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海上保安庁 総務部情報通信課 サイバー対策室 サイバー技術調査官
2014年 海上保安庁採用 第九管区海上保安本部総務部情報通信課情報セキュリティ対策室
2016年 第九管区海上保安本部総務部情報通信課 施設係
2018年 第九管区海上保安本部総務部情報通信課情報通信システム管理センター
2019年 海上保安庁総務部情報通信課システム整備室 システム解析調査官
2023年 海上保安庁総務部情報通信課 計画係
2025年 現職
海の安全を守るため、理系だからできることがある
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| ◇ 採用年・採用試験(区分)院卒・大卒 |
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2014年採用 一般職試験(電気)大卒
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| ◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ |
大学院への進学を検討していたときに、技術系の国家公務員の説明会に参加したことがきっかけです。大学時代に学んだ知識をエンジニア的に生かすだけでなく、それを政策立案等に活用している姿に魅力を感じました。
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| ◇ 学生時代の専攻と現在の仕事との関係 |
学生時代には、情報工学、特にプログラミングを専攻していました。現在の仕事は、ログの解析をはじめとした情報システムに対するサイバー攻撃等への対応を実施しています。
学生時代に専攻していた情報工学は、サイバーセキュリティの最前線で活動する現在の業務に直結していて、当時学んでいたプログラミングやOS、ネットワークの知識を、複雑なセキュリティの問題の的確・迅速な分析、効果的な対策に活用しています。
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| ◇ 記憶に残っている業務 |
全職員が使用している情報システムの更改作業が特に記憶に残っています。当庁の現場では24時間365日休まず業務を行っているので、現場業務に支障が生じないようシステムを停止させずに更改する必要がありました。
そのため、システム整備部門や現場部署、事業者等関係者全員の協力が不可欠でした。新システムが無事に稼働し、現場部署からの良いシステムになった!という声を聞いたときの達成感は今でも忘れられません。
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| ◇ 日々の仕事 |
サイバー攻撃事案が発生した際に迅速かつ適切に対処するため、日々サイバー攻撃を模した演習を実施したり、サイバー空間の脅威情勢の把握・分析・評価をしています。
演習は、様々な情報システムを仮想的に再現した環境で行うもののほか、関係省庁と共同で実施することもあり、お互いに切磋琢磨しています。
また、情報収集は多角的な情報を得るため、日本だけでなく、外国に拠点を置くセキュリティ企業等からも日々情報収集しています。
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| ◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
情報システム整備・運用やサイバー対策のようなエンジニア的な業務だけでなく、海上保安庁の情報通信システムの整備計画策定、予算要求といった政策的な業務等、幅広い業務に携わることができます。当庁職員の多くは海上保安大学校・学校出身ですが、その中で一人、技術系大学出身としての知識を生かして政策に一石を投じることで、これまでにないような新しい考えが生まれ、より良い政策に繋がったときは大きなやり甲斐を感じます。
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| ◇ テレワークの経験 |
テレワークの際は、主にシステム整備に関する仕様書の作成や設計書の確認、予算要求資料の作成等、資料作成を行っていました。職場の場合は、電話や打ち合わせの会話などの環境音が気になることがありますが、テレワークの場合は環境音がないため、集中して資料作成することができます。また、通勤時間をプライベートな時間に充てることができるため、趣味を楽しんだり、家族と過ごしたりできるようになりました。
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| ◇ ある1日のスケジュール |
9:00 登庁
10:00 セキュリティベンダーと打ち合わせ
11:00 午後の演習環境準備
12:00 昼食(同僚とランチ)
13:00 関係省庁との意見交換
15:00 疑似サイバー攻撃演習
17:00 演習結果の評価、振り返り
18:15 退庁
19:00 家族と外食
21:00 帰宅
22:00 読書
23:00 就寝
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