職 員 紹 介
  
     
前田 佑樹   河村 拓実   三澤 吾緋
   
財務省 関東財務局 管財第1部 第2国有財産調整官   財務省 中国財務局 管財部 統括国有財産管理官(第三部門)   財務省 近畿財務局 管財部 統括国有財産管理官(5)
令和元年採用 一般職(建築)   平成28年度採用 一般職(建築)   平成30年度採用 一般職(建築)
         
尾関 崚        
       
財務省 近畿財務局 管財部 統括国有財産管理官(7)        
平成30年度採用 一般職(建築)        
  

前田 佑樹
 
財務省 関東財務局 管財第1部 第2国有財産調整官
 
令和元年採用 一般職(建築)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
建築
 
◇ 志望動機は?
 元々、私の中で財務省は"国の財政や税金をコントロールしている機関"という印象があり、建築分野と関わりのあるイメージはありませんでした。そのため、業務説明会にて関東財務局には財務技官(建築職)という役職があり、建築職の採用枠があることを知った時は正直驚きました。そして、国家公務員宿舎の計画・維持管理を通じ、国民に奉仕する立場である国家公務員の円滑な業務を支えることで、国民全体に貢献できるといった宿舎業務の意義の大きさに魅力を感じたことから、志望しました。
 
◇ 採用後の経歴は?
 採用1年目は、国家公務員宿舎の修繕業務に携わりました。宿舎において住宅設備の不具合が起きた時、宿舎管理人から修繕依頼を受け、通達に基づき内容を判断して修繕業者に修繕を発注します。
 採用2年目から現在にかけては、宿舎改修工事に係る図面審査や設計基準の整備、改修工事後の竣工検査等の業務に携わっています。また、他省庁にて行われる建築分野の研修にも積極的に参加し、少しでも宿舎業務に還元できるように日々勉強しております。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
  普段は、宿舎の改修工事に係る図面審査や、設計基準の改定作業といったデスクワークを中心に行っております。図面審査では、図面に現地調査の内容が反映されているか、設計基準に合致しているか、改修前後の整合性等に着目し、審査を行います。図面に不備があると工事内容が施工者に十分に伝わらず、施工自体に影響する恐れがあるため、設計事務所に対し修正指示を繰り返し行い、施工者が工事内容を正確に把握できるような精度の高い図面となるよう努めています。非常に責任感を伴いますが、やり甲斐のある業務です。
 デスクワーク以外では、改修工事の竣工検査のため現場に出張する機会もあります。検査官として現場に赴き、工事書類に不備はないか、図面のとおり正確に施工されているかを検査します。また、審査した図面を基に施工された現物を実際に見て体感することで、工事内容についてより理解を深めることができます。得た知識は以降の図面審査に活かすことができるので、竣工検査は貴重な機会でもあります。
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 国家公務員宿舎の改修工事に係る図面審査をはじめとした専門的な知識を要する業務であるため、設計事務所との打合せ等においても建築の専門用語が頻繁に使用されます。これらのことから、専門用語や法規、施工に関する知識等、大学や建築士の学習で培われた知識は日々の業務の中で存分に活かされていると感じます。
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
  図面を作り上げる過程(図面審査)と工事(竣工検査)の両方の業務に携われることは、現在の自身の業務の面白みだと感じます。特に、竣工検査で現場に赴いたときは、審査した図面の内容が現実に再現されていることを実感できるうえ、現場でしかできない経験(エレベーターのかごの上に乗れる等)もでき、とても充実しています。
 また、自分が審査した図面を基に改修工事が行われ、その宿舎に住む多くの国家公務員の方々の生活に貢献できていることは自身の業務のモチベーションでもあり、やり甲斐を感じます。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 分からない用語・工法は調べ、それでも不明な点は先輩に教えを乞う等して日々の業務で知識を積極的に獲得し、それを業務に活かせたとき(図面審査で図面の内容について理解・指摘できるようになった時、設計事務所との打合せで発言できた時、工事の内容について上司と相手方が議論している内容を理解できた時等)は、以前の自分よりも成長しているなと実感します。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
   土日祝日は休みで、年次休暇も取得しやすい環境です。私はライブに行くことが好きなので、平日に好きなアーティストのライブがある場合は計画的に年次休暇を取得してライブに行くことも多いです。また、効率的に業務を進めることで基本的に定時で退庁でき、プライベートな時間も多く捻出できるので、仕事と生活を両立しやすい環境だと思います。(私は退庁後、趣味である料理をしたり、ギターを練習(&YouTubeに投稿)したりしています。)
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
   国家公務員宿舎の需要と供給のミスマッチ解消や、築年数による老朽化への対応(既存宿舎のリノベーションを含む大規模改修等)といった、宿舎行政における課題解決に向けた取り組みに携わりたいと考えています。今後とも宿舎行政に少しでも貢献していけるように、日々の業務の中で沢山経験を積み、成長していけたらと思います。
 
 (令和4年2月)

河村 拓実 
 
  財務省 中国財務局 管財部 統括国有財産管理官(第三部門)

平成28年採用 一般職(建築)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
建築(構造力学)
 
◇ 志望動機は?
 もともと住宅に興味があり、公共施設の中でも共同住宅(国家公務員合同宿舎)に関わることのできる財務局に興味を持ちました。また、建築物の計画や新築だけでなく、改修、維持保全、解体等の建築物の一生を通して、設計、積算、監督等の様々な業務を通して携わることができる点に魅力を感じました。
 
◇ 採用後の経歴は?
 ・1年目は、宿舎の戸数等を管理する総合調整を担当。
 ・2~3年目は、宿舎の漏水や器具の破損等に対応する修繕工事を担当。
 ・4年目は、建築基準法や消防法等に定められている宿舎の法定点検業務を担当。
 ・5年目以降は、宿舎の外壁改修や給排水設備改修等の大規模な改修工事の設計・積算・工事監督を担当。
◇ 日々の仕事の様子は?
 設計業務では、設計事務所との現場での改修方針の検討、図面作成時の打合せ、作成図面と現場との照査を行っています。工事担当としては、現場の指導や書類の確認、定例会議での打合せを行い、工程管理や品質管理に努めています。改修工事では居住者のいる中での工事となるため、居住者に極力迷惑をかけないよう検討を重ねています。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 共同住宅には電気設備や給水管等もあるため、電気設備や機械設備も含めた総合的な知識や技術が求められます。また、共同住宅という住まいであることから、生活に配慮した快適な環境とするよう、日々勉強しています。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
  居住者のいる中で難易度の高い改修工事が無事に完了したときには、大きな達成感を感じました。
 共同住宅に特化して専門性を磨くことができる点や、近年の課題である建物の長寿命化のための改修工事にも関わることができる点については、財務局ならではの面白みだと思います。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 設計だけでなく、積算や工事監督等の様々な視点から工法等を検討できるようになり、成長できたと実感しました。
 また、一級建築士の資格を取得したときは、日々の業務で培った知識と経験が積み重なったものと思います。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
  年次休暇を取得して趣味や休息を楽しんでいます。
 ちなみに、年次休暇の次年への繰越上限は20日ですが、私は1度も上限を超えたことがなく、とても年次休暇を取りやすい職場だと思います!
  
 (令和4年1月)

三澤 吾緋 
 
財務省 近畿財務局 管財部 統括国有財産管理官(5)

平成30年採用 一般職(建築)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
建築
 
◇ 志望動機は?
  国家一般職の「建築」部門での採用となったのですが、私はまず財務省に建築系の仕事があるということを知らず、業務説明会で初めて知りました。一体どのような仕事なのかと興味を持ち、説明会に参加することになりました。そこで、国家公務員宿舎を含め様々な種類の建物を管理していることを知り、興味を持ちました。
 
◇ 採用後の経歴は?
  採用後3年間は合同宿舎の改修工事を行う部署に配属され、合同宿舎の屋根防水や外壁の改修であったり、給排水等の設備の改修工事を担当しました。その後、2年ほど合同宿舎以外の工事を担当する部署に所属しました。その部署では、国の管理する建物の解体工事や改修工事、崖地が崩れないようにするための対策工事等を担当しました。その後、再度合同宿舎の改修工事を行う部署に配属となりました。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 国家公務員宿舎の改修工事の契約に向けて図面の作成や精査をしています。その後は、出来上がった図面等を基にこの工事をするのに実際どのくらいお金がかかるかを積算しています。
 これらの工事の発注準備が終わり、無事契約できた後は、受注者と工事の打ち合わせを何度も行っていきます。その中で、現地にも何度も行き、きちんと工事ができているかの確認などを行いながら、工期内に工事が終了できるように工事の監督をしています。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
  工事の発注準備において、自身で図面を作成したり、図面の編集をしたりします。その際の図面の書き方であったり、また、建築工事を行う上で、建築工事とはどのようなことを行うのか。法律であったり、施工の知識であったりを活用しながら業務を進めていくので、私が大学などで得た知識が活かされてると感じます。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
  現場が近畿一帯にありますので、各地域によって工事を行う上での条件が違い、実際に現場に行きながらどのような工事にしようかと図面を作り上げていくことができるのが、自身の業務の面白みだと思います。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
  入局後まもなく、工事案件を担当することとなり、工事施工会社と直接やり取りをしたり、工期内に工事を竣工させるためには、いつまでに何を指示しなければいけないのかを少しずつ勉強しながら最終的に工事を完成することができたときに成長を実感しました。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
  業務終了後や、休日の時間も十分にとることができ、一級建築士資格の取得に向けた勉強や、趣味の野球観戦をすることができているので、仕事と生活の両立がしやすい職場だと感じます。
  
◇ 今後関わっていきたい政策課題等は?
  宿舎の長寿命化を図るため、リノベーション工事等に関わっていきたいです。
  
 (令和4年12月)

尾関 崚 
 
  財務省 近畿財務局 管財部 統括国有財産管理官(7)

平成30年採用 一般職(建築)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
建築学
 
◇ 志望動機は?
 財務省や財務局というと「国のお金のことを扱っている役所」というイメージがありました。しかし、実は財務技官として理系の採用枠があると知ったこと、更に業務内容にも興味を持ったこと、により志望しました。私の場合は、某テレビ番組(匠が劇的なリフォームをする)をキッカケにして住宅の改修に興味があったのですが、財務局では今まさに公務員宿舎のリノベーションを進めています。また、私の専門は建築史だったのですが、財務局の扱う国有財産の中には伝統的工法で作られた建物も存在し、興味深いです。
 
◇ 採用後の経歴は?
 採用から4年間は、公務員宿舎の大規模改修の設計や監督に関わってきました。工種も、外壁改修や屋根防水改修から給水設備改修まで、建築・設備を問わず幅広く経験が出来ました。
 採用5年目で初めて異動し、国有建物の解体や国有崖地の崩壊防止など、建築だけでなく土木も含めて工事を幅広く扱う部署に所属しています。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 大別すると、工事の設計業務と監督業務に携わっています。設計業務では、設計業者との現地調査や打合せを通じ、現場に即した実現性のある工事を可能とする仕様書・積算の作成を目指しています。監督については、技術的視点に立って、安全かつ着実に施工を進められるよう整える重要な役回りとなっています。現場へは頻繁に足を運び、工事対象だけでなく近隣への影響も含め、適切に把握・対応することに努めています。
 その他にも、他の部署からの技術的な問合せに回答することや、国有地・国有建物の現況調査に随行することもあります。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
  建築や土木の工事に関わる部署・役職である以上、専門知識は日常的に活用されています。多種多様な業務に携わる中で経験を積んでスキルアップし、次なる設計・工事に備えることも重要です。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
  形に残ったり目に見えたりする「モノ」を扱う仕事なので、完成した姿を見た時の達成感はひとしおです。また、派手で目立つような案件は少ないですが、「縁の下の力持ち」的な、無くてはならない仕事であると自負しています。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 或る宿舎の複合的なリノベーション工事を、自主設計から竣工まで一貫して担当したことがあります。複雑で困難なプロジェクトでしたが、様々な人の助けを借りつつ進めていく中で、知識や経験が大きく積み上がった実感を持ちました。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
  各個人の業務量に気が配られており、年次休暇も取得しやすい環境です。おかげで快適な社会人生活を送っています。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題等は?
  老朽化した国有建物の解体工事や大規模改修工事について更に深く関わり、効率的・現実的で時代に適合した工事を目指していければと思っています。
 
 (令和4年12月)
  
  
Back to top