2025年度版技術系ガイド 

デジタル庁
技術系職員の活躍貢献     職員紹介

 デジタル庁は、「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」をミッションとして、社会全体のデジタル化を推進しています。 誰もがデジタルの恩恵を受けるデジタル社会を実現するためには、技術面・制度面・体制面等、多面的なアプローチが必要です。 技術系のバックグラウンドを持つ職員は、現在・未来の社会課題の解決や、人にやさしいデジタル社会を実現するために「技術面」でもアプローチをする役割を担っています。 また、専門性の高い知識・スキルを活かし、行政サービスの利便性向上や、デジタル社会の基盤整備、デジタル技術に基づいた制度設計等の業務で活躍しています。

 
 


 中央省庁向け生成AIワークショップの開催(講義資料)

 行政運営の効率化、行政サービスの質の向上を目的としたワークショップです。内閣人事局主催でデジタル庁からも講義やAIワークショップでの技術支援を実施しました。
https://www.digital.go.jp/news/5896883b-cc5a-4c5a-b610-eb32b0f4c175
 



 マイナポータル:行政手続のオンライン窓口

 子育てや介護など、行政手続のオンライン窓口です。オンライン申請のほか、行政機関等が保有するご自身の情報の確認や、行政機関等からのお知らせ通知の受信などのサービスを提供します。
 



 オールハンズミーティング(月に1度実施している全庁会議)
 


 visit japan web:スムーズな入国手続(入国審査、税関申告)が可能なウェブサービス
 


 2023年度 行政における生成AIの適切な利活用に向けた技術検証の実施(デジタル庁webページ画面)

 https://www.digital.go.jp/news/19c125e9-35c5-48ba-a63f-f817bce95715
 



 デジタル庁オフィス(芝生エリア)
 


 デジタル庁オフィス(執務エリア)
    

 

職員紹介

 
志茂 衛

デジタル庁 戦略・組織グループ AI担当

一般職(電気・電子・情報) 大卒
 
2023年  デジタル庁採用  戦略・組織グループ 庶務担当  
2024年  現職(戦略・組織グループ AI担当)

※職員の所属(役職)は、原稿執筆時のものを記載しています。

「あなた」が主役のデジタル社会を目指して

 
 
◇ 国家公務員になろうと思ったきっかけ
 私が学生の時、新型コロナウイルス感染症が流行し、社会全体のデジタル化の重要性を身に染みて感じました。そんな中、特定の個人が便利になるデジタル化ではなく、一人ひとりのためのデジタル化を目指すデジタル庁に惹かれたことがきっかけです。
 
◇ 学生時代の専攻と現在の仕事との関係
 大学院では、シャーレ画像から細胞の個数と面積率を正確に算出できること目的とした、ファインチューニングの研究を行っていました。課題解決のためのAI学習及びAI利活用の経験を活かし、現在は、行政における生成AIの利活用推進や、政府等保有データのAI学習データへの変換にかかる調査研究等に関する業務に携わっております。
 
◇ 記憶に残っている業務
 私が携わった業務の中で、「行政における生成AIの適切な利活用に向けた技術検証」業務が印象に残っています。 本検証では、実際に行政業務の中で生成AIを利用するため、安全に生成AIを利用できることと、様々な業務で利用できる汎用性・利便性の高さが求められ、とても険しい道のりでした。しかし、本検証が一区切りした際に、振り返って見ると多数の府省庁職員・自治体職員が本検証で生成AIの業務利用を行っており、改めて本検証の意義を実感しました。
 
◇ 日々の仕事
 現在配属された部署では、業務の効率化・品質向上を目的とした、行政における生成AIの利活用推進等を担当しております。行政では文章や資料作成等の業務が多いため、リスクを踏まえつつ、生成AIを上手く利活用できれば大幅な業務改善が見込まれる一方、行政業務における生成AIのユースケースや利便性は、実際に使用してみないと分からない部分が大きいため、高性能な生成AIが複数利用できるセキュアな環境を調達し、業務利用の実施検証を行っております。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐
 業務を通じて、最新のAI技術の知見や動向をインプットできる機会が多いことと、AI分野は技術や取り巻く環境の変化が激しため、変化の流れをある程度予測しつつ、柔軟かつアジャイルに取り組める点が、日々新鮮で面白いと感じます。また、行政における生成AIの利活用推進等の業務は、デジタル庁に限らず、他府省庁及び自治体の業務効率化等につながる重要な仕事ですので、とてもやりがいも感じます。
 
◇ テレワークの経験
 普段の業務内容としては、メールの作成・送信、資料作成等の事務作業及び会議等の参加ですが、デジタル庁ではチャットベースでのコミュニケーションを日常的に取っており、また、会議の開催形態もオンラインが多いため、テレワークでも支障なく業務を行うことができます。 テレワークをした際、通勤時間の削減や諸事情によりオフィスに出勤できない場合でも柔軟に働ける点がメリットだと実感しました。
  
◇ ある1日のスケジュール
  9:30 登庁
 11:00 他省庁主催の検討会参加 
 12:00 昼食
 13:00 会議資料の作成等(チームメンバーとのディスカッション含む) 
 19:45 退庁
 20:00 友人と食事

 



 
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