2025年度版技術系ガイド 

防衛省

技術系職員の活躍貢献     職員紹介

 防衛省には、我が国の平和と独立を守り、国民の命と平和な暮らしを守り抜くために、技術系職員が理系の専門性を活かせる場があります!
 防衛省本省では総合職(行政職施設系・行政職装備系)、防衛装備庁では総合職(研究職研究開発系)、陸海空各幕僚監部では総合職(研究職能力分析系)、情報本部では総合職(研究職情報系)が、地方防衛局や統合幕僚監部や陸海空自衛隊の各部隊等では一般職職員がそれぞれ活躍しています。
 総合職(行政職施設系)は、自衛隊の活動基盤である駐屯地・基地等の防衛施設に関する政策の企画立案や整備(設計・監督・技術の調査・検討)を担い、総合職(行政職装備系)は自衛隊の能力発揮の根幹である防衛装備品に関する政策の企画立案や調達実務を担い、総合職(研究職研究開発系)は装備品の研究開発業務を担っています。
 一般職職員は技術のプロフェッショナルとして装備品の点検・整備、防衛施設の設計・監督、サイバーセキュリティ業務等を担っています。

 
 

 土木・建築・機械・電気の専門性を活かし、防衛政策を具現化する。

 総合職施設系は、技術的知見を活かし、防衛施設の整備・周辺地域との調和・在日米軍の再編を担っています。昨年度から5年間の施設整備予算を約4兆円と見込んでおり、防衛省では防衛施設整備を着実に進めていきます。防衛施設の整備は、限られた予算の中で様々な要望に応えることはもちろん、関係法令の遵守や地域の理解確保も不可欠です。担当事業が完成した時の達成感はとても大きなものです。防衛施設の整備にあなたの技術を活かし、日本の平和を守ることに貢献しませんか。
 


 ビル群における爆発に対する脆弱性評価シミュレーション。
 


 戦略的な「装備政策」を展開し、日本と世界に貢献する。

 総合職装備系は、航空機や船舶といった装備品に係る各種政策の企画・立案等を担っています。防衛生産・技術基盤の維持・強化、諸外国との防衛装備・技術協力、装備品調達の最適化など、役割は多岐にわたります。理系のバックグラウンドを活かしつつ、海外政府、メーカー、商社、自衛官といった多くの人たちと共に働き視野を広げることで、自分を大きく成長させることができます。自由な発想と多角的な視野で戦略的な装備政策を展開し、日本を支えながら世界を相手に活躍したいと考える方の挑戦をお待ちしています。
 


 日英伊3か国による共同開発中の次期戦闘機(画像はイメージです)
 出典:防衛省ホームページ(https://www.mod.go.jp/j/policy/defense/nextfighter/index.html
 
    

 

職員紹介

 
村田 直毅



 
防衛省 防衛装備庁 調達管理部 調達企画課 課長補佐(総括班長)

総合職試験(工学) 大卒
 
2013年  防衛省採用 運用企画局情報通信課
2014年  経理装備局装備政策課
2016年  防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官(航空機担当)付係長
2019年  内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付主査
2020年  防衛装備庁装備政策部装備政策課課長補佐
2022年  現職

日本が日本であり続けるために不可欠な仕事。

 
 
◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ
 大学生の頃、「30~40年後になっても変わらずに誇りを持って働ける仕事はなにか?」と考えたときに、安全保障という国の最も根幹をなす重要な政策を担える仕事に携わりたいと思いました。
 
◇ 学生時代の専攻と現在の仕事との関係
 これまでの業務においては、大学で学んだ専門的な知識を直接使う機会はそれほど多くはありませんでした。 他方で、政策の立案に際して、過去の事例を研究したり法令や規則類を調べて実現に近づけていく様は、学んだ知識やツールを駆使して課題解決を図ろうとする理工系的なアプローチに似通っていると感じることがあります。
 
◇ 記憶に残っている業務
 入省3年目に海上自衛隊練習機TC-90をフィリピンに移転するというプロジェクトに従事しました。機体の移転のみならず、維持整備支援やパイロットへの教育も行う大規模プロジェクトであり、私自身、何度もフィリピンに赴き、現地の政府や軍の方と話し合いを重ね、移転を実現させることができました。 本件は「防衛装備品の海外移転」の初の成功事例であり、このプロジェクトに携わり移転を実現させたことが今でも私の自信に繋がっています。
 
◇ 日々の仕事
 現在は装備品の調達制度の企画立案や調達実務に係る管理業務等を担う部署において、「総括班長」という立場で課内や部内全体の業務管理や、国会や報道などの対外説明等を主に担当しています。このほか、特に重要な案件について特命事項として主体的に対応することもあります。 立場上、重要な決断を迫られることもありますが、自衛官をはじめ様々なバックグラウンドを持つ方々の声にも耳を傾けながら、皆が納得できるような説明を心掛けています。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐
 防衛省独特の風潮なのかもしれませんが、若手であっても自由に意見や考えを言える雰囲気があります。 前例のないプロジェクトや政策も多く存在する中で、自分のアイデアを基に事業が具現化していくことも多々あり、日本の安全保障の一翼を担えることに誇りを感じています。
 
◇ ある1日のスケジュール
  9:30 登庁
 10:00 他部署との打合せ
 12:00 昼食
 14:00 国会議員へのレク、終了後課長への報告
 15:00 デスクにて資料作成
 16:00 会議
 18:00 外国政府とのオンライン会議
 20:00 退庁 早めに終わった日は友人らとディナーに行ったり、自宅で料理をして過ごしています。

 



 
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