2 安全の確保
(1)職場における災害の防止
職場における災害の発生を防止し、安全管理対策を推進するために、各府省から職場における災害の発生状況等について報告を受けている。
令和4年度に職場で発生した災害による常勤職員の死傷者(休業1日以上)は266人で、前年度に比べ25人減少している。このうち死亡者はいなかった(図5-2)
災害の発生状況を事故の型別に見ると、「転倒」が最も多く、次いで「武道訓練」、「その他(新型コロナウイルス感染症)」の順となっており、これらの災害で全体の5割以上を占めている(図5-3)。
また、新型コロナウイルス感染症対策の緩和に伴い、武道訓練が再開されたことにより、「武道訓練」が上位項目に上がってきている。
これらをまとめた災害状況については、各府省に情報提供し、類似の災害発生を防止するよう指導を行っている。
死傷者数の推移〔休業1日以上(平成30~令和4年度)〕のCSVファイルはこちら
事故の型別死傷者数(常勤職員)(令和4年度)のCSVファイルはこちら
(2)設備等の届出等
各府省は、ボイラー、クレーン等安全管理上特に配慮を必要とする設備の設置等の際には、人事院に届け出ることとなっている。令和5年度は120件(設置76台、変更3台、廃止41台)の届出があった。
また、エックス線装置についても、同様に届け出ることとなっており、令和5年度は100件(設置53台、変更0台、廃止47台)の届出があった。