令和3年度人事院予算概算要求・要望の概要
令和2年9月30日
 
 
人事院は、令和3年度予算の概算要求・要望をまとめ、9月30日に財務省に対して提出します。
今回の要求を行うに当たっては、前年度同様、予算の執行実績を踏まえること、人事院行政事業レビューの点検結果を活用すること等により、既存経費の見直しや節減を行って財源を捻出した上で、人事行政施策の充実のための経費を要求することとしています。また、「新型コロナウイルス感染症への対応など緊要な経費」として、国家公務員採用試験と人材確保活動のそれぞれについて、新型コロナウイルス感染拡大防止措置に関する要望を行います。
要求・要望の概要は、次のとおりです。
 

令和2年度
予  算  額
(百万円)

令和3年度
要求・要望額
(百万円)
比較増△減
金額
(百万円)

(%)
人 事 院
9,132 9,794 662 7.3
注 要求・要望額には「新型コロナウイルス感染症への対応など緊要な経費」による要望額353百万円を含む。

 
   
1 主な概算要求・要望項目   〔単位:百万円、カッコ内は令和2年度予算額〕

 
○ 国家公務員採用試験の実施等 687※うち要望額315(367)
採用試験(総合職試験、一般職試験、専門職試験、経験者採用試験及び就職
氷河期世代に係る中途採用者選考試験)の実施、人材確保対策等の経費

・国家公務員採用試験における新型コロナウイルス感染拡大防止措置
210※要望額(新規)
新型コロナウイルス感染症禍において、国家公務員採用試験の受験者及び試験係官双方の安全を最大限確保するため、感染防止に万全の対策を講じた上で、適正に採用試験を実施するための経費

・就職氷河期世代に係る中途採用者選考試験82※うち要望額71(新規)
「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」(令和元年12月5日閣議決定)に基づき、就職氷河期世代への支援として、令和2年度から令和4年度までの3年間、国家公務員の中途採用を行うための経費

・人材確保活動における新型コロナウイルス感染拡大防止措置
33※要望額(新規)
国家公務員採用試験の申込者数が減少している中、新型コロナウイルス感染症禍において優秀な人材を確保するため、オンラインによるセミナー等のイベントを実施することで、移動を要する対面型イベントに参加することが難しい地方の学生等に対しても早期に公務への関心を持つ機会を提供するための経費

 
○ 研修の実施等 472※うち要望額4(472)
行政研修、地方機関役職段階別研修、女性登用拡大に資する研修の実施、在外研究員制度等の実施及び研修内容の充実等のための経費

 
○ 治療と仕事の両立に向けた取組の検討1(1)
治療と仕事の両立に向けて、不妊治療等を受けやすい職場環境の醸成を図る施策立案のための経費
  

 
2 主な機構・定員要求
人事院における定員合理化計画 (*)に基づいて定員合理化(13人)を行った上で、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた働き方改革等の推進、就職氷河期世代への対応等のための増員要求(18人)を行います。 
(*)令和2年度以降の5年間で、令和元年度末定員(一般職628人)の10%以上を合理化。



 



事務総局会計課長   井上 勉
  同 会計課長補佐 山口 修央
電 話 3581-0704(直通)
    3581-5311(内線2172)
 
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