職 員 紹 介
  
         
小松 慶太   飯島 怜   鈴木 祐麻
   
留学中(ハーバード大学大学院)
平成26年採用 総合職(化学・生物・薬学)
  留学(マサチューセッツ工科大学 システムデザイン・マネジメント修士)   中小企業庁 総務課
平成28年採用 一般職(電気・電子・情報)
    平成27年採用 総合職(工学)    
 
         
鈴木 葉留香        
       
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 省エネルギー課        
平成31年採用 一般職(物理)        
  

  
小松 慶太 
 
留学中(ハーバード大学大学院)
 
平成26年採用 総合職(化学・生物・薬学)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
情報生命科学、バイオインフォマティクス
 
◇ 志望動機は?
 「国富の増大」という経済産業省のミッションに惹かれました。その達成のために法案作成や予算執行など多様な手段があり、それらをどう設計し推進していくか、とてもクリエイティブな業務内容であることも魅力的でした。
 また、説明会などでお会いした先輩方のキャリアが多様であったことも魅力でした。大学時代の専攻分野で入省後も活躍される方、大学時代の専攻とは異なる分野で専門性を高められている方などがいらっしゃり、自身の長期的なキャリアパスを考えるきっかけにもなりました。
 
◇ 採用後の経歴は?
 【入省1年目】係員
 温室効果ガス削減のための国際交渉を行う部署で、幹部への説明や他省庁との連携など、国家公務員としての基礎を学びました。
 【入省2~5年目】係長・課長補佐
 外国からの投資や輸出入の規制を企画・立案する部署で、約80年の歴史を持つ法律の改正史研究や法改正、ガイドライン改正などに携わりました。円滑な産業発展には適切な規制が必要であることを学びました。
 【入省6~8年目】主査
 内閣官房 健康・医療戦略室に出向しました。プライバシーを保護しながらバイオ・医療情報をビッグデータとして活用するための仕組みづくりや、民間事業者・大学・自治体間の連携促進などに携わりました。
 【入省9年目~現在】留学中
 ハーバード大学大学院にて、医療経済学を学んでいます。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 課題把握や解決策の検討のため、企業、研究機関、自治体などの様々な方とお会いして議論することが多いです。その過程で、多くのことを学ばせていただいていますが、こちらからも貢献できるよう、日々勉強を重ねています。
 解決策を政策案として設計する際には、省内にいる政策ツールの専門家(法律、予算、税、広報など)と議論を重ねながら、課題解決に効果的かつ現実的なプランを作り上げていきます。
 政策案の実現には、内外の関係者との調整が不可欠です。どのような説明をすれば共通の認識に至れるか、相手が何に懸念を感じているかなどを考えながら、日々調整を重ねています。
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 学生時代に学んだバイオ(分子生物学)の知識があることで、研究開発における課題やバイオ・医療情報の取扱いについて外部の専門家と円滑な議論を行えています。
 また、大学院での研究において培われた、課題発見や分析、仮説や解決手法の発想に関する能力は、政策立案にも活用できると思います。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 その日その日の自分の働きが、誰かを救うことに繋がる点です。自分がその日に踏ん張れるかによって、世の中の進歩が遅れることもあるため、やり甲斐と同時に責任も感じます。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は? 
 休日は、趣味で情報セキュリティの競技会に出場したり、妻と散歩に出かけたりして過ごしています。
 また、先日子供が生まれ、2か月間の育児休業を取得しました。休業からの復帰後も、同じ部署の方に配慮いただき、休暇の取得や終業時刻の変更など、育児のために柔軟な働き方をしていました。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 新しい医療技術が国全体に迅速に普及するためにはどのような政策が必要か、経済・産業の観点から考えたいです。
  
 (令和4年12月)

  
飯島 怜 
 
留学中(マサチューセッツ工科大学 システムデザイン・マネジメント修士)
 
平成27年採用 総合職(工学)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
社会基盤学
 
◇ 志望動機は?
 「住みよい社会の創造」を軸に官民広く就活するなかで、新しい取組の実現にはルール変更が必要なことも多いと感じ、変革のボトルネックとなる制度を改革できる仕事に魅力を感じました。最終的に、前向きで活力ある職員方と一緒に働きたいという直感で決めました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 分野としては、再生可能エネルギーや電気事業などのエネルギーに約半分、残り半分は半導体や通商政策に携わってきました。政策ツールとしては、法律、予算、税、財政投融資など幅広く経験してきました。通商政策で身に着けた通商ルールの知識は、色々な分野の業務で役立っています。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 政策企画立案では、各利害関係者のニーズを理解した上で、経済産業省内外の関係者を巻き込んで調整し、方向性や具体的な政策を定めて実施します。通常業務は企業や有識者との意見交換や関係各所との打合せが中心で、ホットイシューほど国会対応も多いです。また、現場視察や海外出張もたくさんさせていただきました。
  
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 特定の専門知識が活きることもありましたが、より汎用的に、技術面の大まかな仕組みやモデルをイメージしやすいことや、データ分析や既往研究レビューなどのスキルがあることが、色々な分野で役に立っています。
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 信念を持って、たくさん悩んで議論して設計した再生可能エネルギーの制度が、メディアで前向きに取り上げられているのを見たときは、とても感慨深かったです。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 より多くの時間を政策検討に使えるよう日々努力することで、優先順位判断力や事務処理力が格段に上がりました。また、経験の蓄積や周囲からの刺激により、想像力や説明力も伸びたと感じます。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 オンとオフの切替えを大切にし、業務後に皇居ランをしたり、長期休暇に海外旅行をしたりしています。冬はマイスキー板で週末を楽しんでいます。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 社会課題解決と市場拡大の両側面を持つサステイナビリティ分野などで、ビジネスの発展を促しながら、自身も成長していきたいです。
 
 (令和4年12月)

  
鈴木 祐麻 
 
中小企業庁 総務課
 
平成28年採用 一般職(電気・電子・情報)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
電気電子情報通信
 
◇ 志望動機は?
 やはり所掌してる業種の幅広さでしょうか。私は入省前、自動車関係の民間企業で3年間勤務しており、自動車に採用されている技術レベルの高さや、一台の車が世間に出回るまでの苦労を肌で感じる日々を過ごしておりましたが、徐々に、メーカー同士は横で繋がっているのか、日本の自動車産業は10年後、20年後も世界を牽引できるのかなど、業界そのものに興味を持つようになりました。そんな時に、経済産業省の採用活動の一環で、これからの自動車産業をテーマにした業務説明会が開催されることを知り、その説明が興味深く経済産業省に関心を抱きました。さらにその後の説明会では、安全保障、中小企業支援、海外への販路開拓など幅広く所掌していることを知り、様々な業界を内から俯瞰できるのはここだと思い入省を志望しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 振り出しの部署では、ものづくりを行う中小企業等に対して設備投資費や研究開発費を補助する政策を行いました。その後は防衛産業支援、安全保障、コロナ対策など多岐に渡り携わりましたが、この点、入省前のイメージと変わらず、やはり所掌している業種の幅広さを感じることができました。また実際に業務を行っていると、幅広いだけではなく、関係省庁、有識者や主要企業から話を伺うことで、その業界特有の課題を特定するなど、より深いところで産業政策が検討されていることを知りました。 
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 安全保障に携わっていた頃は、有識者との意見交換や現場訪問を行い、防衛産業基盤維持に向けた法執行、民間企業の技術情報管理促進にい向けた業務を行っておりました。
制度検討等で作業時間を要する時などは、残業をすることもありますが、相談しやすい環境、フレックスタイム制の採用など、比較的働きやすい環境が整っており非常に助かっています。
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 大学では電気電子情報を専攻しており、半導体のロジックや、ロボット制御のアルゴリズム等を学んでおりましたが、正直、その専門性が業務で直接活きてくる場面は多くはありません。しかし、経済産業省では民間企業等が行う研究開発を支援しているので、企業から技術の詳しい話を聞く時、どの技術を支援することがより経済効果をもたらすかを判断する時など、大学で学んだ専門性が活きるときがあります。正直、経済に関する専門性はないに等しかったので、業務に支障をきたすのではないかと不安はありましが、相談しやすい環境が整っておりましたので安心できました。大学で学んだこととは別のことに携わりたい、新しいことを多角的に学びたい、という思いがある方にはおすすめできる職場だと思います。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 毎日が発見の連続なので日々成長を実感しているところですが、最近のエピソードとしは、コロナ対策給付金の予算執行のための業務フローの確立や情報管理のためシステム構築に取り組んだことでしょうか。国としても中々前例がない対応の中、関係省庁やシステム開発者等と密接に連携しながら進めてきましたので、システムが実装されたときは大きな達成感を感じました。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 仕事は時期によって忙しさが変わりますが、フレックスタイム制が採用されているので、都合の良い時間で出勤することができるのも働きやすさの一つだと思います。また回りの職員を見ていると、男女問わず出産後には育児休暇を取得しパートナーのサポートに従事する方もたくさんいるので、仕事と生活の両立は実現できている職員は多いと思います。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題等は?
最近のニュースを見ていると、国内安全保障の危機、大気汚染による温暖化、燃料費の高騰などなど様々な報道がされておりますが、それら課題の解決に向けて、少しでも貢献して行きたいと思っています!
 
  (令和4年12月)

  
鈴木 葉留香 
 
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 省エネルギー課
 
平成31年採用 一般職(物理)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
物理学科
 
◇ 志望動機は?
 地球温暖化に関心があり、「豊かで便利な生活と、環境優先で生活することはどちらがより大切なのか?」を自分の中のテーマとして漠然と考えていました。そんな折り、たまたま参加した国家公務員セミナーで伺った「国家公務員は社会課題を自分事として向き合う仕事」という言葉と、経産省の「環境と経済の両立を目指す」という言葉に強く共感・感銘を受け、ここで働いてみたいと思うようになりました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 【1~2年目】
 素材産業に関わる部署で、総括として課の窓口を担当しました。災害時には被災地への物資支援、コロナ渦ではアルコール消毒液の増産支援等の対応も経験しました。
 【3~4年目】
 省エネ政策を担う部署で、家電の省エネ基準や省エネラベルに関する制度を担当しています。新しい基準を検討するための審議会の運営や、関係法令の改正、制度の広報まで行います。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 制度設計を行うには省内・省外を問わず幅広い関係者が存在します。そうした方々との意見交換や資料作成等の業務が中心です。また、実際に目で見て、体感する・相場観を知ることも重要なので、機会があれば工場等の現場に積極的に行くようにしています。
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 制度の検討では、統計等のデータを踏まえ結論を出すことが不可欠になっており、理系の素養は常に活かされると思います。物理学でいうと、例えばエアコンの省エネについて考えるときには、そもそもどういう原理でエアコンが動いているかを理解しなくてはならず、そのためには前提となる物理法則を知っている必要があります。そうした際、大学時代に学んだことが活かされているかなと感じます。
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 ニュース等で報道されるような案件が自分事になることや、行った仕事が社会に確実に影響していると感じられることです。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 2年目の終わりに、担当する産業の歴史を資料にまとめ課内勉強会で1時間の発表を行いました。資料の反省点は多々ありますが、一人でまとめあげ自分なりの解釈を持って人に伝えることができたことに、達成感を感じました。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 コロナ渦で時差出勤やテレワークが浸透して、上司のご配慮もあり、家庭等の都合に合わせて働くことができています。休日は、お出かけや旅行に行くなど、平日と切り離して楽しく過ごしています。
 
  (令和4年12月)

  
  
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