1 主な要望項目〔単位:百万円、カッコ内は令和4年度予算額〕
○人材の確保
・国家公務員採用総合職試験の受験者拡大に向けた試験実施の見直し
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民間企業の採用活動の早期化が進む中、国家公務員採用試験の申込者数は減少が続くなど、公務における人材確保は非常に厳しい状況にある。
このような状況を踏まえると、総合職の春試験について実施時期の前倒しが必要であり、令和6年試験から第1次試験を3月(現行4月)に実施する。これにより、令和5年度に限り、総合職春試験の第1次試験は、令和5年4月と令和6年3月の2回実施することとなる。また、秋に実施している総合職試験(教養区分)については、全国の志望者にとって受験しやすくなるようにするため、第1次試験地を拡充する。本件はこれらの施策を実施するための経費
・国家公務員採用試験における新型コロナウイルス感染防止措置
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令和2年度~4年度と同様に、国家公務員採用試験の受験者及び試験係官双方の安全を最大限確保するため、感染防止に万全の対策を講じた上で、適正に採用試験を実施するための経費
○人材の育成と能力・実績に基づく人事管理の推進等
・オンライン研修等の推進
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「新しい日常」を念頭に、オンライン研修を効果的・効率的に実施するための自習用研修教材を作成し、広く提供するための経費
○勤務環境の整備
・Well-beingの実現のための調査・研究
6(新規)
公務におけるWell-beingの実現のために必要な各府省の健康管理体制の充実に向けて、民間企業における先進的な「健康経営」の取組や健康管理の実態、各府省における健康管理体制等を調査し、現状分析や課題の洗い出しを行うための経費
・幹部・管理職員ハラスメント防止研修・ハラスメント防止対策担当者実務研修
8(新規)
ハラスメント防止対策において重要な役割を担う者を対象として、組織マネジメントの観点も反映した実効性のある幹部・管理職員研修及び事例研究や専門的知見の提供等を内容とする防止対策担当者研修を実施するための経費
(参考)
令和5年度予算概算要求のポイント
2 主な組織・定員要求
人事院における定員合理化計画
(*)に基づいて定員合理化(13人)を行った上で、国家公務員採用試験の見直しや研修を通じた人材の育成、ハラスメント防止対策等のための増員要求(18人)を行います。
(*)令和2年度以降の5年間で、令和元年度末定員(一般職628人)の10%以上を合理化。