人事院 国家公務員試験採用情報NAVI
本文へ
 
  
        
  
 
職 員 紹 介
  
         
横山 一史   岡 滉   内田 佳希
   
国土交通省 鉄道局施設課 専門官   国土交通省 大臣官房官庁営繕部設備・環境課設備企画係長   国土交通省 総合政策局公共事業企画調整課 計画係長
平成25年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ)   平成29年採用 総合職(工学)   平成26年採用 総合職(工学)
 
         
須山 翔太   横田 圭洋   吉村 務
   
国土交通省 航空局航空ネットワーク部首都圏空港課東京国際空港企画室 課長補佐   国土交通省 関東地方整備局建政部 住宅整備課長   国土交通省 大臣官房官庁営繕部計画課 計画基準係長
平成25年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ)   平成23年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ)   平成26年採用 総合職(工学)
 
         
若杉 貴浩   神田 洋史   安達 拓矢
   
国土交通省 国土地理院測地観測センター電子基準点課   国土交通省 国土地理院基本図情報部国土基本情報課 課長補佐   国土交通省 北海道開発局農業水産部農業調査課
平成24年採用 Ⅰ種(理工Ⅲ)   平成23年採用 Ⅰ種(理工Ⅲ)   平成27年採用 一般職(農学)
 
         
大石 剛    山上 直人   煙山 亜由美
   
国土交通省 北海道開発局農業水産部農業設計課   国土交通省 九州地方整備局熊本復興事務所   国土交通省 都市局都市計画課公園緑地係長
平成27年採用 一般職(農業農村工学)   平成24年採用 Ⅰ種(農学Ⅲ)   平成26年採用 総合職(森林・自然環境)
 
         
小杉 恵        
       
国土交通省 近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所調査課長        
平成27年採用 総合職(森林・自然環境)        
  

  
横山 一史
 
国土交通省 鉄道局施設課 専門官
 
平成25年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
物理学
 
◇ 志望動機は?
 世の中を良くする仕事がしたい、また将来の世代がより生活しやすい国にしたい。そのためのプラットホームを作る仕事をしたいと思ったことが国土交通省を目指したきっかけです。日々の業務に追われる毎日ですが、中長期的に政策を考えることができることも魅力の1つです。 
 
◇ 採用後の経歴は?
 鉄道の安全に関する業務や法令改正業務、採用活動など幅広い業務を担当しました。現在は整備新幹線の建設に関する業務に携わっております。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 現在は整備新幹線をより良くする仕事をしています。鉄道事業者を含めた関係者との調整業務や、政策決定のための審議会の運営事務局などが主な担当業務です。デスクワークが基本ですが、現場に行く機会も多いです。他にも国会対応、災害対応、法令改正業務など多種多様な業務を1日でこなすこともあります。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 大学では物理学を専攻していましたが、物理系としての採用区分は少なく、また希望する職種とも異なったことから、電気・情報系として受験し、採用されました。日々の業務は多岐にわたり、技官であっても法令業務に携わることもありますが、国土交通省では技術的な仕事も多いため、大学で学んだ知識が役に立つこともありました。ちょっとした数式が思い出せず、もう少し学生時代にまじめに勉強しておけばよかったと感じることもありました。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 関わった仕事が形になっていくことを実感できます。形になるといえば、インフラ整備など『地図を作る仕事』というイメージが強いかもしれませんが、私がこれまでに携わった業務は『地図を守る仕事』あるいは『地図を見直す仕事』が多いように感じます。偉大な先人が築き上げてきた地図(国土)を後世にどう残すかを考えるのは面白いです。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは?
 仕事に対して余裕を持てるようになったと感じます。相手の立場になって考える、話を鵜呑みにせずに自分なりに物事を考えて判断する、といったことは基本的なことに思われるかもしれませんが、自分自身に余裕がないと案外できないものです。仕事をする中で自分の身の回りをスッキリさせることが、頭を整理することにも繋がると気付き、日々心掛けております。何事も整理整頓が基本です。 
   
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 残業は多いです笑。災害対応など先延ばしにできない緊急業務もありますが、日々の業務としては、働き方改革の流れもあり『遅くまで沢山仕事をしている人=仕事ができる人』という風潮はなくなってきています。入省時には、有休の取得が難しく、海外旅行に行けるのも新婚旅行くらいと脅されましたが、この1年だけでも4カ国行きました(写真はその時のものです)。部署によって業務内容も異なり、またチームで行う仕事も多いため一概には言えませんが、効率的な業務を心掛けることでワーク・ライフ・バランスの取れた生活ができます。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 国土交通省の仕事のイメージとしてはドメスティックな印象があるかもしれませんが、インフラ輸出など国外にも力を入れております。今後は国際関係業務にも多く関わっていきたいと思います。 
 
 (平成30年10月)

  
岡 滉
 
国土交通省 大臣官房官庁営繕部設備・環境課設備企画係長
 
平成29年採用 総合職(工学)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
電気電子情報工学
 
◇ 志望動機は?
 志望動機は主に2点、「恩返し」と「ものづくり」です。人生27年弱生きてまいりましたが、衣食住に困ることはなく、十分な教育と医療を与えてもらい、何不自由ない生活を謳歌してきました。それはひとえに両親と環境のおかげだと思います。中でも環境は先人が長い年月をかけて作りあげてきたものです。自分も後世に自分が与えてもらった以上の環境を残す一助になれば、という思いで公務員を志望し、なかでも自分の好きな「ものづくり」ができる国土交通省の官庁営繕部を志望しました。
◇ 採用後の経歴は?
 平成29年 国土交通省採用
      九州地方整備局営繕部整備課
      ・税務署、警察学校等の官庁施設の設計、工事発注
 平成31年 大臣官房官庁営繕部設備・環境課 設備企画係長
      ・官庁施設の設計、工事発注のための技術基準の作成
      ・技術基準の整備に向けた調査業務の予算要求、執行
                                  現職にいたる。
◇ 日々の仕事の様子は?
 官庁施設の建築設備に求められる安全性、利便性、快適性などの機能を、技術基準に反映させるために、関連業界団体との意見交換などを行っています。そこでは、自分個人では到底相手にされないような方々の意見を生で聞くことができ、自身の勉強になるとともに、組織としての影響力の大きさを実感しています。
 また、世界でも類を見ないような技術基準の整備に向けて、調査・検討を行っており、実際に導入・運用可能なレベルに引き上げることができるよう、日々邁進しています。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 自分が設計や工事等に関与した建物ができあがることで、成果が形に残る喜びがあると思っています。また、もともと建築関係に関する知識はほぼゼロの状態からのスタートでしたが、学ぶための環境が整っており、効率よく知らない知識が手に入ることにも面白みを感じています。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 自分の視点の変化を感じています。これまで目についても気にも留めなかった、建物の立地、形状、屋内の照明設備、空調設備等、あげればきりがありませんが、そういったものに目を配り、疑問や関心を抱くことができるようになったと実感しています。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 業務時間内にできる限り集中して業務に取り組み、オンオフをはっきりさせるよう意識して仕事をしています。そのおかげもあってか、月に2回ほど飛行機等で旅行に行くことができており、充実した日々を過ごしています。
 
 (令和元年11月)

 
  
内田 佳希
 
国土交通省 総合政策局公共事業企画調整課計画係長
 
平成26年採用 総合職(工学)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
材料科学
 
◇ 志望動機は?
 国土交通省は「インフラ」や「まちづくり」などを通して、国民の生活や経済などあらゆる活動の基盤となる部分に深く関わっています。一方、現在我が国は過疎化や人口減少、急速なグローバル化等、様々な課題を抱えています。技術系行政官として科学技術を駆使してこれら諸課題に挑み、国民生活・経済活動をよりよいものとするための政策立案ができる点にスケールの大きさとやりがいを感じました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 入省後に配属された事務所では、地元の国道整備に向けた調査や計画策定、地元自治体等と連携して渋滞が著しい交差点などの渋滞対策を実施したほか、水害から地域を守るための河川水門の設計や工事発注などを担当しました。現場に出向くことも多く、地域住民や自治体職員の声を生で聞ける貴重な機会となりました。 また、水管理・国土保全局では、全国の国管理河川の維持管理に関する政策立案や、ドローンやIoT技術等の現場実装化に向けた開発などを担当しました。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 現在私が所属する総合政策局では、油圧ショベルやブルドーザ、発電機などをはじめとした「建設機械」に関する環境対策を行っており、これらの機械の排ガス規制やCO2排出削減に向けた燃費基準制度などの施策を実施しています。また、ロボットやAIなど近年非常に注目を浴びている分野の技術をインフラの整備・維持管理に取り入れるための検討や現場実証も行っています。その他、災害時に現場の活動を強力にサポートする照明車や排水ポンプ車といった災害対策車両や雪害に備える除雪車、インフラ維持管理に欠かせない維持用車両について、開発・整備・維持管理も担っています。日々の業務の幅は広く、スピード感も求められますが、職員間でのコミュニケーションを密に互いに連携し、チームプレーで対応しています。他省庁や建設機械メーカー等の業界団体との打ち合わせや調整事項も多く、また、日進月歩で進化する最新技術に関する勉強も欠かせません。
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 日々の業務では、科学技術政策に触れる機会も多く、また、機械設備や建設機械等、技術的な観点での議論が必要な場面もあるので、理系出身であることが役に立つ機会が多くあります。
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 国民の生活の土台となるインフラを支えていることに大きなやりがいを感じることができます。また、本省では全体の政策の予算、技術基準類などの企画立案・策定を行いますが、それらは全国のインフラの現場に影響するので、現場第一主義の仕事の仕方でもあります。そのため、国交省は全国各地に事務所などを持つ非常に大きな組織ですが、常に現場の顔が見えるような感覚があるのもおもしろい部分です。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは?
 国交省は業務の幅が広く、技術系行政官として専門的な知識も必要です。また、様々な現場の課題がある中、自然相手の災害対応などもあり、体力勝負という側面もあります。それらを1年間乗り切った時は、非常に達成感を感じると共に、現場をより知ることができ、さらに専門性も高まり、技術系行政官としてパワーアップできます。
   
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 休日は学生時代からの趣味の喫茶店巡りをしながら読書をしたり、時には近くの山をハイキングし、気分転換しています。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 日々進化する新たな技術を社会実装し、国土交通分野の現場を効率化するとともに、人手不足も課題となっている地方自治体のインフラ整備や維持管理も支援していけたらと思います。また将来的には、地方自治体や民間・研究者の立場でも仕事の経験ができればと考えています。
 
  (令和元年11月)

  
須山 翔太
 
国土交通省 航空局航空ネットワーク部首都圏空港課東京国際空港企画室課長補佐
 
平成25年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
土木工学(地盤工学)
 
◇ 志望動機は?
 インフラ整備に興味があり、日々の暮らしや経済を支えるインフラに関する政策の企画立案、そして実行することによって、この国を発展させ、豊かにしたいと思い、国土交通省を志望しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 1年目は九州地方整備局に配属され、総事業費が約1,600億円である福岡空港の滑走路増設プロジェクトを担当しました。その後は、本省の港湾局や航空局において、港湾政策の企画立案、財務省との予算折衝、首都圏空港(羽田空港・成田空港)の機能強化に関する業務に取り組んできました。 
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 現在は、航空局で羽田空港の機能強化を担当しています。外国人旅行者の受入拡大や国際競争力の強化を図る観点から、羽田空港の飛行経路の見直しを進めており、これらに関連する施策の企画立案や説明会の開催等を行っています。
 飛行経路の見直しの実現のためには、同じ局内にある航空管制を担当している部署などとともに検討し、対外的に発信していくプロセスを重ねていくことが必要不可欠ですので、日々、多様なステークホルダーと議論しながら業務を行っています。
 その他、国会議員からのレク要求、国会対応、広報・マスコミ対応など様々な業務に取り組んでいます。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 交通工学で学んだ交通需要の予測手法である4段階推計法を活用し、新規プロジェクトの事業評価(費用対効果分析)を実施した際に活かされたと感じました。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 自身が携わった業務が目に見える形で社会にインパクトを与えていくことだと思います。例えば、担当している政策が新聞やテレビで報道された際や直轄事業として進めているインフラ整備の進捗を目にするときに達成感を感じます。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 日々、様々な業務がある中で業務の優先順位、達成目標を明確にし、業務のプロセスをシミュレーションしながら業務のマネジメントができたときだと思います。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 業務のメリハリをしっかりとつけ、効率性を高めることを意識するように心掛けています。休日は趣味の読書や旅行等で時間を過ごしています。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 これまでは本省を中心としたキャリアパスを歩んできましたが、将来は現場に出て、より高度な専門性も身につけながら、技術官僚として成長していきたいと考えています。 
 
  (令和元年11月)

  
横田 圭洋
 
国土交通省 関東地方整備局建政部 住宅整備課長
 
平成23年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
建築
 
◇ 志望動機は?
 大学生の時に建築を勉強するなかで、省エネやCO2削減などの建築環境分野について興味を持つようになりました。父が地球温暖化について研究をしていたので、小さい頃からそういった関係の話を聞く機会が多かったことも理由かもしれません。日本の建築分野も、省エネ化の推進やCO2削減などの課題を抱えていますが、制度設計を通じてそのような課題の克服に貢献していきたいと考え、国土交通省を志望しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 本省の建築基準法を所管する部署に配属されたのがスタートで、そこから通算6年の本省勤務のなかで、建築物の省エネ化や住宅の長寿命化、低額所得者等への安定した住宅供給等を推進するための予算の検討・要求、都市計画法の運用改善やコンパクトシティ推進のための法制度の構築など、住宅建築・まちづくり分野の仕事に携わってきました。
 また、2年目には、つくばの国土技術政策総合研究所で研究員として勤務し、木造3階建学校の火災実験や天井の地震時の応答実験等の様々な実験と、その結果を踏まえた建築技術基準の検討プロセスに触れることができました。 
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 現在は、埼玉の関東地方整備局において、地方公共団体に対し、相談会等の場を通じて住まいづくりやまちづくりに関する各種制度の助言を行ったり、交付金・補助金の要望・交付申請の審査事務や指導を行ったりするなど、地方公共団体における住まいづくりやまちづくりの推進のお手伝いをしています。
 住まいづくり・まちづくり政策の推進のためには、国と地方公共団体とが、信頼・協調関係を築いていくことが重要と考えており、本省と比べより地方公共団体に近い立場として、制度や補助事業の枠に捕らわれず、時には現場に出向いて実情を見せてもらいながら、丁寧に地方公共団体の実情に寄り添った形での相談対応、情報提供ができるよう心がけています。
 また、管理職という立場上、働き方改革も意識しながら、課員の方々の業務の平準化等の業務改善・負担軽減、働きやすい職場環境の確保など、課のマネジメントにもあたっています。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 部署を異動する度に、所管する分野に関して相当な勉強が必要にはなりますが、大学で学んだ建築の構造や、省エネ性能、都市計画等に関する基本的な知識は、仕事の中で当然に使いますし、また、政策を考えるにあたって人口動態や住宅着工など様々な統計データの分析が必要になることも多いため、基礎的な統計処理に関する知識・経験も役に立ちます。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 予算や法制度の検討プロセスに関わっていく中で、分からないことや苦労することもたくさんありましたが、やはり広く影響のある国のしくみを作っていく仕事に関わることか゛て゛きる点は大変やりがいがあると感じています。また、住宅やまちづくりの分野においては、研究や地域活動において、第一線て゛活躍している方々が多くいらっしゃいます。そういった方々と関わり議論をしながら仕事か゛て゛きるのは、本当におもしろく勉強になりますし、これまでも自身の知識を深め、興味を広げてくれることが何度もありました。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 まだまだと感じることも多々ありますが、採用時から、まず自分で考える、自分の考えをもって上司に相談するということを徹底し、関係者との調整の場面で自ら説明することを繰り返していくうちに、少しずつですが、提案の幅が広がってきているように感じています。予算要求や法制度の検討における折衝など大事な場面ほど、乗り切れたときにはそれを実感できることが多いです。
 また、関東地方整備局でのここ1年間の勤務の中では、それまで深く“現場”の住まいづくり・まちづくりの仕事に触れる機会が少なく、最初は地方公共団体など“現場で本当に悩んでいる方々”からの相談に思うように力になれない自身のふがいなさを痛感する場面も多々ありましたが、上司の対応ぶりも参考にしながら日々様々な方々と議論をさせて頂く中で、徐々に現場に寄り添った議論・提案ができるようになってきたかなと思います。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 平日は妻に子どもの面倒を見てもらうことが多いので、休日はできるだけ子どもの面倒を見て、家族の時間を大切にするよう努めてます。
 子供と遊んだり、家族で出かけたりする時間が心身のリフレッシュになっています。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 住宅やまちづくりの分野の中で様々なジャンルにチャレンジしていけたらと思いますが、特に最近大きな災害が増えているなかで、安全安心な住宅・建築やまちづくりを推進する仕事に関わってみたいと感じています。また、現場を知る為にも、いつか国の制度を使う地方公共団体の立場での仕事も経験できたらと思っています。 
 
  (令和元年11月)

  
吉村 務
 
国土交通省 大臣官房官庁営繕部計画課 計画基準係長
 
平成26年採用 総合職(工学)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
建築(都市計画)
 
◇ 志望動機は?
 国土交通行政では建設業界の広い分野に携わることができる点や、官庁営繕部においては公共施設という具体的な成果があるため、実体的にやりがいを感じられる点が貴重だと感じました。
  
◇ 採用後の経歴は?
・近畿地方整備局営繕部で、京都御苑中立売休憩所や国立国会図書館関西館など、複数の設計業務等を担当(H26.4~H28.3)
・本省技術調査課で、建設業界の技術発展等に関連して、地盤情報データベースや新技術情報活用システム等を担当(H28.4~H30.3)
・本省官庁営繕部で、官庁施設に関する技術基準等の総括、新営予算単価の策定等を担当(H30.4~) 
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 技術基準の策定や改定に向けた関係機関との調整、省全体の取組みや予算等に係る省内各課室との調整、地方公共団体等からの問い合わせ対応、勉強会や施設見学、国会対応等に取り組んでいます。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 設計業務や工事の受注者と話す際や、基準の細かい用語など、学生時代に学んだ建築の知識が活かされていると感じています。また、周辺地域への配慮等、マクロ的な視点として都市計画の知識も活かされています。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 公共施設の根幹に携わることができる点です。国の施設の基準を整備することは、公共施設全般に与える影響が大きいため、営繕業務に責任と誇りを感じながら業務にあたっています。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 営繕業務は意匠、構造、設備、積算など、多分野に担当が分かれており、総合的な視点が必要です。入省時は自分の作業に手一杯でペース配分を難しく感じていましたが、徐々に他担当の状況を把握することや、次の作業を想定して調整することができるようになり、マネジメント面の成長を実感しています。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 ゆう活や休暇を利用して、家族と過ごす時間や資格試験の勉強時間を作っています。様々な福利厚生の制度があるため、業務の状況や家庭の状況に合わせて活用しています。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 時代の流れに適応した基準を整備することを心がけたいと考えています。近年、建設業界はICT建機やBIMなど、技術革新がものすごいスピードで進んでいる状況です。営繕工事においても、様々な新技術を円滑に活用できるように、土台作りとして、適切なルール作りが必要と考えています。世の中に対するアンテナを高くしながら、行政に求められるニーズを的確に認識してまいりたいです。 
 
  (平成30年10月)

  
若杉 貴浩
 
国土交通省 国土地理院測地観測センター電子基準点課
 
平成24年採用 Ⅰ種(理工Ⅲ)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
地球物理学
 
◇ 志望動機は?
 大学では、国土地理院の測量で得られた地殻変動のデータから、地震等の滑りを逆解析する研究をしていました。引き続き地震等に携わる仕事がしたかったこと、何より100年以上データを取り続けている歴史と、最新の手法を用いてmm精度で位置を測る技術力を併せ持っている点に魅力を感じました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 1年目は、実際に測量を実施する部署に配置され、日本各地に出張しては、三角点・水準点(位置・高さの基準)での測量に従事しました。国境の基準となる離島へ三角点を設置する作業にも携わりました。
   2年目からは、VLBIという、天体からの電波を使って地上の大型アンテナの位置を求める測量を行う部署に異動し、アンテナの運用やデータの解析等に携わりました。VLBIの観測は海外の関係機関と連携して行うことが多く、普段のメールのやりとりのみならず、国際学会での発表や国際機関の会議への参加も経験させてもらいました。(写真は、人が定住する世界最北の町ニーオーレスン(ノルウェー)にあるVLBIアンテナを訪問したとき)
 8年目からは、GPSに代表される人工衛星からの電波を用いた測量(GNSS)を扱う部署に異動し、GNSS測量において位置の基準となる電子基準点の運用を行っています。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 全国約1,300か所に設置され、24時間365日稼働している電子基準点の管理、運用が現在の大きな仕事で、日々の稼働状況の確認やトラブル対応をしています。そのほか、関係各所との調整、保守業者や機器メーカーとの打合せ、電子基準点の利活用を推進するためにユーザーとの懇談や学会での報告等に行くこともあります。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 実際の業務は一から学ぶことがほとんどですが、大学時代に学んだプログラミングの経験やGPSの基礎等は業務に活かされています。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 私たちはカーナビやスマホなどで普段何気なく位置情報を利用していますが、実は私たちの暮らしている地球は、プレート運動、地震や火山、地球の自転、月や太陽による潮汐等によって常に動き続けています。このような地球上で正確な位置を利用するためには、地球の形状、運動、回転等を正確に測定し、把握することが不可欠です。普段実施している一つ一つの観測、データが、社会の根底を支える位置の基準を作っているところに、面白みを感じます。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 最初は右も左もわからず何もできなかった海外出張で、徐々に知識と経験を蓄え、面白いと言ってもらえる発表ができたり、議論を交わしたり、協同観測等を具体的に取り決める等の成果を得られたときは成長を感じました。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 基本的にはグループで仕事を行うので、情報共有をしっかりしておけば休暇も取りやすいです。子供が生まれた際は1か月の育児休業も取得し、非常に有意義な時間を過ごせました。現在もフレックス勤務を利用して子供の送りor迎えを日々行っています。
 
  (令和元年11月)

  
神田 洋史
 
国土交通省 国土地理院基本図情報部国土基本情報課課長補佐
 
平成23年採用 Ⅰ種(理工Ⅲ)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
物理工学
 
◇ 志望動機は?
 国民全体に広く裨益する国の公務に携わることに興味があり国家公務員を目指しました。その中でも、学生の時に学んだ数学や物理学の知識を生かせることや、国土管理や災害対応の重要な基盤となる地図の作成に関われることに魅力を感じ、国土地理院を志望しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 1年目~4年目は、ウェブ地図の開発・運用に携わりました。
 5年目は、電子地図における位置の基準となる基盤地図情報の整備・刊行に携わりました。
 6年目~7年目は、内閣官房内閣サイバーセキュリティセンターに出向し、国の行政機関のネットワーク監視を担当するグループで総括業務(取りまとめ)に従事しました。
 現在は、国の基本図である電子国土基本図(地図情報)のDB管理と様々な地図プロダクトの刊行に係わる仕事をしています。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 新しい道路や建物が建設されるなど、国土の状況は日々変化しています。常に鮮度の高い地図を提供するため、対象項目の規模や重要性、更新年次等を考慮して計画的に地図の更新作業を行っており、私は、担当係で更新・作成した地図の点検などを行っています。また、利便性向上のため、地図プロダクトの仕様変更や新規プロダクトの刊行検討に取り組んでおり、そのための資料作成や関係者との調整を行っています。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 研修などを通して、地図作成に関わる測量や地図投影などの理論・技術を学びますが、その際に学生の時に学んだ数学や物理学の知識が役立ちました。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 どの仕事にも大小様々な課題があります。その課題を解決するために、論点を洗い出し、解決策を検討・提示し、関係者間で合意を得た上で実施します。自らが考えた解決策でうまく課題が解消されたときに仕事のやりがいや達成感を感じます。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 内閣官房に出向したときに所属グループの総括担当に配属され、窓口業務や国会対応、施策の調整・取りまとめなどの仕事をしました。それまで技術的な仕事しかしたことがなく、事務的な仕事をするのは初めてだったのですが、上司に丁寧に指導してもらい、2年目からは様々な仕事を任されるようになりました。また、出向で他の組織で異なる考えを持つ方々と働くことは、自分の仕事の仕方を見直す良いきっかけにもなり、得られたものは大きかったと実感しています。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 フレックスタイム制を活用することで、自分の生活スタイルに合わせて仕事をすることができています。また、水・金は定時退庁日になっており、定時で仕事を終えて、趣味に時間を使うようにしています。
 
  (令和元年11月)

  
安達 拓矢
 
国土交通省 北海道開発局農業水産部農業調査課
 
平成27年採用 一般職(農学)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
農学
 
◇ 志望動機は?
 大学で学んだことを生かした仕事をしたいと考えていた中で、日本の食料供給基地として重要な位置づけである北海道農業を支える農業生産基盤の整備に携わることに魅力を感じ、この仕事を選びました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 採用1年目から3年目までは北海道旭川市にある旭川開発建設部に勤務し、4年目からは札幌市にある本局農業調査課で勤務をしています。
 仕事としては、採用1年目から現在に至るまで、農業農村整備事業の新規地区に関する営農計画や経済効果算定に携わっています。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 経済効果算定を主に担当しており、事業の実施によって見込まれる経済効果について算定する仕事などをしています。執務室内での仕事が中心ですが、現在の職場では農林水産省へ出張して打ち合わせすることもありますし、出先機関で勤務していたときは、現地へ出かけて地域の営農状況を調査したり、地元の市町村やJA等関係機関と打合せしたりすることもあります。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 営農計画策定などの業務において、大学で学んだ農作物の栽培に係る知識を活かすことができています。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 国で行う事業ということで、携わる仕事のスケールの大きさは、やりがいの一つだと思います。工事が実際に行われ完了した場所を見せてもらったときは、自分のしてきた仕事が最終的にどうなるのか、また、そのスケールの大きさを改めて実感しました。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 採用されたばかりの時は、打合せに出ても分からないことだらけという状態でしたが、現在では内容を理解できるようになり、今度は自分がメインとなって打合せすることができるようになり、成長できたと実感します。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 土日は休みなので、仕事と生活を両立出来る環境だと思います。平日は仕事を頑張り、休日には夏はジョギング、冬はスキーなど、趣味を楽しんでいます。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 農家人口が減少していく中で、将来の農業農村のあり方を見据えながら、地域の農業農村が活性化していけるような事業を展開するための業務に携わっていきたいです。 
 
  (令和元年11月)

  
大石 剛
 
国土交通省 北海道開発局農業水産部農業設計課
 
平成27年採用 一般職(農業農村工学)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
農業土木
 
◇ 志望動機は?
 大学で農業土木を学ぶ中で、人々の生活の要である「食」の根本である農業、その中でも農業生産基盤の整備に携わりたいと思うようになりました。
 農業に関わる仕事であれば大規模な仕事に携わりたいと考え、日本の農地面積の1/4を占める北海道で農業農村整備事業を実施する北海道開発局を志しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 北海道開発局に入局してからは、日本一の畑作地帯である北海道の十勝地方で、「農地再編整備事業」に係る工事発注や工事監督等を担当しました。この事業は、小区画の農地を大区画化するもので、スマート農業の実現や農作業の省力化に繋がるため、農業の将来には欠かせない事業です。
 今年度の春からは、本局農業設計課に配属となり、工事に係る各種基準の改訂、工事積算システム等の各種システムを使いやすくする業務等を担当しています。 
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 現在の業務内容で大きなウェイトを占めているのは、工事積算システムの改訂作業です。工事積算システムは、工事の発注や積算のため、工事内容を元に工事価格を積算するものであり、工事を担当する職員は誰もが使用するものです。
 工事担当をしていた時に感じていたシステムの改善点や全道の工事担当者から依頼される改善点を整理し、上司とも相談しながら、積算システムの改訂に向けて作業を進めています。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 技術系職員であるため、大学で学んだ専門知識が役に立つと感じることは、多々あります。工事担当の際は、工事車両が走行する地盤の安定性確認やコンクリート構造物の現場監督等において、大学で学んだ構造力学、材料工学や土質工学等の基礎知識が役に立ちました。
 現在の職場でも、各種基準の改訂内容検討の際に、専門知識を活用して取り組んでおりますが、大学で専門的に学んでいない分野や知識が不足することもあるため、専門書を読んだり、上司に教えて貰いながら、日々取り組んでいます。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 毎日新しい知識を吸収しレベルアップすること、覚えることは沢山ありますが、逆に成長する喜び・面白さがあり、覚えたことを発揮して仕事がスムーズに進んだときにやり甲斐を感じます。
 また、様々な業務に携わっていますが、大きな目的である農業の維持・発展のために仕事をしているので、農家や地域住民の皆様から感謝されたときは仕事をやってきてよかったなと感じます。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 入局当初は、ただ座っているだけだった会議や説明会でしたが、慣れてくると自分で作成できる資料も増え会議や説明会で自ら説明できるようになりました。また、積算システムも使い始めた当初は意味が分からず困惑していましたが、現在では、このシステムの使い方を他の職員に指導する機会もあり、成長を感じています。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 〆切期間が短い業務が急に生じた時など、必要な残業はあります。そうでないときは定時で帰ってのんびり過ごしたり、職場の同僚や知人と過ごしたりして、仕事のオン・オフをきっちり分けています。年に数回は全道にいる同期で集まったり、仲間を集めてバスケット大会に出場しています。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 北海道は日本の食料供給基地としての役割を期待され、北海道農業は高い競争力と潜在力を持っていると思います。
 北海道開発局の農業部門が行う業務は、北海道農業の発展に繋がっており、大学での専門知識やこれまでの経験を活かし、できるだけ多くのものに触れ、幅広い仕事ができるようになっていきたいと思います。 
 
  (令和元年11月)

  
山上 直人
 
国土交通省 九州地方整備局熊本復興事務所
 
平成24年採用 Ⅰ種(農学Ⅲ)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
砂防学
 
◇ 志望動機は?
 大学3年生の春、東日本大震災を目の当たりにし、「この国は自然災害からは逃げられない。自然と折り合いをつけながら力強く生きていこう」と決意しました。自然災害は、現場の地質、地層、水環境、気候条件により多種多様です。我が国の防災に貢献するために、地方組織が充実し、現場に根ざした施策を展開している国土交通省を志望したことは自然な流れでした。
  
◇ 採用後の経歴は?
初年度:東日本大震災の津波の被災地である宮城県石巻で復興事業に携わりました。
2~3年目:広島県への出向。現場事務所で公共事業のイロハを学びました。
4~6年目:本省係長。技術基準改定や財務省への予算要求を担当しました。
7年目~:地方の事務所課長。熊本・阿蘇の復興事業に携わっています。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 平成28年4月熊本地震で崩壊した斜面の工事と、復興事業の広報を担当しています。工事では、現場の地質状況などに応じて、安全性と経済合理性、一日も早い復旧を考えながら、適切な工法、施工方法を選択していきます。高度な総合判断が求められますが、行政の担う大切な仕事のひとつです。年間数十回を数える視察対応では、事業の進捗だけでなく、地域におけるインフラ整備の大切さを伝えています。熊本・阿蘇の後世に永く役立つインフラを作ることを目標に、日々邁進しています! 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 大学3~4年生の2年間、毎週末研究フィールドに足を運び、土壌侵食と渓流の調査を行っていました。その経験が、仕事で現場を見たり、想像する際の大切な物差しになっています。一方で、大学時代の専攻はモノを考えるときの「ヒント」程度のものだと考えています。就職してからでも十分専門性を拡げ、深めるチャンスがありますので、過去の専攻に固執しすぎる必要はありません。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 地方勤務の経験は、インフラ整備が地域にどのようなインパクトを与えているか、地域にとってインフラ整備がいかに大切かを気づかせてくれます。「自分の働きはその地域念願の事業を進めるために欠かせないものなんだ!」と、様々な場面で実感することができるでしょう。また、本省勤務の経験は、仕事を行う上での視野の広さを与えてくれます。政治、経済、あらゆる世の中の出来事が自分の仕事に繋がっていることに気づくはずです。施策立案の中枢を担う本省と地方の現場経験を相互に経験し、キャリアアップしていけるのが国交省総合職の面白みだと思います。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 数年ごとに変わる勤務地で、その土地ならではの文化を味わい、経験を積み重ねていくことをライフワークにしています。学生時代のスポーツ経験をベースに、広島では和太鼓、東京では阿波踊りに熱中しました。仕事と趣味は生活の両輪です。今は家族と一緒に楽しめる活動を模索中ですが、慌ただしくも充実した日々を送っています。
 
  (平成30年10月)

  
煙山 亜由美
 
国土交通省 都市局都市計画課公園緑地係長
 
平成26年採用 総合職(森林・自然環境)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
造園
 
◇ 志望動機は?
 大学時代に学んだ造園に関わる分野で働きたいと考えた際に、実際に事業を動かすのは行政の役割であり、やりがいを感じているという公務員の方のお話を伺い、行政職への興味を抱きました。また、その中でも国土交通省であれば、都市の緑地に関わる様々な分野・フィールドに携わることができるという点に強く魅力を感じました。
  
◇ 採用後の経歴は?
入省1年目は福岡にある国営海の中道公園の再整備エリアの詳細設計や海浜エリアの植栽設計等を担当しました。2年目は熊本に建設する立野ダム工事事務所に所属し、地質調査やダム本体・周辺施設の設計・工事を担当する中で、現場での視点や知見を学びました。3年目から現在までは、本省の都市局で勤務しており、民間による緑地整備の推進や都市農地の保全・活用に関する法律改正や予算・税制要求を担当するとともに、その周知を行ってきました。また、歴史的な資源を活かしたまちづくりを進める自治体の計画策定支援にも取り組んできました。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 現在は、都市における農地の保全や活用を推進することで、農地の持つ緑地機能等を活かした良好な居住環境の形成を図るため、自治体やJA等の関係団体に対して、改正された法律の内容周知や制度活用のPRを農林水産省等の関係機関と連携して行っているほか、必要があれば国会議員に対する説明のための資料作成等も行っています。また、コンパクトシティの形成に向け自治体が策定する「立地適正化計画」に関して、検討されている市町村に直接伺い、計画策定に向けたアドバイス等も行っています。このため、出張の機会も多く、自治体や関係団体の方々と直接関わる中で多様な視点からの意見を聞き取ることができます。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 1、2年目の現場での勤務では、日々公園を利用される方々の楽しんでいる様子を直接見ることができたほか、ダム本体着工前の現場の状況や、自分の担当する工事が着実に進んでいく様子を実感することができ、技術職としての仕事の面白さ、やりがいを強く持つことができました。3年目以降の本省での業務では、法律改正や予算・税制に係る関係省庁との協議、議員対応等に携わる中で、自分の担当する施策の重要性や意義について別の視点に立つ人へ説明することでより深く考えることができるようになったかと思います。今後、現場に出る際には、本省での経験を活かしてより多くの方に自分の担当する事業について理解してもらえるよう真摯に携わっていきたいと考えています。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 3年目に本省勤務となった際に、法律改正に携わることができました。造園職が主に担当する部署での法改正は約10年ぶりのことだったので、改正内容も多岐にわたり、関連する予算・税制要求の内容も多く、あっという間に一年が過ぎてしまいましたが、関係する職員と一致団結してこれまで課題とされていた部分を見直すことができ、非常に達成感を感じるとともに、周りに助けられて初めて仕事は全うできるものなのだと実感しました。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 九州で勤務していた2年間は、それまでほとんど九州に訪れたことがなかったので、同期や家族などと週末に九州内を旅行し、地域毎の食や文化に触れることができ、公私ともにとても有意義な2年間でした。本省での勤務になってからも、週末はなるべくリフレッシュするために家族と出かけたり料理を作ることが多いです。また、女性職員が周りに多く、先輩に仕事と家庭・子育ての両立について経験談を伺うこともあり、身近に相談できる人がいることはとても心強いです。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 今後も国交省に入省したきっかけの一つである都市の緑地に関する幅広い分野やフィールドを活かして、様々な施策にチャレンジしていきたいと思っていますが、今後のまちづくりを進めていくなかで公園や緑地を有効に活用していくためにも、行政だけで進めるのではなく、民間の方々の力を十分に発揮してもらえる環境づくりを進めていきたいと考えています。  
 
  (令和元年11月)

  
小杉 恵
 
国土交通省 近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所調査課長
 
平成27年採用 総合職(森林・自然環境)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
森林科学(砂防)
 
◇ 志望動機は?
 学生時代に土砂災害の被災現場(2011年紀伊半島大水害、2013年伊豆大島、2014年広島災害)に行く機会がありました。一瞬にして人命・財産に大きなダメージを与える土砂災害の恐ろしさを実感するとともに、砂防堰堤など施設整備の重要性や警戒避難のありかたを考えさせられました。土砂災害から一人でも多くの人々の「いのち」と「くらし」を守る仕事をしたい、と感じた瞬間でした。
 日本国内だけでなく、世界をもフィールドとして土砂災害対策に携わりたいと思い、国家公務員総合職を志望しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 1年目:地方の事務所(長野県駒ヶ根市)係員。主に河川事業の調査・設計に携わりました。
 2~3年目:新潟県へ出向。地すべり・急傾斜地・雪崩対策のほか、土砂災害防止法に基づく基礎調査などに携わりました。
 4~5年目:林野庁へ出向。民有林における直轄治山事業に携わりました。
 6年目:本省係長。財務省への予算要求などを担当しました。
 7年目~:地方の事務所課長。紀伊半島大水害後の復興事業に携わっています。
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 紀伊半島大水害(2011年)の被災地での直轄砂防事業を管轄する紀伊山系砂防事務所で、今後の計画の策定や、計画に基づく施設の測量・設計などに取り組んでいます。これまでの施設の整備状況とその効果、これからの施設の整備計画とその効果をとりまとめていく中で、気候変動の影響や住まい方の変化なども踏まえる必要があり、なかなか一筋縄ではいかない・・・と思わされる日々ですが、砂防事業を通して今後の国づくりに携われる喜びや楽しみを感じています。
 従来の技術だけでなく、無人化施工や自動化施工、UAVの自律飛行による調査・点検など、DXを積極的に導入して作業をより迅速化・効率化することで、地域社会の安全・安心を早期に確保できるよう取り組みを進めています。砂防の現場は急峻な山々に囲まれるなど、厳しい条件であるからこそ、DXの導入効果も大きく、また見えやすいと感じています。
 今後も先人から受け継がれた砂防技術にDXを組み合わせながら、土砂災害から人々の「いのち」と「くらし」を守る土砂災害対策をさらに推進していきます。
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 本省だけでなく地方事務所、研究所など、様々なフィールドでの仕事を経験しながらキャリアアップしていけることが、国家公務員総合職の面白みであると感じています。様々な立場から物事を見ることで、施策・事業のあるべき姿を考え、それを少しずつ形にしていければと思っています。
 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 2~3年に一度は異動があり、新たな土地で新たなお気に入りスポット(居酒屋・ドライブコース・温泉など)を開拓していけることがとても楽しいです。特に、休日に管内を車で走り回ることでよいリフレッシュになると同時に、関係市町村の位置関係や町の様子を知り、関係県や市町村の方と話をする際にも1つの話題とすることができたときには、趣味が仕事にも活きていると実感しています。 
 
  (令和3年8月)