令和4年度人事院予算概算要求・要望の概要
令和3年8月31日
人事院は、令和3年給与勧告に併せて行った公務員人事管理に関する報告等の内容を実現するため、令和4年度予算の概算要求・要望をまとめ、8月31日に財務省に対して提出します。要求・要望の概要は、次のとおりです。
注1 要求・要望額には「新たな成長推進枠」による要望額312百万円を含む。
注2 各府省システム予算150百万円については、今回の要求からデジタル庁(内閣官房)において一括計上される。
1 主な概算要求・要望項目 〔単位:百万円、カッコ内は令和3年度予算額〕
○公務への人材確保策の検討・充実等
・国家公務員志望者増に向けた人材発掘施策の新規展開 68(新規)
本年春に実施した総合職試験の申込者数が昨年と比べて14.5%減少するなど、人
材確保が非常に厳しい状況にある。この状況を打開し、申込者数を増加させていくため
に、大学生の進路選択に関する状況を踏まえ、WEBコンテンツを提供するための経費
・国家公務員採用試験における新型コロナウイルス感染防止措置
100(166)
昨年度及び今年度と同様に、国家公務員採用試験の受験者及び試験係官双方の
安全を最大限確保するため、感染防止に万全の対策を講じた上で、適正に採用試験を
実施するための経費
○新たな働き方の追求
・妊娠、出産、育児等と仕事の両立に係る啓発 9(1)
不妊治療に関する知識や両立支援制度への理解を深め、管理職員等による適切な配
慮が行われることで仕事との両立をしやすい環境が整備されるよう、国家公務員全体への
周知啓発として、不妊治療の実態、仕事との両立のポイント等に関する有識者による講演
を行うとともに、治療や両立支援制度に関する動画を作成するための経費
・情報通信機器を用いたこころの健康相談室の実施 4(新規)
若年層の長期病休者の率について平成27年度以降増加傾向が続いている。若年層
は対面よりもオンラインでの相談の方が相談しやすいという状況を踏まえ、心の悩みの相談
を希望する職員が地理的事情等にかかわらず相談しやすい環境となるよう、オンライン相談
を開設するための経費
・オンライン研修等の推進 61(新規)
「新たな日常」における研修では、受講者が遠隔地やテレワーク勤務においても参加で
きるオンライン研修の活用等が重要。オンライン研修を効果的・効率的に実施するために
は、事前学習と組み合わせること等が考えられることから、研修受講者の自習が可能とな
る研修教材を作成するための経費
2 主な機構・定員要求
長時間労働の是正に向けた指導を徹底するための体制整備への対応として、勤務時間調査・指導室長(仮称)を設置する組織要求を行います。また、人事院における定員合理化計画 (*)に基づいて定員合理化(13人)を行った上で、長時間労働の是正や「デジタル区分」の新設等のための増員要求(18人)を行います。
(*)令和2年度以降の5年間で、令和元年度末定員(一般職628人)の10%以上を合理化。
問
合
せ
先 |
事務総局会計課長 長谷川一也
同 会計課長補佐 山口 修央
電 話 3581-0704(直通)
3581-5311(内線2172) |