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農林水産省消費・安全局農産安全管理課調査係長
総合職(農業科学・水産)
2019年 農林水産省農村振興局農地資源課
2021年 農林水産省農産局技術普及課
2023年 現職
※職員の所属(役職)は、原稿執筆時のものを記載しています。
日本の「食」をあらゆる面から支えています
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◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ |
就職活動の際、「食」に関連した仕事がしたいという希望は持っていましたが、具体的な分野や職種が定まっていませんでした。そんな中、農林水産省においては、「食」に関わる生産、流通、加工、販売などあらゆる面で社会に貢献することができる点に魅力を感じ、国家公務員試験を受けることを決意しました。
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◇ 記憶に残っている業務 |
令和3年秋以降、ロシアによるウクライナ侵略などの影響で、海外からの肥料原料の調達が不安定化しました。この状況に対応するため、主要な肥料原料の調達先国であるカナダへ出張し、連邦政府や州政府、民間企業に直接働きかけを行いました。出張後、肥料の調達を行っている商社等から、国際情勢が不安定な中でも順調に調達が行われている旨の報告を受けた時には、自身の仕事が肥料の安定供給という面で日本農業に貢献できていることを実感し、大きなやりがいを感じました。
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◇ 日々の仕事 |
現職では、肥料に使用できる原料や肥料が含有すべき成分等を定める基準の設定や見直しに関する業務を行っています。肥料の効果や使用方法、農作物や環境への影響に関する知識を深める必要があるほか、生産現場の実態を把握することが求められるため、肥料関係事業者との意見交換を通じて、ニーズや問題点を把握し、基準の見直しや適切な対応策の検討に役立てています。また、肥料工場などの生産現 場を訪問することで、実際の製造プロセスや品質管 理の仕組みに関する知識を深め、生産現場における 課題を把握するよう努めています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
農林水産省においてこれまで経験してきた業務は、農業生産に必要不可欠な肥料や農薬などの生産資材の安定供給や農作物の安全性の確保、農村の活性化など、どれも国民への食料の安定供給に寄与するものであり、大きなやりがいを感じています。 また、スーパーでの農産物の販売価格や農産物の品質向上など、日常生活の中で自身の仕事の成果や影響を実感できることも農林水産省の業務の魅力の一つだと思います。
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◇ ある1日のスケジュール |
09:30 登庁 新聞やweb報道をチェック
10:00 関係省庁との打合せ、終了後概要メモ作成
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12:00 昼食(同期とランチ)
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13:00 事業者への説明資料作成
15:00 省内関係部署と意見交換
19:30 退庁
20:00 夕食(自宅・職場周辺の飲食店開拓)
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