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伊藤拓哉 |
原子力規制庁 地震・津波審査部門 安全審査官 平成27年採用 一般職(物理)
(令和4年12月現在) |
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| 学生時代の専攻分野は? |
| 凝縮系物理 |
| 志望動機は? |
安全を追求する。とてもシンプルで常に進化し続ける終わりのない仕事に魅力を感じました。
また、原子力規制委員会は組織のトップが政治家ではなく科学者・研究者であり、中央省庁ながら政治から独立した組織です。ゴリゴリの理系だった私のからすると、組織が下す科学的な判断において、政治干渉がないのも魅力の一つでした。 |
| 採用後の経歴は? |
環境の放射線モニタリング、原子力発電所の検査・審査の仕事に携わってきました。
放射線モニタリング業務では、福島県のモニタリング体制の見直しに関する検討を行い、測定データを基に県や市町村と調整しながら案をとりまとめました。
検査業務では、現地の検査官と連携して事業者の保安活動を監視し、総括担当として照会対応、国会対応等の対外的な仕事をしていました。
約1年間の研修を受けた後、現在の審査業務に従事し、事業者とのヒアリングや公開会合を通して、原子力発電所が基準を満たした設計となっているか確認をしています。 |
| 日々の仕事の様子は? |
原子力発電所の審査のうち耐震・耐津波設計の審査を担当しています。普段は事業者から提出された審査資料を読み込み、基準適合の観点での不明点について、事業者に確認する作業をしています。この一連の作業の中で技術的な論点を見つけ、公開会合(YouTube中継)での議論につなげていきます。
また、審査の中で原子力発電所に行くこともあります。現場に行くことで書類だけではイメージしづらかった構造、配置等がクリアになり、頭の整理が進みます。 |
| 専門性はどのように活かされていますか? |
基礎的な物理学の知識が原子炉の物理的挙動の理解に役立つこともあったり、特に研究とその発表の中で培った根拠に基づき論理的な説明をする能力やロジカルシンキングは行政官として大いに役立っています。
また、原子力は総合科学技術です。どの専攻分野であっても関連性がゼロということはほとんどなく、「学生のとき似たようなのやったなぁ」というのがどこかであると思います。 |
| 仕事の面白み、やり甲斐は? |
原子力規制委員会・原子力規制庁は、科学的・技術的な見地から物事を判断をします。裏を返せば、科学的・技術的な見地という土俵においては、幹部、上司、部下の壁はなく対等ということです。
若いうちから重要な意思決定に関与し、さらには自分の意見が議論の中心になり得る環境での業務は、ほどよい緊張感とそれ以上にプレーヤーとしての面白さを感じることができます。 |
| 自己の成長を実感したエピソードは? |
入庁したばかりの頃は、目の前の仕事をこなすだけで精一杯でした。しばらく経って政策の担当として仕事を任されるようなってからは、単に仕事をこなすだけでなく、自分なりに考えながら意見を持って仕事に取り組むことを意識するようにしていました。
あるとき、担当の政策を上司に説明する機会がありました。自分の意見も述べつつ事実関係を整理した論理的な説明を心がけ、「説明もわかりやすかったし納得できる内容だったよ。」と上司から言われたときは、心の中でガッツポーズをしました。 |
| 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は? |
オンオフのメリハリを付けて過ごしています。
休日は趣味のフットサルに加えて登山、スノーボード、サイクリング、リアル脱出ゲームなどなど色々なことに挑戦して全力(?)で遊び、リフレッシュした状態で平日の仕事に臨んでいます。
GW、お盆、年末年始等は連休を取ることが推奨されており、私の場合は毎回10日間ほどの大型連休にしています。加えて、時差出勤やテレワークの融通も利きやすいので、ワークライフバランスは取りやすい職場だと思います。 |
| 今後関わっていきたい政策課題などは? |
原子力施設の規制については、ゆりかご(設置)から墓場(廃炉)まで原子力規制庁で担っています。
せっかくなので施設の一生(各段階での規制)に一通り携わってみたいと思っています。 |