2026年度版技術系ガイド 


経済産業省
技術系職員の活躍貢献     職員紹介

 ~日本経済の牽引役~

 経済産業省は、「未来に誇れる日本をつくる」をミッションの下、国内外の情勢の変化を捉え、この世界と国を良くするための本質的な課題を追求し、政策を企画・立案・実行している組織ですが、実は採用数の約4割が技術系職員です。
 取り組む課題は、エネルギー・環境からモビリテイ、AI・IoT、バイオ・ヘルスケア、産業保安など、経済に関わる全ての産業分野にまたがりますが、分野に限らず、産業の競争力を規定する大きな要素として技術・イノベーションがあり、それらが社会に実装されることで、私たちの暮らしはより豊かになっていきます。経済産業省の技術系職員は、技術と社会を繋げる人材、技術も行政も操れる人材として、理系としての専門性や理系的思考を活かしながら、日本の産業・人々の暮らしを豊かにする「仕組みづくり」に日々活躍・挑戦しています。

 


●2025年大阪・関西万博開催に向けた企画・立案・調整
 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会


●©Expo2025
 


●半導体業界で「伝説のエンジニア」と称される、ジム・ケラー氏との意見交換



●産業保安監督部における発電所、鉱山等の保安業務
 

    

職員紹介

高山 大地
高山大地さん
経済産業省 大臣官房 福島復興推進グループ 福島新産業・雇用創出推進室 総括係長

 
2019年 経済産業省採用 資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部政策課係員
2020年 資源エネルギー庁長官官房総務課戦略企画室係員
2022年 製造産業局自動車課係長
2024年 現職


一般的な理系出身者とは一味違う社会貢献

 
◇ 採用年・採用試験(区分)院卒・大卒

 2019年採用 一般職試験(土木)大卒
 

◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ
 自分自身が民間企業に勤めて自社のためだけに働くことが想像できず、国家公務員という国の最前線の動きを間近で見られ、かつ全民間企業等を対象にどのように貢献できるかを考えるという仕事のスケールの大きさに魅力を感じたからです。
 
◇ 学生時代の専攻と現在の仕事との関係
 現職では原子力災害を含む複合災害を被った福島県浜通り地域等の産業復興を担当しております。私は大学時代は都市工学を学びましたが、産業復興施策を考える中で特にまちづくりや防災といった観点で、大学時代に学んだ基礎知識が役立っています。また、前職の自動車課では電動化担当でしたが、電力や物理・機械の知識が必要になりますので、理系として学生時代に学んだことが前提知識とあったことが業務を遂行する上で役立ちました。
 
◇ 記憶に残っている業務
 原子力災害を被った福島県浜通り地域等が目指していく自立的・持続的な産業発展の姿を示すとともに、その実現に向けて関係機関が進めるべき取組の方向性を整理した、「福島イノベーション・コースト構想を基軸とした産業発展の青写真」の改定です。これまでの復興の進捗も踏まえて、今後の5年間で進めていくべき内容を再整理したものであり、復興庁や福島県庁とともに地元自治体等の声を伺い、一つの文書にまとめる調整は大変な作業ではありましたが、それと同時に達成感もありました。
 
◇ 日々の仕事
 室の総括係長としての業務は、室全体の業務発注やとりまとめを行うとともに、業務が支障なく進むように必要に応じて原班業務(各担当ライン)のフォローを行うなどしております。また、一原班としては、福島国際研究教育研究機構(F-REI)が行う、ロボットやエネルギー等の研究開発のための予算事業を担当しており、産業復興に裨益するF-REIの取組を支援すべく、F-REIや省内原課との調整を日々行っております。様々な研究分野に接するため多様な知識が必要とされます。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐
 国家公務員としての仕事の面白みは、国際・国内情勢は日々変動する中で、それに対応する国の最前線の動きに主体的に関わることができることです。また、現職の福島復興の業務は、地元の方々の目線で総合的に必要な施策を検討することが必要です。一つの分野だけではなく、省内他部局や他省庁が所掌するあらゆる施策を把握した上で、既存施策の組み合わせや新たな施策を検討するなど、広義な視点が求められる点で面白みややりがいがあります。
  
◇ テレワークの経験
 現職では総括という役割上あまりテレワークは活用しておりませんが、前職の自動車課では原班業務を担当していたためテレワークを多く活用しておりました。テレワークの利点は通勤時間が不要になるので、その分を有効活用できることが最大の利点だと思います。また、資料作成など集中して作業を行いたいときにはテレワークが適しているのではないかと思います。私は予算要求資料や制度設計の検討資料作成などを集中して行いたいときにテレワークを活用していました。
  
◇ ある1日のスケジュール
10:00 登庁、作業(メール等確認、室内への発注、予算資料作成)
12:00 昼食(同僚とランチ)
13:00 室内打ち合わせ(予算制度設計)
16:00 復興庁・福島県庁との打ち合わせ(青写真作業方針)
17:00 作業(発注内容の回収・とりまとめ、メール確認)
20:00 夕食
20:30 作業(分科会準備)
22:00 退庁、帰宅後ジムなど

 

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