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原子力規制庁 原子力規制部 検査監督総括課 総括係長
一般職試験(原子力工学) 大卒
2017年 原子力規制庁採用 原子力規制部 原子力規制企画課 総括係員
2018年 原子力規制庁 原子力規制部 核燃料施設等監視部門 審査担当
2021年 原子力規制庁 原子力安全人材育成センター 規制研修課付
2022年 原子力規制庁 原子力規制部 検査監督総括課 調整係長
2023年 現職
学んだ知識や経験を活かし、高い専門性を追求できる
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◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ |
正直なところ、就職活動をするときに「公務員と民間企業のどちらにするか」ということにこだわりはなく、「大学で学んできた知識や専門性を活かせるかどうか」という観点を重視して、原子力規制庁への入庁を決めました。
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◇ 学生時代の専攻と現在の仕事との関係 |
学生時代は原子力工学を専攻しており、原子炉物理から、流体力学、放射線、機械工作まで様々なことを学びました。学生時代の恩師の「原子力は総合学問である」という言葉どおり、原子力規制庁では、原子力関係施設の審査業務や検査業務、海外でのワークショップへの参加など様々な場面で知識を活かせています。特に現在所属している検査監督総括課では、日々、原子力発電所の運転状況などの情報が入ってくるので、学生時代に学んだ基礎知識がとても役立っています。
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◇ 記憶に残っている業務 |
柏崎刈羽原子力発電所における原子力規制検査が印象に残っています。 柏崎刈羽原子力発電所では、IDカード不正使用や核物質防護設備の機能が一部喪失する事案が発覚し、通常の検査に加えて追加検査を実施していました。私は検査結果の集約作業や定例会合の手配から、地元住民への説明会対応や国会対応まで幅広く携わりました。専門的な知識が求められる非常に難しい業務でしたが、チーム一丸となって検査を終えたときの達成感は忘れられません。
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◇ 日々の仕事 |
現在所属している検査監督総括課の業務は、検査関係の部署のとりまとめや国際会合への参加など非常に多岐にわたりますが、特に重要な仕事として、検査報告書の作成が挙げられます。検査の実績を四半期毎にまとめて、原子力規制委員会に報告する必要があるのですが、スケジュールを考慮した工程表の作成から、地方規制事務所との調整、報告書案の作成、幹部への説明や会合の手配まで、業務上必要な一連の作業を学ぶことができました。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
学んだ知識を活かせる機会が多いことです。特に原子力規制検査においては、毎日現地の規制事務所から、原子力発電所の運転状況、時にはトラブル情報が報告されるので、その議論の中で自らの知識が生きる機会が多々あります。 また、出張も多くあるので、今まで知識としてしか知らなかったことを実際に五感で体験することができるため大変面白いと感じます。 そして、原子力規制庁には様々な分野の専門家がいるので、その方々から学ぶことにより専門の幅を広げることができる点も魅力です。
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◇ テレワークの経験 |
テレワークはよく利用しています。原子力規制庁全体でも、テレワークの利用が推進されていて、利用しやすい雰囲気だと感じています。テレワークでは、回りを気にせず業務に集中することができるので、報告書を一気に書き上げるときなどは非常に捗ります。また、テレワークの時は業務開始を1時間早めることで、アフターファイブを楽しむことができるのもありがたいですね。
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◇ ある1日のスケジュール |
9:30 登庁、まずはメールをチェック
10:00 原子力規制委員会に報告する為の検査報告書の作成
11:30 午前の地方事務所とのウェブ会議(発電所の状況確認など)
12:00 昼食(同期とランチ)
13:00 関係部署との情報共有会議(トラブル情報などの情報共有)
14:00 打ち合わせ(午前中に作成した報告書を幹部に説明)
15:00 打ち合わせを踏まえた報告書の修正
16:30 午前の地方事務所とのウェブ会議(核燃料施設の状況確認など)
17:00 引き続き報告書の修正
18:00 明日の業務内容について整理
18:15 業務終了!!
19:00 今日は家の近くにあるジムで汗かきます!!
20:30 帰宅
21:00 夕食、入浴
22:00 寝室にて映画鑑賞
23:30 就寝 明日の業務に備えてしっかり睡眠
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