デジタル分野の専門性を持つ皆さんへ

情報通信技術を活用するデジタル社会の実現に向けて、情報系の専門的な素養を持つ人材が必要です。公務の中で情報系の知識を持って、政策の企画立案に参画等する人材を募集します。
  
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1.総合職試験「デジタル」区分

 (1) 区分の新設
  
2022年度試験から「デジタル」区分を新設しました。問題選択の柔軟性が高く、受験者の専門性に合わせて受験できます。 
  ※総合職試験とは、政策の企画及び立案又は調査及び研究に関する事務をその職務とする係員の採用試験で、本府省を中心に採用されます。 

 (2) 専門試験(多肢選択式)
 
 《必須問題》 ※○内の数字は出題予定数
   基礎数学⑩、情報基礎⑦、情報と社会③

  《選択必須問題》次の17題から10題以上を選択解答 ※○内の数字は出題予定数
   計算機科学③、情報工学(ハードウェア)⑤、情報工学(ソフトウェア)⑤、情報技術④
 
  《選択問題》選択必須問題と選択問題の合計の解答数が20題となるよう、次の26題から選択解答 ※○内の数字は出題予定数
   線形代数・解析・確率・統計⑧、数学モデル・オペレーションズリサーチ・経営工学⑤、電磁気学②、電気工学③、
   電子工学③、通信工学③、制御工学②
 
  ・必須問題は20題、選択必須問題は17題中10題以上を選択して解答、選択問題は選択必須問題で解答した数との合計が20題
   となるよう選択して解答
  ・必須問題の科目として、情報技術と社会に関する基礎的な分野について問う「情報と社会」を新設
  ・選択必須問題の科目として、計算機科学、情報工学の技術が応用された分野(AI、システム工学、情報セキュリティ等)に
   ついて問う「情報技術」を新設
 
  【参考】選択必須問題と選択問題については、例えば、次のような解答の仕方が可能。
  ・選択必須問題 10題 + 選択問題 10題 = 20題
  ・選択必須問題 17題 + 選択問題 3題 = 20題
                           

 (3) 専門試験(記述式)
  ・次の6題から2題を選択解答 ※○内の数字は出題予定数
   情報工学(ハードウェア)②、情報工学(ソフトウェア)②、計算機科学①、情報技術①

  ・記述式の科目として、「計算機科学」と「情報技術」を新設
 
  【参考】例えば、次のような解答の仕方が可能。
  ・「情報工学(ソフトウェア)」 2題 = 2題
  ・「情報工学(ソフトウェア)」 1題 + 「情報技術」1題 = 2題
 
 (4) その他
   ・「デジタル」区分の新設に伴い、令和4年度以降、「工学」区分では、多肢選択式、記述式ともに「情報工学(ハードウェア)」、
   「情報工学(ソフトウェア)」は出題しない。
   ・「数理科学・物理・地球科学」区分の専門試験(多肢選択式)においても、情報理論・計算機数学・数値計算を出題している。 
 
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2.一般職試験「デジタル・電気・電子」区分

 (1) 区分の名称
   2022年度試験から区分の名称を「電気・電子・情報」から「デジタル・電気・電子」に変更しました。
   情報系を専攻の方、電気・電子系を専攻の方、どちらも自身の専攻分野で受験しやすくなりました。 
  ※一般職試験とは、定型的な事務をその職務とする係員の採用試験で、本府省のほか地方出先機関でも採用されます。 

 (2) 専門試験(多肢選択式)
  
《必須問題》  ※○内の数字は出題予定数
     工学に関する基礎⑳、電磁気学・電気回路・電気計測・制御・電気機器・電力工学⑧、情報・通信工学(理論)⑧

  《選択問題》  ※○内の数字は出題予定数
    次の選択A又は選択Bのどちらかを選択して4題解答
    選択A:情報工学(プログラミング)④
    選択B:電子工学・電子回路④
 
   ・必須問題は36題、選択問題は選択A又は選択Bのどちらかを選択して4題解答
 
 (3)専門試験(記述式)
  《必須問題》 1題 情報工学・通信・電気・電子に関連する領域 
 
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3.試験以外の採用―情報処理技術者試験等レベル3以上合格者の係員の選考採用の開始―

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理技術者試験等のうち、レベル3以上の水準である試験(※)のいずれかの試験の合格に必要な専門的知識又は技術を特に必要とする係員の官職に採用する場合には、試験によらず府省ごとに採用することができるようになりました。
 随時、府省ごとに募集がされますので、各府省HPや採用募集情報をまとめたこちらのサイトをご確認ください。
 
(※)独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理技術者試験等のうち、レベル3の水準である試験は下記の青囲みしている試験、レベル4の水準である試験は下記の赤囲みしている試験

   【出典】https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html
   (注)青囲み、赤囲みは人事院において加工した。 


 関連情報
 ・平成26年人事院公示第13号の一部改正 
 ・平成26年人事院公示第13号の全文 
 ・警察庁HP-情報処理技術者選考採用情報- 
 ・独立行政法人情報処理推進機構HP-試験のメリット- 
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