|
鈴木 祐麻 |
中小企業庁 総務課
平成28年採用 一般職(電気・電子・情報) |
|
◇ 学生時代の専攻分野は? |
電気電子情報通信
|
◇ 志望動機は? |
やはり所掌してる業種の幅広さでしょうか。私は入省前、自動車関係の民間企業で3年間勤務しており、自動車に採用されている技術レベルの高さや、一台の車が世間に出回るまでの苦労を肌で感じる日々を過ごしておりましたが、徐々に、メーカー同士は横で繋がっているのか、日本の自動車産業は10年後、20年後も世界を牽引できるのかなど、業界そのものに興味を持つようになりました。そんな時に、経済産業省の採用活動の一環で、これからの自動車産業をテーマにした業務説明会が開催されることを知り、その説明が興味深く経済産業省に関心を抱きました。さらにその後の説明会では、安全保障、中小企業支援、海外への販路開拓など幅広く所掌していることを知り、様々な業界を内から俯瞰できるのはここだと思い入省を志望しました。
|
◇ 採用後の経歴は? |
振り出しの部署では、ものづくりを行う中小企業等に対して設備投資費や研究開発費を補助する政策を行いました。その後は防衛産業支援、安全保障、コロナ対策など多岐に渡り携わりましたが、この点、入省前のイメージと変わらず、やはり所掌している業種の幅広さを感じることができました。また実際に業務を行っていると、幅広いだけではなく、関係省庁、有識者や主要企業から話を伺うことで、その業界特有の課題を特定するなど、より深いところで産業政策が検討されていることを知りました。
|
◇ 日々の仕事の様子は? |
安全保障に携わっていた頃は、有識者との意見交換や現場訪問を行い、防衛産業基盤維持に向けた法執行、民間企業の技術情報管理促進にい向けた業務を行っておりました。
制度検討等で作業時間を要する時などは、残業をすることもありますが、相談しやすい環境、フレックスタイム制の採用など、比較的働きやすい環境が整っており非常に助かっています。
|
◇ 専門性はどのように活かされていますか? |
大学では電気電子情報を専攻しており、半導体のロジックや、ロボット制御のアルゴリズム等を学んでおりました。経済産業省では民間企業等が行う研究開発を支援しているので、企業から技術の詳しい話を聞く時、どの技術を支援することがより経済効果をもたらすかを判断する時など、大学で学んだ専門性が活きるときがあります。正直、経済に関する専門性はないに等しかったので、業務に支障をきたすのではないかと不安はありましが、相談しやすい環境が整っておりましたので安心できました。大学で学んだこととは別のことに携わりたい、新しいことを多角的に学びたい、という思いがある方にはおすすめできる職場だと思います。
|
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? |
毎日が発見の連続なので日々成長を実感しているところですが、最近のエピソードとしは、コロナ対策給付金の予算執行のための業務フローの確立や情報管理のためシステム構築に取り組んだことでしょうか。国としても中々前例がない対応の中、関係省庁やシステム開発者等と密接に連携しながら進めてきましたので、システムが実装されたときは大きな達成感を感じました。
|
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は? |
仕事は時期によって忙しさが変わりますが、フレックスタイム制が採用されているので、都合の良い時間で出勤することができるのも働きやすさの一つだと思います。また回りの職員を見ていると、男女問わず出産後には育児休暇を取得しパートナーのサポートに従事する方もたくさんいるので、仕事と生活の両立は実現できている職員は多いと思います。
|
◇ 今後関わっていきたい政策課題等は? |
最近のニュースを見ていると、国内安全保障の危機、大気汚染による温暖化、燃料費の高騰などなど様々な報道がされておりますが、それら課題の解決に向けて、少しでも貢献して行きたいと思っています!
|
(令和4年12月) |