議員や政党からの要求を担当部局に割り振り・調整
12:00 昼食
13:00 庁内の会議に出席
14:00 議員会館でレク対応、あわせて会館事務所への資料配布等
15:00 党の部会に出席する上司の随行、メモ取り
16:30 職場に戻り、部会のメモをまとめ、関係者に共有 。
16:30 出席議員から出た宿題の返し方を上司と相談、議員へのアポ入れ等
17:30 今日中にやらないといけない業務を済ませ、
17:30 退庁時間を早く設定している日なので、退庁、まだ明るい
18:30 最近始めたホットヨガに行く、疲れが取れた気がする
20:00 自宅に帰り、たまには自炊をしたり、読書をしたりして早めに就寝
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◇ ある1日のスケジュール |
07:30 登庁、メールチェック等
08:00 副大臣のお迎え
08:30 官邸での閣僚会議に代理出席する副大臣に同行
09:00 委員会答弁に備え、副大臣とともに部局と打ち合わせ
10:00 委員会での副大臣答弁に同席
12:00 昼食(部屋で副大臣室スタッフと)
13:00 外部施設への副大臣視察に同行、写真撮影
15:00 部局から副大臣への説明、地方自治体からの要望受けに同席
16:00 副大臣と細かな案件の打ち合わせ、お見送り
16:30 不在中のメールの整理・返信、副大臣指示の部局への伝達等
18:00 国会の通告状況、明日の予定等を確認・整理し、関係各所に共有
19:00 退庁
19:30 同期とご飯、最近の状況を色々と話してリフレッシュ
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教養
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人事院
人材局企画課
2021年 人事院採用 現職
この国の明日に、チームで挑む
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◇ 記憶に残っている業務 |
令和9年に開催される国際園芸博覧会に向けて、準備や運営を行う博覧会協会に国家公務員を派遣するために必要となる人事、給与などに関わる法令改正等のとりまとめを担当しました。関係省庁や他部署の担当者と連絡をとりながら、抜け漏れやミスがないように細心の注意を払いつつ、広範な分野の改正内容に目を配る必要がありました。博覧会協会に派遣される国家公務員が外国との調整や、会場の警備、参加者の輸送計画作成などの業務を行い、博覧会の成功に向けて活躍していく基盤作りに携われたことは私の誇りです。
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◇ 日々の仕事 |
国際機関や法科大学院、大阪万博の運営などを行う協会等への国家公務員の派遣に関する制度などを担当しています。制度を運用する各省庁や行政執行法人の人事担当者からの問い合わせに対応したり、能率的な行政の運営や国内外の組織への国としての人的貢献、国家公務員の身分保障など多くの要素を考慮しながら、関係省庁や他部局と連携して法令の改正作業を行ったりしています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
技術革新や社会情勢の変化により複雑高度化する行政課題に対応するため、国家公務員が担う役割と責任はこれまでになく大きくなっています。単に現行の法令や制度の是非を論評するに留まらず、現実に国家・社会が抱えている課題や一人ひとりの国家公務員の人生に制度担当として正面から向き合う仕事です。上司や同僚はもちろん、様々な立場の関係者と徹底的に議論を重ね、その結果が法令や制度として、国家・社会を支え、変えていく醍醐味は、何にも代えがたいものです。
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◇ テレワーク |
テレワークの日は、オンライン研修の受講や各省庁から提出された報告書の集計作業などを集中して行います。通勤時間がない分プライベートの時間を普段以上に取ることができるので、生活にメリハリがつきます。
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◇ ある1日のスケジュール |
09:15 登庁。
09:30 メールチェック、他省庁から提出された個別人事に関する申請の審査
11:00 他省庁から受けた法令の解釈に関する問い合わせについて回答(なぜその質問に
11:00 至ったかも探り、今後の制度説明会等にフィードバックします。)
11:30 所管制度に関する報道発表資料について幹部に説明
12:00 昼食(先輩とサシでランチ、霞が関の美味しいお店を教えてもらいます。)
13:00 法令改正案の審査、政策を形にする上で重要なステップです。
16:00 他省庁から来た協議について、上司と相談しながら対応(上司は、若手も自由に
16:00 議論できるフラットな雰囲気を作ってくれています。)
17:15 法令改正の方針について、他局の係長と打ち合わせ
18:30 明日以降のスケジュールを上司と相談(計画的な休暇取得が奨励される職場
18:30 です。)
19:00 退庁
19:30 同期と晩ご飯
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警察庁
刑事局刑事企画課企画係長
2020年 警察庁採用 千葉県警船橋警察署
2021年 千葉県警察本部警備部オリンピック・パラリンピック対策課
現職
変化する時代に対応するべく学び続けられる仕事
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◇ 記憶に残っている業務 |
私が所属する刑事企画課では、第一線で奮闘する捜査員のため、刑事手続のデジタル化等の刑事警察における業務の合理化・高度化を推進しています。それには、現場の生の声を踏まえた検討が不可欠であり、私は、都道府県警察の刑事部門に実態調査を行ったほか、千葉県警察での現場勤務の経験から得た自分なりの問題意識を持って、県の担当者と議論を重ねました。第一線で自ら得た経験をもとに、刑事警察をより良いものにするための政策立案に携われたと感じた業務です。
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◇ 日々の仕事 |
私が所属する刑事企画課は、刑事警察に関する制度やその運営に関する企画・立案、都道府県警察の捜査活動に対する指導等、広く捜査一般、刑事制度に関することを担当しています。
私は、刑事局の窓口として、刑事警察に関する各種照会に対応しているほか、都道府県警察からの質疑対応や、科学技術の進歩に伴う新たな捜査手法の検討、捜査活動の高度化・合理化に関する検討を行っており、都道府県警察のニーズを踏まえつつ、安全・安心な社会の実現に取り組んでいます。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
霞が関における仕事の面白みは、変わり続ける社会情勢に対応するべく学び続け、直面する課題に見通しをもって対応することにあると思います。時代に即した捜査手法や刑事制度の在り方を考えるためには、現場のニーズを踏まえつつ中長期的な視野から考える必要があり、都道府県警察での自らの経験を生かして、その検討に携わっています。地に足の着いた政策を立案するべく、様々な観点からの検討を重ねながら日々学び続けることができる、新鮮で刺激的な仕事だと感じています。
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◇ テレワーク |
業務状況にもよりますが、大体1週間に1回はテレワークを行っています。削減された通勤時間を家事や趣味、妻との時間に当てることができ、QOLが向上したように思います。
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◇ フレックス |
フレックスタイムとは異なりますが、業務の都合や希望に合わせて時差出勤を行っています。通常の始業時間が9時30分であるところ、私は1時間早く出勤することがよくあります。比較的静かな課室で、集中して資料作成等を進めることができています。終業時間も1時間早く、午前中に集中して業務を進めることができたこともあり、定刻通りに退庁して、妻との食事や趣味の時間を楽しむことができました。
08:30 登庁、他の職員が出勤する前に集中して資料作成
10:00 他課との打合せ、課内での結果共有・協議
12:00 昼食(同期とランチ)
13:00 都道府県警察からの質疑対応
14:00 事業者との打合せ
15:00 上司・同僚との検討
17:15 退庁
18:00 妻の誕生日ディナー
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◇ ある1日のスケジュール |
09:30 登庁
10:00 庁内会議に出席
12:00 昼食(先輩とランチ)
14:00 他省庁舎での研修に参加
16:00 他省庁とのWeb会議に出席
17:00 上司・同僚との検討
19:30 退庁(残務整理のため残業)
20:00 夕食(学生時代の友人と)
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人間科学
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法務省
保護局総務課予算係長
2013年 法務省採用 北海道地方更生保護委員会事務局保護観察官
2014年 法務省釧路保護観察所保護観察官
2016年 法務省保護局総務課予算係員
2018年 法務省東京少年鑑別所専門官
2020年 法務省保護局総務課精神保健観察係長
2022年 現職
立ち直り支援に携わる人たちとの出会いが、原動力になる仕事
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◇ 記憶に残っている業務 |
地方官署で保護観察官として勤務していたとき、薬物依存のある保護観察対象者から「保護観察が終わったらどうすればいいですか?」と相談を受け、限られた社会資源の中、なんとかして草の根的に活動している地域の民間支援者を探し出し、支援のバトンをつなげたことが印象に残っています。
こうした現場での経験が、満期釈放者等に対する息の長い支援のための制度作りや予算要求にも生かされていると感じています。
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◇ 日々の仕事 |
現職では、再犯防止施策等に関する予算要求作業を行っています。各課室との打合せ、予算要求資料の作成、財務省への説明等を行う中で、限られた予算の中で真に必要な施策は何かを検討していきます。
現場勤務のときは、保護観察官として、地域のボランティアである保護司さんと共に保護観察対象者と面接したり、関係機関とのケース会議に参加したりしていました。こうした現場での様々な経験が、本省業務を行う上での原動力となっています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
現場勤務では、保護観察官として、目の前の保護観察対象者の話に耳を傾けながら、この人が再犯をせず、社会の中で立ち直っていくために必要な支援等は何だろうかと頭を悩ませていました。一方、本省勤務では、再犯防止を推し進めていくための新たな施策について、エビデンスや予算執行の効率性等の観点も踏まえつつ、熱い議論を交わしています。
このように本省業務と現場業務のだいご味をそれぞれ味わえることが、法務省の魅力の一つだと思います。
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◇ テレワークの経験 |
テレワークでは、予算要求資料や研修資料の作成等に腰を据えて取り組んでいるほか、打合せのためのウェブ会議も頻繁に行っています。往復の通勤時間を家族との時間に充てることができ、メリハリのある働き方ができるようになりました。
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◇ ある1日のスケジュール |
07:00 朝食、子どもの保育園登園準備、出勤準備
08:00 保育園送迎
10:00 登庁、係内打合せ、各種案件の決裁等
12:30 昼食(休憩時間を短縮しています。)
13:00 局内各課室との打合せ
14:00 更生保護官署(現場)からの照会対応
15:00 大臣官房会計課との打合せ
17:00 予算要求資料の作成(所要額の積算、概要図の作成等)
19:30 退庁
21:00 帰宅
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工学
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気象庁
大気海洋部気象リスク対策課極端気象対策調整係長
2015年 気象庁採用 観測部観測課レーダー運用係
2017年 気象庁予報部予報課気象防災推進室支援気象情報係
2019年 気象庁総務部情報利用推進課情報係長
2020年 内閣府政策統括官(防災担当)付参事官(防災計画担当)付主査
2022年 現職
『自然災害から国民の命を守りたい』 その想いを原動力に、そして形に
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◇ 記憶に残っている業務 |
主に2つあります。1つは入庁1~2年目に担当した「気象レーダー」の業務です。空港に設置している気象レーダーの更新業務に携わることができ、完成したときには達成感がありました。もう1つはポスターの作成です。当時提供開始2年目だった「キキクル(危険度分布)」という情報の普及啓発を図るため、気象キャスターの方にご協力いただきポスターを作成し、都内を中心とした駅ホームや全国の道の駅など様々な場所に貼っていただきました。
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◇ 日々の仕事 |
重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合に最大級の警戒を呼びかけるため、気象庁は「特別警報」という情報を発表しています。現在はこの特別警報の発表基準の管理や、より災害との結びつきが強い発表指標となるような技術の導入・運用開始に向けた監視ツールの準備、関係部署との調整等を行っています。また、地域毎の担当チーム「あなたの町の予報官」の1人として、都内自治体向けに気象防災に関するワークショップ等を行っています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
令和元年の東日本台風時には、気象庁は事前に記者会見を開き警戒を呼びかけていました。その気象庁から発表される情報を基に計画運休を決める鉄道会社もあり、気象庁が発表する情報の社会に与える影響の大きさ、責任の重さを感じるとともに、そのような職場で働けていることにやり甲斐を感じています。特に、発表する情報の内容等の検討から、自治体や国民の方など情報の受け手に対する普及啓発等の一連の流れに関わることができることも仕事の面白みのひとつです。
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◇ テレワークの経験 |
内閣府出向時代には、テレワークで仕様書や予算要求に関する資料の作成等を行っていました。資料作成に集中したいときや、じっくり考えて検討したいことがあるときなどは、特にテレワークは効率が良いと感じました。
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◇ ある1日のスケジュール |
09:30 登庁
10:00 特別警報に関する事例検証
11:15 オンライン気象解説の場(都内自治体向け)での司会
12:00 昼食
13:30 気象防災に関するワークショップ(都内自治体向け)に参加
17:00 資料を作成し、関係部署と打合せ
19:00 退庁
19:30 公務員の友人と食事
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環境省
大臣官房総合政策課環境研究技術室
2021年 環境省採用 現職
持続可能な社会構築のためのイノベーションを担う環境スタートアップへの支援
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◇ 記憶に残っている業務 |
私が所属している室では、環境スタートアップ企業の知名度向上のための表彰イベントを行っています。多くの環境スタートアップ企業の方に応募いただき、特に優れた取組を実施している企業の方を選出し表彰することができました。後日、表彰を行った企業の方を訪問した際に、「賞を受賞してから問合せが増えた」「企業の知名度が上がり採用活動が円滑に進むようになった」といった話をいただき、自分の業務が環境スタートアップ企業の方々への支援につながっていると感じました。
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◇ 日々の仕事 |
私が所属している室では、環境スタートアップ企業への支援を行っています。具体的には、環境スタートアップ企業が持つ技術の事業化に向けた研究開発支援・環境スタートアップ企業の表彰イベントの実施・製品化された環境技術の信用性付与を目的とした実証事業を行っています。日々の仕事では、事業者の方との打ち合わせを行ったり、実証試験を行っている現場の視察を行ったり、他省庁との会議に出席したりと様々な仕事を行っています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
環境省では、事務系・技術系に関わらず様々な業務を行っています。私は現在環境問題解決に資する技術に関わる業務を行っており、理工系のバックグラウンドを生かした仕事を行っています。ただ、技術系であるからといっていわゆる理系的な仕事しかしないということはなく、仕事の幅・ポストは様々です。職種に関係なく環境問題に関する様々な業務に関わることができることが環境省で働く面白さのひとつだと思っています。
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◇ テレワークの経験 |
打ち合わせがオンラインのみの日や、資料作成等を行う日は自宅でテレワークをしています。テレワークをする日は業務内容によってフレキシブルに調整可能です。
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◇ ある1日のスケジュール |
09:30 登庁
10:00 会議資料作成
12:00 昼食、虎ノ門でランチ
13:30 他省庁との打合せ
15:00 事業者の方と打合せ
17:00 室内会議にて室内で案件共有
20:00 退庁、同僚と食事
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数理科学・物理・地球科学
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文部科学省
総合教育政策局調査企画課学力調査室企画係長
2019年 文部科学省採用 科学技術・学術政策局政策課総括係
2020年 文部科学省 研究振興局参事官(情報担当)付次世代基盤技術係
(併)科学技術・学術政策研究所 第1調査研究グループ 研究官
2022年 文部科学省 研究振興局参事官(情報担当)付次世代基盤技術係長
2022年 現職
日本の文部科学の「今」をそのまま仕事にし、
成果は日本全体に波及して未来を創る
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◇ 記憶に残っている業務 |
研究振興局在籍時に経験した、ノーベル賞受賞者が発表された際の業務を、大変思い出深く感じています。専門性を踏まえて、物理学賞の発表時の資料作成等に対応する、一日限定の特命業務を担当させていただきました。 眞鍋淑郎先生が受賞された際には、省内の盛り上がりもすさまじかったのを記憶しています。その喜びムードの中で、官邸Twitterでの速報・お祝いツイートの内容確認や、公表向けの資料を作成したりと、様々な業務を経験させていただいたのは、行政のスピード感とインパクトを同時に感じる、大変充実した経験でした。
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◇ 日々の仕事 |
全国学力・学習状況調査に関する集計結果分析業務・公表資料作成、 次の調査に向けた内容・方法の検討~決定、 調査結果の活用や次の調査に向けた省内関係部署との打ち合わせ、 調査実施に向けた事業受託業者との打ち合わせ、 省内外への説明対応、 答弁作成等の国会対応、 記者会見に向けた各種資料作成の対応
稀ですが、分析系の作業は、有志でやったものが、気づいたら学会発表に繋がることも…?
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
科学技術行政においては、我が国が抱える様々な課題を乗り越えるべく、基礎研究から社会実装までの様々な研究開発を支援するとともに、それらを効果的に活用していくために、法律・予算というマクロな視点からアプローチしていきます。そのため、仕事の成果が非常に大きなインパクトに繋がるのが大変面白いところです。最近では、文部科学省全体で、我が国が抱えるデジタル化の課題にも取り組むとともに、政策立案においてもデータ活用のアプローチがとられるなど、ますます高度で満足感の高い仕事になってきていると思います。
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◇ テレワークの経験 |
資料の作成や打ち合わせ等、実は出勤して行う業務とそこまで変わりません。打ち合わせも電話やweb会議で気楽に行えるようになりましたし、移動に時間をかけることなく、また特に資料作成作業に集中できるのは大変魅力です。
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◇ フレックスの経験 |
コロナ禍になって以降、前の部署では出勤の際は10時出勤をデフォルトとしていただけたので、出勤・退勤ともにラッシュアワーを回避でき、満員電車にはほとんど乗らずに済むようになりました。
月(09:30~20:00) テレワークで予算要求に向けた資料作成、終業後は家の周りを散歩。
火(10:00~21:00) 時差出勤して有識者の委員会対応。21:00まで残務整理
水(10:00~18:45) 時差出勤の上、今日は定時退庁日。同僚の歓送迎会を少人数でささやかに。
木(09:30~21:30) テレワークで、各種資料作成とオンライン会議数本。翌日の年休のため、
木(09:30~21:30) 同僚への引継ぎもあり、この日は長めの勤務。
金 月1回の計画年休。買い物に行ったり、趣味の勉強をしたり。
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化学・生物・薬学
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厚生労働省
医薬・生活衛生局総務課国際薬事規制室国際化専門官
2015年 厚生労働省採用 医薬食品局食品安全部基準審査課
2017年 厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部企画情報課国際食品室主査
2017年 厚生労働省大臣官房国際課国際労働・協力室主査
2018年 留学(ハーバード公衆衛生大学院)
2020年 厚生労働省 医薬・生活衛生局医療機器審査管理課専門官
2022年 現職
科学の知識を活かして、人々の健康を支えています
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◇ 記憶に残っている業務 |
入省2年目に、国際的な食品安全の規格を策定する国際会議に日本の代表として出席しました。初めての国際会議でしたが、英語の提案文書を読み込み、国内関係者と対処方針を調整し、会議場で日本の意見を表明する一連の流れを経験しました。国際規格は各国の食品流通に大きな影響を与えるため、意見の対立もありますが、科学的根拠に基づいて主張する重要性、交渉の場面での効果的な対応等について多くを学びました。責任重大な業務でしたが、このときの経験が現在の私の国際会議への姿勢の基礎となっています。
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◇ 日々の仕事 |
現在は主に医薬品規制に関するガイドラインを作成する国際会議(ICH)、化粧品規制協力のための国際会議(ICCR)など、いわゆるマルチの国際業務を担当しています。定期的に開催される国際会議に向けて、会議文書を読み込み、これら国際会議での意思決定やガイドライン等の作成作業が適切に行われるようなインプットを行ったり、国内ステークホルダーと意見を調整して、日本国内の規制状況に矛盾しないよう対処方針を作成したりしています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
新型コロナウイルスが世界的な脅威となったことからも明白ですが、公衆衛生の課題は国際的な協力が不可欠です。必要な医薬品が速やかに開発・実用化できるよう、薬事規制の国際整合の重要性も増しており、その最前線に日本の代表として参画することで、日本のみならず世界の公衆衛生課題に対して貢献できる点にやり甲斐を感じます。また、技術的な議論では薬学や公衆衛生の専門知識を活かすことができ、業務を通じて自己の知識をアップデートする機会にも恵まれています。
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◇ テレワークの経験 |
基本的にメールチェック、文書作成や確認作業を行います。オンラインで会議に出席することもあります。
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◇ ある一日のスケジュール |
07:30 オンライン英会話(出勤前)
09:30 登庁 メールチェック、ICH電話会議準備(対処方針の修正や確認)
12:00 昼食
13:00 ICCRワーキンググループの会議文書の確認
16:00 科研費研究班会議に出席
20:00 ICH電話会議(欧米に合わせるため遅い時間帯の開催)
22:00 退庁
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農業科学・水産
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特許庁
審査第三部医療審査官補
2020年 特許庁採用 現職
業務を通じて知的財産権の取得・活用に貢献する
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◇ 記憶に残っている業務 |
特許庁では入庁後3ヶ月間、特許法及びその他の法律や特許文献検索システムに関する研修が行われ、その後指導審査官によるマンツーマンの指導を受けながら実際の特許審査を行います。
特許にならないと判断した場合に、その内容を拒絶理由通知という文章のみで出願人の方に伝えることは難しいものの、研修で学んだ内容を活かし、出願人の方に納得してもらえるような文章を考えることは非常に面白いと感じました。
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◇ 日々の仕事 |
現在の主な仕事は特許審査業務です。
指導審査官からの指導を受けながら、 担当する医療分野の特許出願の発明の内容を理解し、先行技術を調査し、その発明を特許すべきかどうかを判断しています。
指導審査官からは審査のノウハウや仕事に対する考え方などを丁寧に教えてもらえることに加え、審査を効率的に進めるための研修や勉強会の受講機会も豊富で、非常に充実した環境で仕事をできていると感じています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
知的財産権は研究開発へのインセンティブを付与したり、取引上の信用を維持したりすることによって、産業の発展に寄与することのできる重要な権利です。
特許庁では、現在私が取り組んでいるような審査業務を通じて個々の審査に携わるだけでなく、企業支援等の知的財産に関連する様々な業務に取り組めるなど、知的財産権に携わるキャリアパスが広く開かれています。
このように、様々な面から知的財産権に関われることが特許庁における仕事の面白み・やり甲斐であると思います。
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◇ テレワークの経験 |
テレワークの場合でも、基本的には登庁時と同様に審査業務を行っています。テレワーク用の審査支援システムを利用することで、登庁時と遜色ない効率で業務を進めることができます。
また、通勤にかける時間が必要なくなるため、プライベートの時間を増やすことができています。
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◇ ある1日のスケジュール |
08:00 登庁
08:10 メールチェック
08:20 発明内容の理解
09:00 先行技術文献調査
12:00 昼食(同期とランチ)
13:00 指導審査官と合議
14:00 拒絶理由通知の作成
18:00 退庁
20:00 ジムで運動
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農業農村工学
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農林水産省
農村振興局整備部農地資源課企画係長
2017年 農林水産省採用 農村振興局整備部水資源課
2018年 農林水産省北陸農政局新川流域農業水利事業所
2020年 農林水産省農村振興局整備部設計課
2021年 現職
農村を下支えし、未来を形づくる
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◇ 記憶に残っている業務 |
国営事業所での勤務時に、農業用水路の工事を担当していました。このままでは水路の完成が田植えの時期に間に合わないという事態に直面しましたが、地域の農業者、施工業者、県の担当者と協議・調整を行い、施工方法を工夫することにより、田植えに間に合うよう水路を完成させ、農地に水を届けることができました。この経験において、異なる立場の方々の利害を調整して共通の課題に立ち向かうことに楽しさを感じるとともに、その地域に住む人々の生活に直結した仕事に携わっていることを実感し、やり甲斐を感じました。
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◇ 日々の仕事 |
私が担当する施策では、国土や自然環境の保全といった農業・農村が持つ様々な機能の発揮を促進するため、農業者と地域住民が共同で行う農地・農業用施設を守る活動を支援しています。私は、地域の方々との意見交換や学識経験者による検討会等を通じて、日本の農業・農村の将来を見据えつつ制度内容の検討を行い、それを政策として形にするため、省内外の関係部局との協議・調整を行っています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
日本の農業・農村の将来を見据えた制度設計を行うためには、地域が抱える課題や実態をきめ細かく把握するとともに、国の農業政策の方向性や学識経験者の意見を踏まえた大局的な視点をもつ必要があります。異なる立場の方々の利害を調整し、チームプレイで制度を形作っていくことに面白さを感じます。そして「この制度のおかげで地域がやっていけている」という話を地域の方々から直接聞くと、自分の携わる仕事が日本の農村を下支えしていることを実感し、やり甲斐を感じます。
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◇ テレワークの経験 |
テレワーク時には、出勤時と同様、資料作成や関係者との連絡調整、オンラインの打合せ等を行います。上司と意見交換したいときには、電話やskypeを活用しています。テレワーク実施日は、出勤・退勤の移動時間を削減できるので、趣味の映画観賞の時間を増やせることがメリットです。
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◇ ある1日のスケジュール |
09:30 登庁
10:00 説明資料の作成、室内打合せ
11:00 省内関係部局に予算要求の内容について説明
12:00 昼食(同期とランチ)
13:00 各種作業依頼への対応
15:00 学識経験者とのオンライン打合せ
19:00 退庁
21:00 映画観賞、お笑い芸人の動画の観賞
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森林・自然環境
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林野庁
森林整備部森林利用課森林集積推進室
森林集積促進班経営管理係長
2016年 林野庁採用 国有林野部管理課
2017年 林野庁四国森林管理局四万十森林管理署
2018年 林野庁四国森林管理局四万十森林管理署清水・貝の川森林事務所
2019年 四万十市役所に出向
2021年 現職
地域と共に考え、成長できる仕事です
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◇ 記憶に残っている業務 |
入庁2年目に配属された四国森林管理局は、林野庁の出先機関の1つで、国有林野の管理や民有林への技術普及等を行っています。職員自らが国有林を管理していくということもあり、実際の林業の現場を目の当たりにしました。政策立案のためには、現場を知ることが第一との考えのもと、それらの業務に携わることで、現場のイメージを掴むことのできる良い経験となりました。この経験を活かし、実効性のある政策立案を目指していきたいと考えています。
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◇ 日々の仕事 |
平成31年4月に、林業の成長産業化と森林資源の適正な管理の両立を図ることを目的として「森林経営管理制度」がスタートしました。現在所属する森林集積推進室では本制度を担当しています。本制度は、市町村が主体となって取組を進めるため、その支援が主な仕事になります。各自治体の関係者と連携し、制度の運用が全国で円滑に進んでいくよう、地域の抱える課題を共有し、対応策を模索しながら、日々の業務に取り組んでいます。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
自治体との交流が多い部署ということもあり、最前線で活躍している市町村担当者から現場の声を直接聞くことができる機会が多くあります。現場の話を聞くたびに、自分が想像もしていなかったような実情があると知り、それらに対応するために知恵を絞ります。新しい制度ということもあり、戸惑うことも多いですが、市町村担当者の力になれた、自分も最前線で取り組めていると実感できたときこそが一番やり甲斐を感じる瞬間です。
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◇ テレワークの経験 |
外部からの問合せ対応や来客対応といった突発的に発生する業務への対応がないため、資料作成や調査結果の集計作業といった個人の仕事に集中して取り組むことができます。また、通勤時間の短縮となり、プライベートの充実も実感できます。
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◇ ある1日のスケジュール |
09:10 登庁
09:30 メールチェック
10:00 都道府県等からの問合せ対応
11:00 打合せ準備
12:00 昼食
13:00 事例集作成に係る市町村ヒアリング(Web会議)
16:00 打合せ事項の概要メモ作成
19:00 退庁
19:30 夕食(with同期)
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