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防衛省 整備計画局 施設整備官付防護施設研究室 防護施設研究班 調整係長
2019年 防衛省採用 統合幕僚監部首席参事官付 総括班係員
2020年 南関東防衛局 調達部土木課 係員
2022年 地方協力局 地域社会協力総括課 移設整備班 係員
2023年 大臣官房秘書課付 係長(防衛大学校における技術研修)
2023年 沖縄防衛局 調達部土木課 係長
2025年 現職
技術の力で、日本の平和と独立に貢献。
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| ◇ 採用年・採用試験(区分)院卒・大卒 |
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2019年採用 総合職試験(工学)院卒
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| ◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ |
就職にあたって、組織のもつ目的やビジョンに共感できれば誇りをもって働き続けることができると考えていました。その中で、説明会等で聞いた防衛省の目的はこれに合致し、その目的は今後も変わらないのではと考えたことがきっかけです。
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| ◇ 学生時代の専攻と現在の仕事との関係 |
学生時代は、土木工学の中でも衛生環境工学という上下水道や省エネルギー等について研究する学問を専攻していました。現在は防衛施設の整備を行っていますが、学生時代に教科書でみたことのある式が実際に使用されており感動しました。細部を覚えていなくても見たことがあるというだけで理解のしやすさにつながったと思います。もちろん、実務ではより専門的な知識を求められるので、一から学ぶことが多いですが、わからないことを学ぶ土台になっていると思います。
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| ◇ 記憶に残っている業務 |
入省1年目に配属された統合幕僚監部で行った事態対処にかかわる業務が記憶に残っています。その年には北朝鮮によるミサイル発射、台風等に伴う災害派遣、国際緊急援助活動など様々なことが起きた年であり、自衛隊の任務を肌身で感じた1年間でした。施設系技官の仕事はそれらの業務に従事する自衛隊の活動基盤を整備する仕事であり、地方防衛局で実際に施設整備に従事する際は身の引き締まる思いでしたし、それは今も同様です。
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| ◇ 日々の仕事 |
地方防衛局勤務においては、防衛施設の建設にかかる調査、設計、工事等の監督業務を行っていました。具体的には契約書類の作成、費用の積算、自衛隊の各部隊や米軍、施工業者、関係自治体との打ち合わせなど目的物の建設に必要な事項をすべて実施します。また、現所属の防護施設研究室では、施設防護技術(爆発やテロ攻撃などから施設を守る技術)にかかる調査や検討を行っています。私は現在、爆発原理等の基本的事項について学びながら、施設防護に必要な基準の検討をしています。
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| ◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
防衛施設には滑走路、火薬庫、港湾施設など種々多様な施設があります。また、有事やテロを想定した施設防護を行う必要があり、勉強の毎日ですが、ここでしかできない仕事であることが一番の面白みだと思います。また私はこれから約2年間、アメリカにある米軍の防護設計センターで勤務し米軍の施設防護技術について学ぶ予定です。米軍の考え方を習得し防衛施設に活かせる知見を持ち帰りたいと思います。こういった機会があることも面白みの一つだと思います。
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| ◇ ある1日のスケジュール |
9:30 登庁
9:30 国外の施設防護にかかる情報収集
10:15 室内会議
11:00 業者との打ち合わせ
12:00 昼食
13:00 発注業務資料作成
15:00 予算要求資料作成
19:15 退庁
20:30 自宅着、自宅で運動やトレーニング
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