消防庁
消防庁は火災予防や災害対策などの政策を「立案」するだけではなく、市町村消防の原則を尊重しながらも大規模な災害が発生した際には、災害情報の迅速な把握、消火・救助・救急活動を実施する応援部隊(緊急消防援助隊)への出動指示等のオペレーション業務を担っており、主体的に政策を「実施」する官庁です。今後発生が懸念される大地震や大規模・特殊災害に備え、国民一人ひとりがより安全で安心して暮らせるよう、地域が主体となった消防防災体制の充実強化に全力を挙げて取り組んでいます。
  
先輩職員紹介
 
中嶋仁美  
消防庁 総務課 企画係長
平成21年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ)
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羽田野龍一  
消防庁 予防課 危険物保安室
平成28年採用 総合職(工学)
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中嶋仁美 消防庁 総務課 企画係長
平成21年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ)

(平成28年11月現在)
 
学生時代の専攻分野は?
化学工学(学部)、衛生工学(修士)
志望動機は?
「国民の命を守る仕事」に魅力を感じたから。
災害時:全国的な見地から消防隊を調整することにより、人命救助に携わる。
平常時:工学の知見を活かして新技術の社会導入に必要な安全基準を法制化することにより、人命を守る。
採用後の経歴は?
技術系職員らしい経歴としては、
燃料電池自動車の燃料である水素のスタンドをガソリンスタンドに併設する場合の安全対策を検証。具体的には、想定される火災荷重を設定し、輻射熱のシミュレーション結果から設備間距離を計算し基準化。
日々の仕事の様子は?
安全対策を基準化するために、関係団体や関係省庁と意見交換をしたり、必要な実験を実施。
熊本地震などの大規模災害が発生した場合は、官邸の対策本部へ参集し、関係省庁と連絡調整をしたり、被災地に出向して救助活動の調整を実施。
専門性はどのように活かされていますか?
輻射熱の計算等、大学で学んだことが直接活かされることもあるが、卒業論文や修士論文を作成したときに身につけた実証アプローチが非常に活かされている。
仕事の面白み、やり甲斐は?
やり甲斐としては、全国どこで災害が発生したとしても、自ら被害を軽減するために力を尽くすことができること。
仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
平日はしっかり働いて、休日は夫と料理するなど、家族との時間を大切にしている。

  
 
羽田野龍一 消防庁 予防課 危険物保安室
平成28年採用 総合職(工学)

(平成29年12月現在)
 
学生時代の専攻分野は?
流体力学
志望動機は?
東日本大震災を経験したことがきっかけで、「人の命を守る」仕事がしたいと思うようになりました。その中で、大学時代に学んだ工学的な知識を活かすこと、日本全体を守ることができる消防庁を志望しました。
採用後の経歴は?
1年目は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会で、スタジアムの周囲に設置される仮設の発電施設に関する安全対策などを検討しました。
現在は、新たな形式の水素スタンド(メチルシクロヘキサン(消防法上の危険物)に脱水素反応を起こさせ、水素を取り出す方法を用いた水素スタンドなど。)をガソリンスタンドに併設する場合の技術基準の検討を行っています。
日々の仕事の様子は?
関係団体などと意見交換を行い、必要な安全対策を検討しています。また、消防本部から消防庁に派遣されている消防吏員の方々と積極的に意見交換し、現場での経験などを教えていただきながら、日々業務を行っています。
熊本地震や九州北部豪雨など、日本国内で大きな災害が起きた場合には、消防庁職員全員で災害対応を行います。私は、被災地域の情報収集や首相官邸への情報伝達業務を行いました。
専門性はどのように活かされていますか?
材料力学など学部時代に学んだ工学の基礎知識は、業者との打合せなどに活かされています。
また、大学院時代に研究で養った問題解決へのアプローチは、新たな安全対策を検討するうえで、非常に役に立っていると感じています。
仕事の面白み、やり甲斐は?
水素スタンドなど世の中の新しい技術に触れつつ、それを安全に社会へ実現するためにはどうすべきか考えるのは、とても面白いです。
また、日本全国どこで災害が発生しても、人の命を助けることに携われることは、他の仕事にはないやり甲斐だと思っています。
仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
メリハリをつけて仕事することを心がけています。
平日の仕事終わりには、ジムに行って体を動かし、連休がとれた時には、旅行に行ってリフレッシュしています。
今後関わっていきたい政策課題などは?
○建物の消防用設備の基準を定めるなど、火災を未然に防ぐ仕組みを作る業務(予防業務)
○震災時に活躍する緊急消防援助隊の整備を行う業務(広域応援業務)
に関わりたいと考えています。
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