第1編 《人事行政》

【第2部】 次世代の行政の中核を担う30代職員の育成と公務全体の活性化 〜意識調査を通じて課題と対策を探る〜

第1章 30代職員を取り巻く環境

第1節 30代職員の現状

2 職責等

本府省に勤務する行政職俸給表(一)適用職員のうち30代職員は、表2のとおり、多くが同俸給表の2級から6級に分布している。同俸給表の3級及び4級は係長の職務を、5級及び6級は課長補佐の職務を、それぞれ標準的な職務としている。

課長補佐及び係長の標準職務遂行能力(「標準職務遂行能力について」(平成21年3月6日内閣総理大臣決定)参照)については、課長補佐は「施策の企画・立案や事務事業の実施の実務の中核を担う」、係長は「担当業務全体のチェックを行い、確実に業務を遂行する」などとされており、30代職員は、制度の企画・立案、予算業務、対外的な政策等の調整、国会対応業務、国際業務等の各分野の実務の中核を担っている。

なお、第2章第2節で紹介する30代職員へのアンケート調査では、課長補佐級職員は国家公務員採用Ⅰ種試験からの採用職員が大半であり、係長級職員はそれ以外の試験からの採用職員が多数を占めている。

表2 30代の行政職俸給表(一)適用職員の級別在職者数(本府省)
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