第1編 人事行政

第1部 人事行政この1年の主な動き

第3章 多様な人材の確保・育成等

1 人材の確保

民間企業、地方公共団体等が引き続き高い採用意欲を有している中で、若者の進路選択の早期化や就業意識の多様化が進んでいる。令和元年度の人材確保活動及び啓発活動においては、民間企業等の採用選考活動等を注視しつつ、公務の魅力を若者に向けて発信し、各府省等と連携しながら各受験者層に応じた人材確保策を展開した。

具体的には、公務研究セミナー、国家公務員試験ガイダンス等の業務説明の場において、各府省における働き方改革の取組や職業生活への多様な支援等に関する情報提供や、国家公務員が社会への貢献とやりがいを感じられる仕事であるという魅力をアピールした。また、こうした魅力や職場環境等が具体的なイメージを持って学生に共感されるようなパンフレット等を作成した。さらに、学生の進路選択の早期化に対応するため、特に大学1、2年生や大学院1年生などに向けて、国家公務員の魅力を簡潔に分かりやすく解説したリーフレットの作成や、進路選択への影響が大きい大学関係者等との意見交換や大学懇談会等の場において、学事予定等と連携したガイダンス等の開催をアピールをした。

これらの施策の展開に当たっては、ポスター、パンフレット等の紙媒体とホームページ、メールマガジン、フェイスブック等の電子媒体を相互にリンクさせつつ、各媒体の特性に応じた編集を行いながら情報を発信した。

また、就職氷河期世代に係る国家公務員中途採用者選考試験の実施について政府から検討の依頼を受けたことを踏まえ、「国家公務員中途採用者選考試験(就職氷河期世代)」を実施することとし、令和2年3月27日、当該選考試験の概要(試験日程、受験資格等)を公表した。

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