
ランサムウェアの脅威への対処に関する連携の強化のための国際会議(ランサムウェアに関するG7高級実務者会合)への参加
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ヘルメットに対するクロスボウの射撃状況(衝撃でわずかに矢がたわんでいる様子が見られる)

プレートに対するクロスボウの射撃状況

プレートに対するクロスボウの射撃状況(①と比較すると振動で矢羽根の変形している様子が見られる)
殺傷等事件をきっかけとしたクロスボウの所持等を許可制とする銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)改正作業に関連し、科学警察研究所では射撃状況の高速度撮影や威力評価を行いました。一発勝負となる高速度撮影では、研究業務や鑑定業務での経験に基づいて撮影条件を決定し、撮影された画像は広報を始めとした各所で活用されました。法改正に関わることは少ないのですが、威力評価を含めて想像以上に研究・鑑定といった日々の業務の経験が生きた事例です。
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約400m/s(マッハ数1.17)で飛翔する弾丸の発光強度画像

発光強度画像から変換して得られた飛翔中の弾丸表面温度分布
航空宇宙分野で研究されている画像計測法の「感温塗料(TSP)計測」について、飛翔中の弾丸を用いた評価検証を行いました。計測対象である弾丸表面に定着させた色素からの発光強度分布を高速度撮影で取得することが不可欠なところ、計測に十分な発光情報の取得に苦労しましたが、実験条件の見直しを繰り返すことでTSPによる温度分布取得に成功しました。その後、都道府県警の科学捜査研究所から「この計測結果が活用できた」という連絡をもらい、警察活動への貢献が実感できました。
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行動科学の視点から、未解決事件に関して、同一犯による事件の推定や、犯人特徴及び居住地等を推定する犯罪者プロファイリングの研究を行っています。
行動科学の視点から、犯罪の捜査を支援するための研究を行っています。犯罪者プロファイリングについては、未解決事件に関して、同一犯による事件の推定や、犯人特徴及び居住地等を推定する方法の研究を行っています。取調べや事情聴取については、取調官、成人被害者、取調べを経験した受刑者を対象とした質問紙調査、一般人を対象とした模擬取調べ実験といったアプローチにより、我が国の警察における面接技術について実証的に検討しています。
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警察では、被疑者DNA型記録等をデータベースに登録し、未解決事件をはじめ様々な事件の捜査に活用しています。
警察では、被疑者から採取した資料から作成した被疑者DNA型記録及び犯人が犯罪現場等に遺留したと認められる資料から作成した遺留DNA型記録をデータベースに登録し、未解決事件の捜査をはじめとする様々な事件の捜査において、犯人の割り出しや余罪の確認等に活用しています。警察庁刑事局犯罪鑑識官では、全国の警察署から嘱託を受け、被疑者から採取した資料のDNA型鑑定を行っています。
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警察の「神経系統」である情報通信システムを整備し、いかなる状況でも正常に機能するよう日々維持管理を行っています。
警察活動においては、あらゆる事件、災害等に迅速かつ的確に対応するため、指揮、報告、連絡等に用いる強靱な情報伝達手段が不可欠であり、無線機等の通信機器や無線中継所等の通信施設は「警察の神経系統」として大きな役割を果たしています。これらが常に万全の機能を発揮できるように、平素から点検、調整、監視といった維持管理業務に当たるとともに、災害等の発生時には通信機器を駆使して現場の警察官をサポートしています。
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電子機器からの情報抽出・可視化、不正プログラムの解析等を行い、犯罪捜査を技術面からサポートしています。
多様化・高度化するサイバー犯罪・サイバー攻撃等の事件捜査や防犯対策において、都道府県警察を技術的に支援する役割を担っており、電子機器からの情報の抽出・可視化、不正プログラムの解析、発電所等の重要インフラ事業者に対するセキュリティ対策に必要な技術情報の提供等を行っています。
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