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文部科学省 研究振興局 大学研究基盤整備課 大学研究力強化室 研究力強化推進係
総合職試験(化学・生物・薬学) 院卒
2022年 文部科学省採用 スポーツ庁政策課企画係
2023年 現職
※職員の所属(役職)は、原稿執筆時のものを記載しています。
多様で厚みのある研究大学群の形成に向けて
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◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ |
ふらっと立ち寄ったある省庁の業務説明会で国家公務員という職に魅力を感じ、そこから様々な省庁の説明会等に参加して、実際に職員等とコミュニケーションをする中で文部科学省で働きたいと意思を固めました。
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◇ 学生時代の専攻と現在の仕事との関係 |
文部科学省での仕事は、研究職ではないため、大学で専攻していた化学の知識や専門性が直接的に関係する業務ではありませんが、学生時代に日々の研究生活で培われた論理的な思考プロセスや、課題へのアプローチの仕方、思うような結果が得られなかった時の忍耐力や対応力、またその過程で様々なバックグラウンドの人と関わり対話した経験は、現在の仕事でも間接的ではありますが間違いなく活きていると感じています。
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◇ 記憶に残っている業務 |
現在担当している「国際卓越研究大学」の選定に関する業務を挙げます。「国際卓越研究大学」とは、世界最高水準の研究大学の実現を目指して、最長25年間、大学ファンドの運用益による支援を受け、我が国の学術研究ネットワーク全体を牽引していく大学になります。大学や社会の改革に対する本気の熱量を直に感じながら事務局として業務に携われたことは最高のOJTであり、引き続き一生懸命取り組んでいきたいと思います。
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◇ 日々の仕事 |
国際卓越研究大学の認定等に関する審査の事務や、大学ファンドからの助成に関する調整業務を主に担当しています。また、国際卓越研究大学に限らず、我が国の研究大学群全体の研究力強化に向けて、調査・分析や大学関係者等との意見交換を通じた検討も精力的に進めています。その他、会期中は国会対応や、時間がある時は興味のある省内外の説明会や勉強会に参加して、日々楽しく仕事をしています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
個人的な見解ですが、国家公務員という職の一番面白いところは、国の政策といった官僚でない限りあまり正面から向き合う機会がないような非常にスケールの大きく多様な案件に触れる機会があり、かつそれを自分事として捉えて極めてフラットな立場から職業として本気で検討できる環境にあり、さらに意見を言うだけでなく、実際に蚊帳の中の当事者として様々な打ち手を検討して実行していくことができることが醍醐味だと思います。
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◇ テレワークの経験 |
コロナ禍以降、霞ヶ関でもテレワークは進んできていると思いますが、私が所属している大学研究力強化室では、何かの事情による受動的なテレワークだけではなく、テレワークの特性を最大限活用する趣旨のもと積極的なテレワークを推奨する文化が根付いており、その時の状況や本人の希望に応じて柔軟に働き方を切り替えています。私も資料作成や情報収集など集中して作業に打ち込みたいときにテレワークを活用しています。
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◇ ある1日のスケジュール |
9:30 登庁
9:30~ メールの返信、資料準備など
11:00~12:00 大学関係者等とのオンライン打合せ
12:00~13:00 昼食(お弁当)
13:00~15:00 打合せのための資料準備など
15:00~16:00 有識者との打合せ
16:00~17:00 ポリメク(若手職員が中心の政策検討チーム)の活動
17:00~18:00 室内ミーティング(業務の進捗確認など)
18:00~19:00 メールの返信、資料作成など
19:00 退庁、そのまま同期と食事等へ
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