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池田 緑 |
財務省 関東財務局 管財第1部 第2国有財産調整官
令和元年採用 一般職(建築) |
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◇ 学生時代の専攻分野は? |
建築
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◇ 志望動機は? |
学生時代から共同住宅に関心があり、官庁訪問の際に建築職採用があると知って、国家公務員の共同住宅である宿舎の業務に興味を持ちました。宿舎の整備で国家公務員の生活を支え、その結果国に貢献する、宿舎の一生(計画、設計、工事、維持管理、改修、廃止)に携わることに魅力を感じました。
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◇ 採用後の経歴は? |
1年目は、国家公務員宿舎の予算と宿舎の入居調整に係る事務を担当しました。2~4年目は、宿舎の大規模改修工事(屋根防水、外壁、給排水設備等)の現場管理と改修設計を担当しました。工事では現場指導や定例会議、書類確認を通した品質管理、設計は設計事務所と打合せし、提出された図面の確認を行いました。5年目からは、改修設計の図面審査や宿舎設計基準の整備、改修工事後の検査等を担当しています。
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◇ 日々の仕事の様子は? |
工事担当の際には、多い時で週2~3回現場を確認していました。設計審査や設計基準の整備担当はデスクワーク中心ですが、工事担当時の経験を踏まえ、施工を考慮した図面となるよう設計事務所に繰り返し指示を出しています。また、宿舎新築の計画のため関係官署と打合せをしたり、内外の研修に参加し、昨今の建築情勢の把握や知識取得に努めています。勤務先は主にさいたま新都心で、異動範囲は概ね1都3県であり、転勤はほぼなく働きやすいです。
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◇ 専門性はどのように活かされていますか? |
大学で学んだ建築の基礎知識を生かしながら、工事担当では現場で体感することで理解を深め、図面審査や設計基準作成時には知識を習得しながら専門性を高めています。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐は? |
改修工事は居住者のいる中行うため施工者との調整も多く、無事完了したときには試行錯誤した日々を振返り、達成感があります。縁の下の力持ちとして国家公務員を支え、国に貢献していることにやり甲斐を感じています。
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◇ 自己の成長を実感したエピソードは? |
工事及び設計の担当として同時に複数案件を担当していた際、工期内の工事竣工と設計完了のため、上司等周りの経験のある人に相談しながら、ポイントを押さえた適時的確な指示を心掛けることで、無事全案件を完了できた時に成長を実感しました。
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◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は? |
フレックス制度の活用や年次休暇の取得がしやすく、週末に予定がある時は金曜や月曜と合わせて連休にしています。平日の夜や週末には学生時代から継続する水泳の練習や、1級建築士の資格取得に向けた勉強をしています。周りには男女問わず育休取得、時短勤務の人がいて、仕事と生活を両立しやすいと思います。
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◇ 今後関わっていきたい政策課題などは? |
国家公務員宿舎の需要と供給のミスマッチ解消のための新築計画や、宿舎の老朽化対応としてのリノベーションに携わり、魅力ある宿舎を造りたいです。また、脱炭素、木造化、ZEH等時代の潮流にあった宿舎行政に貢献していきたいです。
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(令和6年5月) |