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デジタル庁 戦略・組織グループ AI担当
一般職(電気・電子・情報) 大卒
2023年 デジタル庁採用 戦略・組織グループ 庶務担当
2024年 現職(戦略・組織グループ AI担当)
※職員の所属(役職)は、原稿執筆時のものを記載しています。
「あなた」が主役のデジタル社会を目指して
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◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ |
私が学生の時、新型コロナウイルス感染症が流行し、社会全体のデジタル化の重要性を身に染みて感じました。そんな中、特定の個人が便利になるデジタル化ではなく、一人ひとりのためのデジタル化を目指すデジタル庁に惹かれたことがきっかけです。
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◇ 学生時代の専攻と現在の仕事との関係 |
大学院では、シャーレ画像から細胞の個数と面積率を正確に算出できること目的とした、ファインチューニングの研究を行っていました。課題解決のためのAI学習及びAI利活用の経験を活かし、現在は、行政における生成AIの利活用推進や、政府等保有データのAI学習データへの変換にかかる調査研究等に関する業務に携わっております。
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◇ 記憶に残っている業務 |
私が携わった業務の中で、「行政における生成AIの適切な利活用に向けた技術検証」業務が印象に残っています。 本検証では、実際に行政業務の中で生成AIを利用するため、安全に生成AIを利用できることと、様々な業務で利用できる汎用性・利便性の高さが求められ、とても険しい道のりでした。しかし、本検証が一区切りした際に、振り返って見ると多数の府省庁職員・自治体職員が本検証で生成AIの業務利用を行っており、改めて本検証の意義を実感しました。
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◇ 日々の仕事 |
現在配属された部署では、業務の効率化・品質向上を目的とした、行政における生成AIの利活用推進等を担当しております。行政では文章や資料作成等の業務が多いため、リスクを踏まえつつ、生成AIを上手く利活用できれば大幅な業務改善が見込まれる一方、行政業務における生成AIのユースケースや利便性は、実際に使用してみないと分からない部分が大きいため、高性能な生成AIが複数利用できるセキュアな環境を調達し、業務利用の実施検証を行っております。
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐 |
業務を通じて、最新のAI技術の知見や動向をインプットできる機会が多いことと、AI分野は技術や取り巻く環境の変化が激しため、変化の流れをある程度予測しつつ、柔軟かつアジャイルに取り組める点が、日々新鮮で面白いと感じます。また、行政における生成AIの利活用推進等の業務は、デジタル庁に限らず、他府省庁及び自治体の業務効率化等につながる重要な仕事ですので、とてもやりがいも感じます。
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◇ テレワークの経験 |
普段の業務内容としては、メールの作成・送信、資料作成等の事務作業及び会議等の参加ですが、デジタル庁ではチャットベースでのコミュニケーションを日常的に取っており、また、会議の開催形態もオンラインが多いため、テレワークでも支障なく業務を行うことができます。 テレワークをした際、通勤時間の削減や諸事情によりオフィスに出勤できない場合でも柔軟に働ける点がメリットだと実感しました。
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◇ ある1日のスケジュール |
9:30 登庁
11:00 他省庁主催の検討会参加
12:00 昼食
13:00 会議資料の作成等(チームメンバーとのディスカッション含む)
19:45 退庁
20:00 友人と食事
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