11の領域について、領域間の相関係数(二つの項目間の関係の強弱を測る指標)を算出した結果は、表2-4のとおりである。
相関係数が0.7より大きいものを「強い相関がある」、0.4より大きく0.7以下のものを「中程度の相関がある」として、【全体的な意識】の領域との関係に着目すると、強い相関が【組織マネジメント】の領域との間に認められ、また、中程度の相関が【仕事への積極的な取組】、【報酬・処遇】など七つの領域との間に認められた。また、【全体的な意識】の領域以外の領域同士の関係に着目すると、【組織マネジメント】の領域は、【個を尊重する意識】の領域及び【報酬・処遇】の領域と強い相関が認められた。また、特に、【個を尊重する組織】の領域及び【職場のコミュニケーション】の領域は、中程度以上の相関が多くの他の領域との間に認められた。