第9章 人事院総裁賞及び各方面との意見交換
第1節 人事院総裁賞
「人事院総裁賞」は、国民全体の奉仕者として、長年にわたる地道な活動や高いモチベーションの下での勇気ある行動などを通じ、行政サービスや国民生活の向上に顕著な功績を挙げ、国民の期待に応えた国家公務員(個人又は職域)を顕彰するもので、昭和63年に人事院創立40周年を記念して創設された。
被顕彰者は、人事院総裁の委嘱する各界有識者から成る選考委員会(令和5年度は玉塚元一委員長(株式会社ロッテホールディングス代表取締役社長CEO)のほか、7人の委員)が、各府省及び行政執行法人から推薦された職員又は職域グループについて厳正な審査・選考を行い、その結果に基づいて人事院総裁が決定している。
第36回を迎えた令和5年度「人事院総裁賞」は、個人1名及び職域5グループに対して授与された(表9)。授与式は、令和6年2月26日、東京都内において行われ、翌27日に、皇居において天皇皇后両陛下に御接見を賜った。
令和5年度までの被顕彰者の合計は、個人71名、職域115グループとなっている。