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法務省 大臣官房施設課 収容施設企画第二係
2020年 法務省採用 大臣官房施設課 実施設計担当(機械設備担当)
2021年 大臣官房施設課 設計担当(機械設備担当)
2024年 現職
技術力を生かして法務行政の礎を築く |
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| ◇ 採用年・採用試験(区分)院卒・大卒 |
2020年採用 一般職試験(機械) 大卒
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| ◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ |
就職活動において、民間企業や公務員という枠にとらわれず、幅広く業務説明会を受けていたところ、管轄が日本全国であるという大きなスケールに惹かれ、国家公務員になろうと決心しました。
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| ◇ 学生時代の専攻と現在の仕事との関係 |
大学では流体力学を専攻しており、効率的な発電を可能にする風車の形状について研究していました。学生時代に専攻した流体力学の考え方が、建物に使用する給水配管や空調用ダクトを設計する際に使われているため、大学で学んだ知識が建物の設計をする際の一助となっています。
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| ◇ 記憶に残っている業務 |
入省後、初めて携わった川越少年刑務所の職員宿舎の案件が記憶に残っています。これまで全く「建築」というものに触れてこなかったため、まずは図面を理解することからのスタートでした。上司や先輩からの手厚いサポートを受けつつ、設計業務の受注者と綿密に調整を行い、着実に設計業務を進めていきました。右も左もわからない中、苦労して完成させた設計図面を基に工事が発注され、契約後は工事監督業務の一環として実際に工事現場に赴くこともありました。自分が設計担当者として携わった建物が徐々に造られていく様子を目にした際、改めてスケールの大きい仕事をしているということを実感しました。
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| ◇ 日々の仕事 |
現在の業務は、刑務所などの収容施設と呼ばれる建物の建設や不具合解消に必要な予算の管理を行っています。収容施設は老朽化が進んでいるところが多いため、調整を経て計画した建設工事のほかに、雨漏りや空調機の故障など、突発的に発生する建物の不具合に対して、限られた予算の中での対応が求められます。その対応に当たる際は、施設運用に及ぼす影響の度合いや業務を通じて習得した技術的な知見に基づき、必要性や緊急性など、総合的に判断し、予算管理を行っています。
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| ◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
一般的に公共施設というと、市役所のように多くの方々の利用を見込んだ建物を想像されると思います。しかし、施設課で設計する代表的な建物は、刑務所などの収容施設という特殊な公共施設です。刑務所は塀で区切られているため、一般市民の方々の利用を前提としていません。皆さんが想像する公共施設とは違い、被収容者の逃走防止のために配慮しなければいけないポイントや、働く職員の使い勝手などを考慮し、利用者である刑務所の職員の方々と打合せを重ねながら、共にプロジェクトを進めていきます。最終的に成果物として完成した図面を受け取ったときや、完成した建物を目にしたときに大きな達成感を感じることができます。
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| ◇ テレワークの経験 |
通常の勤務体制では、電話対応や打合せなど、作業の中断が必要になる場面が多数あるため、まとまった時間を必要とする業務を処理したい日や、業務後に予定がある日などにテレワークを取得しています。テレワーク中はそういった中断が少ないため、集中して作業に取り組むことができます。また、業務終了後は通勤時間がなくプライベートな時間になるため友人と食事へ行くなど、ワークライフバランスを充実させることができます。
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| ◇ ある1日のスケジュール |
9:20 登庁 メール整理
10:00 法務省内の関係部署との打合せ
11:00 各施設の不具合報告に対する工事実施案件の選定
12:00 昼食 食堂は複数あります!また、お弁当も色々な種類が販売されているため、お昼ご飯に困ることはありません!
13:00 工事業者との打合せ、現場確認 法務省の建物を改修する工事など、現場の立会いをすることがあります。
16:00 打合せ後の資料整理、現場で発議された質問事項への回答案作成
18:15 退庁 同僚との食事や、最近ハマっているゴルフの打ちっぱなしに行くこともあります!
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