環境省 大臣官房総合政策課 環境研究技術室 係長 (出向中) 平成28年採用 総合職(工学) |
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◇ 学生時代の専攻分野は? | |
建築 |
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◇ 志望動機は? | |
働く中で命を落としたり健康を害したりする方を一人でも減らすという人々の幸せに直結する非常に重要な仕事に魅力を感じました。 |
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◇ 採用後の経歴は? | |
厚生労働省では職場の安全・衛生に関わる資格についての業務や、部局の窓口として他省や他部局から来る依頼の総合調整などを行い、労働基準監督署に在席していた際には管内の現場の安全指導やクレーン等の機械の検査等も行いました。 |
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◇ 日々の仕事の様子は? | |
現在、環境省の技術系案件の窓口のような係におり、他省庁や他部局から日々様々な案件が舞い込んできます。また、環境系スタートアップ企業の支援や小水力発電の普及など多岐にわたる業務を行っており、毎日のように他省庁や民間企業の方と打合せしたり会議に出たりと、あまり一人で黙々と作業することはありません。 |
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◇ 専門性はどのように活かされていますか? | |
業務でDX・AI・バイオ・量子など様々な科学技術に触れることが多いですが、自分の学んだ専門を直接活かせるという場面は少ないですが、それらの内容をある程度理解するための土台ができている、ということが理系出身の強みだと思います。 |
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐は? | |
2050年カーボンニュートラル宣言が行われた後、環境行政に対する世間の注目がどんどん高まっていることを肌で感じることができ、自分の仕事が世の中に影響を与えていくんだというやり甲斐を感じることができました。 |
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◇ 自己の成長を実感したエピソードは? | |
最近は関係省庁が集まる場で省庁の代表として情報を発信したり意見を述べたりする機会が増えてきました。入省したときに上司が行っていたことを自分もできるようになったんだなと思うと少し成長を実感します。 |
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◇ 今後関わっていきたい政策課題などは? | |
環境省では厚生労働省では体験できなかった最新の科学技術の動向・政策への活用について学ぶことができました。今後、厚生労働省で関わっていく政策課題においても、そういった科学技術を駆使してより効果的な対策を提案できるよう知見を広めていきたいです。 |
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(令和3年10月) |
厚生労働省 大臣官房 国際課 国際労働・協力室労働条項推進専門官 平成20年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ) |
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◇ 学生時代の専攻分野は? | |
情報工学 |
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◇ 志望動機は? | |
学生時代には多くの抽象的な?志望動機を打ち出していた気がします。そのときには仕事のイメージが掴めず、うまく面接などで説明できませんでしたが、今になって振り返ると、「様々な種類・分野の業務に携わることができる」ことに(当時はおぼろげながら)魅力を感じていたんだなと思います。今現在でも、定期的な異動により、いろんな業務を経験できることが、自分にとっての大きな魅力だと感じています。 |
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◇ 採用後の経歴は? | |
入省後、10年程度は省内の様々な仕組み、業務の流れなどを学びつつ職業能力開発、医薬品、労働基準などの分野で経験を積んできました。その後の2年間は、自分の専攻に関連して、組織の情報システム構築・運用、情報セキュリティ確保の業務に携わることができ、情報通信技術、情報セキュリティ技術の10年の進歩に面食らいつつ、楽しくお仕事することができました。 |
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◇ 日々の仕事の様子は? | |
組織も大きく、関連業界や関係者等も多数いるため、「ヒト」、「モノ」双方で、日々たくさんの刺激を受けながら働くことができています。 |
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◇ 専門性はどのように活かされていますか? | |
直接専門性を活かすことができる業務に就くこともありますし、そうでない場合も、このご時世、全ての業務が情報通信技術に関連し―、否、それがなくては成り立たない社会になってきているため、専門が活きる場は日常的にあります。 |
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◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は? | |
休暇の取得や働き方については、上司を含めた職場の理解がとても進んでいて、今まで働いてきて、休みが取りづらいと感じたことはありません。休みの日は家族と過ごしたり、趣味に没頭したりできています。 |
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(令和2年10月) |
厚生労働省 職業安定局 総務課 公共職業安定所運営企画室 平成20年採用 Ⅰ種(人間科学Ⅰ) |
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◇ 学生時代の専攻分野は? | |
心理学(社会・認知心理学) |
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◇ 志望動機は? | |
大学・大学院において心理学を学んでおり、学んだ知識を活かすことができ、かつ、社会に貢献できる仕事に就ければと考えていました。そうした中、就職活動で中々思うようにいかなかった経験もあり、「働く」ということを強く意識し、自分と同じような悩みを抱える方々に対して支援を行うことができる、厚生労働省の人間科学職を志望しました。 |
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◇ 採用後の経歴は? | |
人間科学職で採用されると、職業安定行政を中心に仕事をすることとなります。私はこれまで、ハローワークにおける職業紹介業務や障害者雇用、国と地方公共団体の雇用対策の連携に関する企画立案・現場の指導業務、雇用機会が不足している地域において雇用創出を図るための企画立案業務、事業主への支援業務(雇用管理改善支援や事業主への助成)の企画立案業務などの仕事をしてきました。 |
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◇ 日々の仕事の様子は? | |
現在は、国と地方公共団体の連携した雇用対策を推進する部署にいます。具体的には、国と地方公共団体がそれぞれの役割を果たし、一緒に雇用対策に取り組み、地域の課題に対応するための「雇用対策協定」や、国(ハローワーク)が行う無料職業紹介と地方公共団体が行う各種支援を一体的に実施する「一体的実施事業」を推進しています。この関係で、国と地方公共団体の連携状況を確認するための会議を開催しており、開催に当たっての資料作成や、会議に参加する方(地方公共団体の代表者)への説明を行います。また、新たに一体的実施事業を実施する施設が開設された際には、その開所式に参加し、来賓として挨拶をすることもあります。 |
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◇ 専門性はどのように活かされていますか? | |
制度を構築する上では、既存の法律やそれに基づく制度、社会全体で何が求められているのかはもとより、一人ひとりが抱える課題等も十分に考慮する必要があると考えます。それに当たっては、人間科学を学ぶ上で培ってきた「人を視る視点」が活かされています。 |
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐は? | |
憲法に規定されてる勤労権の保障を十分に行うために、多様なバックグランドを持つ関係者が知恵を出し合い、制度構築をできることは魅力の1つだと考えています。 |
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◇ 自己の成長を実感したエピソードは? | |
少し前までは自分は研修を受ける立場と思っていましたが、今では研修講師として新入職員や労働局・ハローワークの中堅職員に説明をする機会があり、ふとした時に自分は成長したなと感じます。 |
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◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は? | |
妻と子ども(2歳)の3人暮らしです。子どもの成長に一喜一憂しつつ、日々、子育てに奮闘しています。また、マラソンを趣味としており、日々トレーニングに励んでいます。こうした子育てや趣味に時間を充てることができるよう、仕事に効率的に取り組むよう心掛け、残業は極力少なくしています。また、保育園からの急な呼び出しがあった場合には職場の仲間に助けてもらえているので、大変助かっています。 |
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◇ 今後関わっていきたい政策課題などは? | |
自分の子どもが、将来、何らかの仕事に就こうと思ったときに、心から「働きたい」と思える環境や働くに当たっての支援を整備したいと漠然と思いました。このため、どのような形になるかはわかりませんが、引き続き、職業安定行政に携わっていきたいと考えています。 |
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(令和元年11月) |
厚生労働省 職業安定局 雇用開発企画課 産業対策係長 平成25年採用 総合職(人間科学) |
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◇ 学生時代の専攻分野は? | |
教育心理学 |
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◇ 志望動機は? | |
大学時代に心理学を学んでいた身としては、「心理学の知識を直接生かせる仕事」というのを将来の仕事として漠然と考えていました。ただ、心理学関連の仕事というと、カウンセリング系の仕事が多く、自分がそのような仕事をするイメージが沸きませんでした。そのような中、官庁訪問で厚生労働省の先輩職員の方々の話を聞き、国民生活に密着した施策を扱う厚生労働省の仕事に魅力を感じ、志望するに至りました。 |
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◇ 採用後の経歴は? | |
入省後は、障害者雇用からはじまり、労働者派遣・職業紹介事業、雇用保険、ハローワークの運営業務、新しい外国人材の受入(特定技能制度)、雇用調整助成金といった幅広い業務を経験させていただきました。 |
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◇ 日々の仕事の様子は? | |
事業主が経済上の理由等(現在はコロナの影響含む)で休業を余儀なくされ、それに伴って労働者の方に休業手当を支払った場合に、その助成を行う「雇用調整助成金」について、制度の運用面や対外的な説明を主に担当しています。コロナ禍において、雇用調整助成金の申請件数は過去最高となっており、多くの事業主の方にご利用いただいている制度となっているため、非常にやりがいのある業務となっています。 |
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◇ 専門性はどのように活かされていますか? | |
制度設計や見直しにあたっては、マクロな視点はもちろんのこと、ミクロな視点も重要となります。ひとつひとつの意見を「そういう意見もある」と片付けるのではなく、「大きな声」に埋もれた「小さな声」にも耳を傾ける必要があります。心理学は、まさにそういったひとつひとつの声を聞き、昇華させることを学問として行っているので、その経験が生かされているものと感じています。 |
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◇ 仕事の面白み、やり甲斐は? | |
制度見直しに直接関わり、それが実際に日本社会の中で反映される様子やニュース等で取り上げられると、大きな仕事と責任を感じ、やりがいを感じます。 |
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◇ 自己の成長を実感したエピソードは? | |
己の判断のみで対応する案件が多くなってきたなぁとふと感じると、自己の成長を感じます。 |
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◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は? | |
育児休業を約1年取得したことで、子育ての大変さは十分身にしみているため、自分もできるだけ早く家に帰り、子供をお風呂に入れるなど平日でも子育てに関わることを(子育ては「手伝うもの」ではなく、「協力し合うもの」であること含め)意識しています。そのためにも、早く帰る日を週に2,3日設定しておき、その日に早く帰るため、週の業務スケジュールを意識して業務を行うようにしています。スケジュール管理をすることで、独身時代にはあまり意識していなかった日々のメリハリづけ(この日に早く帰るために前日は残業する等)ができるようになりました。 |
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◇ 今後関わっていきたい政策課題などは? | |
様々な立場や状況の人の意見を聞く機会が多く、心理学とも親和性が高い障害者福祉施策に携わりたいと考えています。 |
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(令和3年10月) |