2026年度版技術系ガイド 


国土交通省
技術系職員の活躍貢献     職員紹介

 ~豊かな暮らしと経済の実現~

 国民の命と暮らしを守ることが使命である国土交通省は、社会資本整備の推進、社会資本の老朽化対策、交通政策の推進、
 地域活性化の推進など、多岐にわたる施策に取り組んでいます。
特に、気候変動に伴い激甚化・頻発化する気象災害や、切迫する南海トラフ地震などの大規模地震から、国民の命と暮らしを守り、国家・社会の重要な機能を維持するため、防災・減災、国土強靱化の取組を切れ目なく推進する必要があるところ、技術系職員がそれぞれの専門性を活かして、より効果的で実効性のある施策立案・判断・業務遂行等に貢献しており、本省における施策立案・制度設計、現場における計画・設計・施工・管理・運営等、幅広いフィールドで活躍しています。

 

●国土強靭化推進本部



●車両を積載可能なフェリー・RORO船
 



●東京国際空港の滑走路等耐震対策の実施
 


●鉄道災害調査隊(RAILa-FORCE)による支援活動の様子



●気象庁スーパーコンピューターシステム



●老朽化が著しい浮桟橋の更新

 
    

職員紹介

中根 亨
中根亨さん
国土交通省 大臣官房参事官(イノベーション)グループ施工企画室 課長補佐
 

2013年 国土交通省採用 東北地方整備局岩手河川国道事務所防災課
2015年 総合政策局公共事業企画調整課施工企画係長
2017年 総合政策局環境・リサイクル企画室環境技術係長
2018年 総合政策局公共事業企画調整課計画係長
2019年 北海道開発局小樽開発建設部道路調査官
2020年 北海道開発局札幌開発建設部都市圏道路計画課長
2022年 北海道開発局建設部道路計画課課長補佐(総括)
2023年 現職


ダイナミック!! クリエイティブ!! イノベーティブ!!
 
◇ 採用年・採用試験(区分)院卒・大卒

 2013年採用 総合職試験(工学) 大卒
 

◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ
 学生時代に東日本大震災が発生しました。国家的な危機に対処する政府の仕事=国家公務員の仕事が連日報道され、自然に国家公務員にしかできない仕事をしたいと考えるようになりました。
 
◇ 学生時代の専攻と現在の仕事との関係
 学生時代には、流体力学の一分野である乱流モデルのシミュレーションなどを研究しており数式と格闘する日々を過ごしていました。現在、様々な政策検討や政策分析をする際に統計学的手法は必須ですし、また、様々な予測や推計を行う際には、モデル構築から考えることが多く、数理的な知識はもちろんのこと、工学的な数理モデル構築のアプローチ・考え方によく似ていて、学生時代の知識体系がとても役立っています。
 
◇ 記憶に残っている業務
 建設業の生産性向上に向けて、製造業の工場で実施されているような生産管理の考え方・手法を導入できないかと以前から提唱されていましたが、土木工事の様々な特徴により、これまでは本格的に導入が出来てきませんでした。そこで、私が様々な調査や検討を行って、土木工事の制約を踏まえつつも製造業の生産管理の手法を現実的に実施するためのガイドラインを作成しました。これにより様々なSierやメーカーが開発・改良に参画し、また施工会社もこれにそって生産管理の手法の導入が本格化し始めました。
 
◇ 日々の仕事
 施工会社、ゼネコン、メーカーのヒアリング、関係省庁との打合せ、チームでのブレインストーミング、資料作成、国会対応 など
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐
 日本の国土・基盤を支える建設業の生産性向上を直に主導していくという社会的使命を感じつつも、自分のアイデアを生かしながらダイナミックに仕事を進めることに大変な喜びを感じています。
 
◇ テレワークの経験
 腰を痛めてしまったことがあり、電車に乗っての通勤が大変だったことがあります。その際に、テレワークを活用することで、電車通勤を避け、仕事をすることができました。
 
◇ ある1日のスケジュール
 9:30 登庁、メールチェック
10:00 建設機械メーカーとのミーティング
11:00 幹部との打合せ
12:00 ランチ(2号館地下の中華料理屋さんで担々麺を堪能)
13:00 資料作成、上司、部下との打合せ
15:00 関係省庁とWEB会議
16:30 建設関連業界団体とのミーティング
17:30 資料作成、内部打合せ
19:00 退庁
20:30 子供と過ごし、就寝時間には寝かしつける
 
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