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原 爽太朗  |
沖縄国税事務所 間税課 財務技官
令和2年採用 総合職(化学・生物・薬学) |
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◇ 学生時代の専攻分野は? |
発酵化学
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◇ 志望動機は? |
大学時代に専攻していた発酵化学の知見をベースに酒類関連の専門性を磨けること、酒類製造者と直接コミュニケーションをとる機会が多いので、現場の生の声を施策に反映できることに魅力を感じました。
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◇ 採用後の経歴は? |
入庁後、新人技官研修を通じて醸造・分析・酒類に関する法律の基礎等について学びました。その後は沖縄国税事務所にて、泡盛をはじめとする酒類の技術相談や分析鑑定、品質評価等に携わっています。
泡盛やビール等、様々な酒類の製造場臨場や、研修参加の機会も多いです。
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◇ 日々の仕事の様子は? |
現在所属している沖縄国税事務所では、お酒造り(主に泡盛)の技術相談対応、製造場への臨場等を通じて、製造者の方と意見交換を行っています。
お酒造りの知識・経験は現場の方には当然適わないので、お話を丁寧に聞くことを第一に置き、言外のニーズを掬い取ることの重要性を感じています。
最近は研修等を通じて泡盛以外のお酒についての経験値も積んでおり、日本酒やビールの造りとの比較を通じて泡盛への理解を深めています。
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◇ 専門性はどのように活かされていますか? |
発酵化学を専攻していたので、お酒造りに用いられる微生物の科学的な話題をフォローすることはできます。しかし専門性そのものよりは、専門性を得る過程で得た科学的素養が、新しい知見を取り込むベースとして活かされていると感じます。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐は? |
お酒に関する専門性を起点として、製造者への技術支援・産業振興・行政・研究等、幅広い業務に携われることです。
お酒自体がこのように多様な側面を有している奥深い飲み物なので、その魅力をいかに引き出し、伝えられるかにもやりがいを感じています。
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◇ 自己の成長を実感したエピソードは? |
若年層向けにお酒に関するWEBアンケートを実施、その結果を集計・考察し、沖縄県内の酒類製造者に「若年層向けの泡盛PR」について提言させていただける機会がありました。その際、製造者の方から提言について率直な意見をいただくことができ、自信が付きました。
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◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は? |
仕事に余裕があるときはなるべく残業せずに、趣味のソフトテニスと居酒屋巡りを楽しんでいます。
最近、泡盛の香りと味で銘柄が分かるようになってきました。
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◇ 今後関わっていきたい政策課題などは? |
現場の声をしっかり掬い取り施策に反映していくことで、焼酎・泡盛をはじめとする日本産蒸留酒の価値を高めていきたいと思います。
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(令和4年12月) |