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第1編 《人事行政》

【第3部】  平成24年度業務状況

第1章 職員の任免

第3節 任用状況等

5 Ⅱ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員への登用

意欲と能力のある優秀なⅡ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員への登用を着実に推進するため、各府省においては、「Ⅱ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員への登用の推進に関する指針」(平成11年人事院事務総長通知)に基づき、「計画的育成者」の選抜、育成に努めており、従前Ⅰ種採用職員が就いていたポストへの任用や出向ポストの拡大など、各府省それぞれの実情に応じた取組がなされている。また、人事院においては、「計画的育成者」の登用に資することを目的として、行政研修(特別課程)を係員級(年2回)、係長級(年3回)及び課長補佐級(年2回)で実施しており、平成24年度においては、係員級では21府省から95人、係長級では23府省から114人、課長補佐級では20府省から65人の参加があった。

また、これまで海外勤務や海外研修の機会の少なかったⅡ種・Ⅲ種等採用職員に対して、国際化する行政に対応し得る基礎的素養の向上を図るため、短期在外研究員制度の特別枠を設定し、平成24年度は、行政研修(係長級特別課程)受講者の中から選抜した4人を海外研修に派遣した。

人事院は、毎年、各府省人事担当課長からなる「Ⅱ種・Ⅲ種等採用職員登用連絡協議会」を開催し、登用の実情把握や啓発に努めている。平成23年度末におけるⅡ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員(本府省課長級以上)への任用数(在職者)は、指定職ポスト26人、本府省課長等91人、地方支分部局長等51人、外務省(大使・総領事)63人で、計231人となっている。

図1-8 Ⅱ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員の在職者推移(本府省課長級以上)

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